同人メンタル相談室の回答まとめ

去る10/21同人メンタル相談室というのをやりました。(にゃおさんと一緒に)なかなか面白かったので、今年の活動報告としてお悩み相談の返答まとめます。

大変申し訳ないのですが、録音を行なっていなかったため、文字でまとめさせていただきました。だいぶ記憶から飛んでいるのでポイントだけご回答させていただきます。
少しでも同人活動をする皆様の手助けになれば幸いです。

大前提として


・全ての回答に「ただし締切に余裕がある時に限る」という枕詞がつきます
 ※締切前はとにかく入稿することが大事になるので、メンタルを病んでいる暇ではない
・方法論(ハウツー)というよりはメンタルにクローズアップしている内容です。

①書いている話が面白くない…と思い始めたらどうすればいい?
<解決方法>
・一旦原稿から離れてしまおう
 原稿以外の理由で自分の気持ちが盛り下がっているとか原稿以外の原因があってつまらないと思ってしまうことがある。
 一旦距離を置いて他のことをしてみる。脳の機能としても違うところを刺激することは大事。
・twitterに「書けない」ということを正直に言う
 素直が1番。
 書けない……となったときに進捗を上げるのもありだと思う。褒めてもらえるので
・どこがおもしろくなかったのか?と言う分析をするものあり
<メンタルを保持するには>
・そもそも別に面白い話を書く必要はない
・だいたい二次創作で面白くないということはないだろうと思う。自分から見たものはわからないけど、相手からしてみたら面白いということは結構多い。

②こんなにがんばっても頒布数が1冊も売れなかったら…
・自カプに自信があるからそういうの考えたことはない(にゃお)
・一冊も売れないという想定はしておいてもいい。実際手に取ってもらえないことはあるし(やまろく)
・ただし一冊も売れなかったとしても自分だけが悪いわけじゃない。
 カップリングの規模とか、どれだけ事前に認知されてるかとかそういうのも関わってくる。

③企画を失敗してしまい、参加者から怒られてしまった…
・どれだけリスクヘッジをしたとしても人間がやること、企画の失敗はありうるものとして考える
・失敗した時の誠意の見せ方が大事
 →忙しい時間を使って自分の性癖のために奇稿してもらったもの。まずは原稿をいただけたこと、参加者の時間を使ってもらえたことに感謝したほうがいい。
・企画をするのであれば、自分がどこまで責任が取れるか。その責任が取れないのであれば、そもそも企画をするべきではない。
・誠意を見せる、と言うのはお礼をすればいいと言うものではない。相手が自分のために時間を割いてくれたことへの感謝と敬意を持つと言うこと。

④twitterの方がバズる …Twitterの連続ツイートSSの方がバズって、ちゃんと書いたやつはそんなに伸びない
・形式の問題は大きいだろう。Twitterは不特定多数が目に入る。
 pixivなどは読もうという人が読むもの。その差はあると思う。
・TwitterのRT数とブクマ数は、比べるものではない。そもそも計測している数値が違うので、比べてもあまり意味はない。
 逆にどうして伸びたのか、どうしてダメだったのかという分析は大事だろう
・我が子は大事にして
 どれだけ欠点や弱点があっても、自分で生み出したもの。欠点があっても愛おしく思えるのは大事だろう。
・それでもどうして伸びないのかと言うことが知りたければ、やっぱり分析するしかないんだと思う。ただ、それをするのは結構気持ちに余裕がないとできないので、ただ数字を眺めるという時間を作ることも必要では。

➄いろいろあって垢転生したら頒布数が1/10に…
・悔しいことと嬉しいことは両立していい。どっちの気持ちも大事だから、どちらか一つだけの気持ちを選ばなきゃいけないわけじゃない。
・それは悔しくて当たり前だと思う。よく抱えている。本当に泣いていいよ…

まとめ
・同人というものは辛く苦しいことも多い。SNSで見えるのは楽しさの部分が多いけど、別に楽しいと無理に思う必要はない。苦しものは苦しいし、辛いことは辛い、でいいと思う。自分が今辛いと感じていると言うことを自覚するところからメンタルを保つ方法が始まる。
・自分の身は自分で守りましょう。
・自分の気持ちを守るのは自分だけ。私たちの言った言葉が絶対ではないし、結局は自分と向き合うことになるので、まあ辛くて苦しい作業になる。そう言う時にやっぱり自分から吐き出すこと、誰かに相談すること、Twitterで喚いてみたり、私たちみたいな人の悩みを吸って生きてる人間のお題箱とかに入れるのもいいと思う。

今年もよく悩み、よく本を作り、よく創作しました。来年も頑張りましょう。
そうそう、好評だったので、また冬のうちに同人メンタル相談室は開きたいとおもいます。またよろしくお願いします!