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エッセイ的な...

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日常のちょっとした気づきを綴れば、少し明日の見る風景が変わるかもしれない。誰かの背中をそっと押せればうれしい。
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2018年2月の記事一覧

恋はシャッフル

恋はシャッフル

恋について。

「愛」については、自分の人生の最大のテーマだと思っているので、よく考えるのだが、恋については、さほど考えたこともなかった。

無償の愛

無償の愛2

最近、ちょっとだけ、「恋」の感覚を思い出したので、その時の初々しさを少し縁取ってみたいと思う。

こんな言葉が浮かんだ。

恋は「こわい」と「うれしい」の掛け合わせ。

踏み込まれるのがこわい。
自分の内面を知られるのがこわい。

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理由なんて無責任なもの

理由なんて無責任なもの

転職する理由も、引っ越しする理由も、髪を切る理由も、相手が満足できるような、納得できるような答えを投影したもの。

わたしは退職という大きな決断をしたけれど、よく人に「なぜ辞めたの?」と聞かれる。

初めは、考えて考えて、説明していたけれど、説明する度に、自分がなぜ辞めたのか、どんどん本質とずれていく気がしていた。

決断する、というのは、瞬発的なものではない。伝える時の勇気は瞬発性を要するが。

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「群れ」の認識を書き換える

「群れ」の認識を書き換える

「群れ」ってなんだろう。

わたしは、この言葉に関して、過剰なまで拒否反応を示してしまう。「群れる」とかも同じく。

何かがあったというわけでは、決してない。人と違う方がいい、という考えでもない。
一時期、「みんなと同じでいたい」「普通でいたい」と熱望していたこともあるくらい、できたら、「群れの一員」に、なっていたかった。

染まりたくない。

今の自分を作っている大元は、この意識によるものだと思

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断片から聞こえる音色

断片から聞こえる音色

ずっと聴いていなかった音楽を聴きたくなる瞬間。

音楽はそのときの気分を代弁する。
そのときの出来事を物語ってくれる。

ふと、聴きたくなった音楽。

それは、自分にとって贈り物のようなもの。昨日から、なぜか聴きたくなった音楽は、曲名も、アーティスト名も思い出せない。だから、その日はあきらめたけれど、次の日になっても、やはり、思い出すのだ。あ、聴きたいな、と。

手がかりは、長い英語のアーティスト

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好きな人とつながることを目的としない

好きな人とつながることを目的としない

不思議なことに、嫌われないように躍起になっていた時期より、嫌われることなど意識しなくなった今の方が、好きな人とつながっていて、居心地のいい関係を築けている。

それは、一体なぜだろう。

相手基準の関係性で人間関係を築いていると、結局、自分ではいられないから、無理が生じる。

そういえば、こんなことが昔あった。

「振り回さないでくれ!」

と、大切に思っていた人から怒られたのだ。

わたしは意味

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ミッキーに会って思ったこと

ミッキーに会って思ったこと

わたしは手帳に「したいこと」を書き留めている。小さなことでも、思った瞬間に、その気持ちを大切にしようと思って、書くようにした。
なので、目的は「叶えること」以上に、「感情を大切にする」ということにある。

日々、「したいこと」がたくさん生まれてくる。その中には、こんなことも。

「東京に仕事で行った時にディズニーに行く」

しかし、書いていながら、誰と行くのか全く見当もつかないし、自分から直接行動

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人との距離は直線なのか。

人との距離は直線なのか。

電車を待っている。
ホームのベンチで、ふと思う。この電車は、君の住む街までつながっているだろう、と。

「人との距離は直線なのか?」

そんな言葉が頭の中で浮かんだ。浮かんだが、その問いには、即座に「否」と反応した。

直線、曲線、などという2次元の話ではないような気がしたのだ。かといって、3次元の話でもない。人との距離は、もっと、次元を超えた、感覚的なもの。

物理的には遠くにいても、近くにいる

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あの日着てた服までも思い出せるよ

あの日着てた服までも思い出せるよ

人生の中で、あなたにとって、特別な日は、その日着た服まで覚えている。

きっと、そうなんだと、改めて直観した。

わたしは、1日だけ、そういう日がある。
数年前のことではない。10年以上前のことだ。

写真にも残っていない、特別な服を来たわけでもない、でも、なぜか覚えているのだ。

あるキャラクターのロンTと、薄茶のロングカーディガン、細身のジーンズ、スニーカー。茶色の肩掛けのバッグ。

完璧に記

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罪悪感の中にある思い込みの正体

罪悪感の中にある思い込みの正体

完全な遅寝遅起きの休日。

朝は10時、11時ごろに起きるのは、まだいい方。今日は、12時30分ごろに起きた。しかも、それから、また2度寝する。そして、夕方も一眠りする。

何もしていない。ほぼ、何も。

何かした方がいいのでは?

こんなに寝てていいのか?

と心の中に、ひょこっと出てきた罪悪感の芽。

罪悪感は、やがて、大きくなると、心を蝕んでいく。あれみたいだね、バオバブ。「星の王子さま」に

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自分に厳しく 人にやさしく

自分に厳しく 人にやさしく

小学校5年生の時の担任の先生の口癖が「自分に厳しく 人にやさしく」だった。黒板の上の目立つ場所に、その言葉が筆で書かれていたと記憶している。

わたしは、言われるまでもなく、「自分に厳しく」生きていたと思う。内省的な性格なので、起こった出来事を客観的に見直し、改善点は何なのか、減点方式で捉えていたと思う。

それは、時に、自己の成長のために、必要なものだったと思う。学生の時は、特に「勉強」は結果に

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