転生できないけど、この人生を生きていく
オタクごとほぼ関係ない話なんですが仕事を辞めました。
これはほんとにただの日記で、そう言う気持ちがその時あったなぁと言う備忘録です。なんで書きたがるのかと言うとわたしが書くのが好きだからですね。やまろく個人に興味ある人だけ読んでください。
そんなわけでず〜〜っとやめたがってた仕事、4月末で最終出勤を終えました。
干支が一回りするくらいの間お世話になった職場だったので、よくも悪くもわたしの生活の中心になっていたことは間違いありません。長かったなぁ。
なんで辞めたんですかと言う話ですが、聞いてて気持ちのいい話ではないので割愛。
理由はさておくとして、ひとつ言えるのは、わたしにとって退職って本当に簡単な決断じゃなかったし、「嫌だからやめる、大事にしてもらえてないから辞める」と一言で言い切れるくらい簡単なことじゃなかったということです。
やっぱり仕事を辞めるのって自分としては全然簡単な話じゃないし、大人として、社会に属してる以上、「嫌だから辞めます」はちょっとどうなのか、と思って数年間考えて考えました。
やっぱり頑張ろうかな、もうすこしできるんじゃないかな、とめちゃくちゃ考えた末に、ようやく退職と言う結論に辿り着いて、今ここにいます。
ここに至るまで、いろんな人といろんな話をしてきたんですけど、辞めな!!そんなところ辞めちまいな!なんで辞めない?!と簡単に言える人がほんと〜〜に羨ましかった。
辞めることでの周りへの影響とか、残された人への負担とか、次もこうやって逃げてしまうのではないかとか、そういうのを気にせず決断できるってめちゃくちゃ才能だと思います。ほんとに心からそう思ってる。わたしはまじで何かを選ぶと言うことができない人間なので。
よくTwitterというか、現代の風潮として「自分にとって損があれば切り捨てても良い」という話はあると思うんですが、わたしはこの論調について割と懐疑的な方です。
そこまで自己中心になりきれない。自分が良ければそれでいいという人間にはどうしてもなれない。仕事を辞めることにして、これでよかった、よかったってずっと言い聞かせても罪悪感がず〜っと付きまとってて、まあ多分これはしばらく引きずるんだろうなと思います。自分のエゴで選択すると言うことは割と恐ろしいことだし、ヘラヘラして軽薄に自分を見せないと結構それだけで病んでしまいそうになるくらいには。
辞めても病むし、続けても病むってどうなのよと言う話ではあるんですけどね 本当にね。
でも同時に、わたしは今までほんと〜に人生の選択をしてこなかったなぁと思って反省しました。
今回退職に当たって自分の人生とか生き方とか、いろんなことを整理しなおしたんですけど、やっぱり何よりも人間関係の在り方というものを再考する機会にはなりました。
なんとなくだったり、自分がしたいこともよくわかんなかったり、社会人でもうだいぶ経験も積んできてるのにいまだに何かを選んで、何かを切り捨てるのがめちゃくちゃ苦手。人間関係も同じで、側から見て「なんでそんな奴と付き合ってんの?」という関係が多い。
選ばないから、親密にもならない。その代わり、人から大きく嫌われることもない。
(一回すごく大きな選択してその辺の関係断ち切った時は無くなったものが多かったな と言う記憶)
ただ、これわたしの悪いところでもあるけどいいところでもあるので簡単には治らないと思います。と言うか実社会で、割とこう言うしがらみをたくさん作ってると言うのがある日突然武器になったりすることもあるのだろうと、そう言う考えが根本にある限り、たぶん嫌な人を嫌いだから切り捨てる、と言うことはしないし、できないんだろうなと思います。
今回の仕事を辞めたように、縁を完全に切ると言うことがおそらくできない。疎遠にはなるけど、たくさんある人間関係の中で取り出しにくいところに入る、くらいの感覚なんだろうなと。
ライフステージが変わることで人間関係って変化するし、疎遠になることもあると思うのですが、どんなに仲のいい友達であっても今直接会うのは数年に1回とか、そんな頻度になってる現状です。オタクやってると忘れがちだけど、友達といつでも会える、遊べる、って歳を取ればとるほど奇跡みたいな話なんですよね。
もういい大人だし、思春期ではないので、常に連絡があるとか連絡した時にすぐ返ってくるとか、自分を大事にしてくれる/くれないとかで人間関係決めるのもなんだか悲しい話だなと思います。
自分を大事にしてほしい気持ちはあるだろうけど、相手は相手のできる範囲で自分を大事にしてくれてるだろうからそれ以上求めない方が気が楽とか、そう感じるなら距離を置いてみようとかやり方は多分いろいろある。なんかそういうふうにおもってから結構職場でも凪のような心になったし、人に大事にされる自分でいなかった点があったかもしれないしなー(知らんけど)と思えるようになりました。(いいのか悪いのかわかんないけど………笑)
すごいまとまりがない文章だ
日記なので多めに見てください。
人間としてファジーな部分や、グレーな部分を増やすことの是非ってあると思うんですよ。そこに引っ張られてしまう感受性とかメンタルの問題だったりとか生じやすくなる話なので。
でも自分の考えだけで一刀両断して相手に対する思いを馳せる、と言うことを忘れるような人間にはなりたくないし、そこは相手への理解をした上で自分にできること、相手ができる範囲を模索して擦り合わせていければいいなと思います。そう言うのが自分のいいところでもあるし(悪いとこでもあるけど)、曖昧と中途半端なまま生きて人間の揺れ動きを察知できることは別に悪いことじゃないと思うので、まあ心が病まない程度に頑張りたいね〜と思います。
職場を辞めたことは選択の一つであって全てじゃないし、後悔も反省もすごくある。今新しいところに向けて頑張ろうとか、何も考えないで好きなことして、とかそう言うことを考えられないくらいにやらかしたなぁの方が大きい。でもまあ、そういう後悔も含めてやらなきゃいけないことではあったのでなんとか持ち直していきたいなと思います。
あと最後になりましたが。
Twitterで何回も書いてましたが、最終的に退職の話をするって決めたのはあんさんぶるスターズ!!蓮巳敬人(cv梅原裕一郎)の「Unpredictable Reincarnation」を聞いたからでした。
本当に何気ない歌詞で「自分のStoryを始めよう」ってあったんですよ。それがなんか、最後のひと押しになって辞めますってすんなり言えたんですよね。
今まで多分、自分がなんにも選択してこなかったこと、ようやく自分で選ばなきゃいけないってなった瞬間、もういい歳して自分のストーリーを始めるどころか、プロットも書けないことにめちゃくちゃ恥ずかしくなってしまった。
それまでまじで敬人のこと友達の推しカプの受けくらいにしか思ってなかったんですけど(ごめん)、あ〜〜〜〜めちゃくちゃ蓮巳敬人に救われてるわたし〜〜〜〜〜〜〜ってなった。
ありがとう蓮巳敬人。蓮巳敬人のおかげでちゃんと自分の物語を始められそうです。グルマンはよ来てください。