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ブログとエッセイのような

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三題噺と小説以外はこちらです。ながさもばらばら。
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#夏

然らば、盛夏

然らば、盛夏

死に対する強烈な恐怖とあこがれ。

生への執着は、其れほど無い。
死にたくない。不本意に死にたくない。死ぬのは怖い。苦しむのが怖い。今後一生一切苦しまないならば死ねばいい。死ねば。それが最適解だと思った。生きることは酷く難しい。生きることは酷く苦しい。ささやかな、小さな、慎ましやかに積み上げてきたよろこびや嬉しさや幸せの類いを、一瞬でいっさいぐちゃぐちゃにするのが苦しみだ。苦しみを知らずに生きてい

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雨、無花果の香水、来たる夏に怯える

雨、無花果の香水、来たる夏に怯える

梅雨の真っ只中だ。1週間の殆どを、青の傘マークが占める。蒸し蒸しと不快な外気、どこにも行かないなんて無理な話で、適当にシャツをひっかけて朝8時、外に出る。社員証、ぼろぼろのパンプス、ドンキホーテで適当に買った安物の香水。そんな週5日のルーティンワークを淡々とこなすことで、年齢を感じていた。

地元を出て5年目の7月。
湿気で畦る髪。
夏草の匂いが鼻をつく。
ああ。今年も夏が来る。

夏はずっと苦手

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褪せる青藍

ぱっと映える青色は鮮やかで、輝くくらいに眩しい。眩むくらいのそれだ。青色はうつくしい。それが、青春の色だ。特権的な若さの色だ。生涯でいちばん眩しくて、甘酸っぱくて、それでいてもう戻れない色だ。

お酒を飲むようになりました。
煙草を吸うようになりました。
会社に所属して、ほんの僅かなお金を貰うようになりました。
税金を納める側になりました。
友達の友達が結婚していく様を見ました。

私は大人になっ

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緑青の花が咲く

緑青の花が咲く

足音さえ心做しか重たかった。日は翳り、月に叢雲。薔薇は棘を秘めている。奇麗なものは儚くて、陰を宿している。大人びた背筋がそう語っていた。そうだ、その陰に惹かれて、馬鹿みたいに焦がれて、それが全てだと思った。全てだった。美しくなど、無くとも良かったのだ。正しく無くとも。「2人分の道が無くっても。」「それはさぞ」頼もしいこった。低い声が震えた気がして、次には水音に融けた。夏草がひたひたと凪ぐ。青緑の匂

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