✴︎詩＿　／　女神、光放つ

水面を弾く

孤独な夜を、彼女の手元で光らせる

カブトムシのメスのような光沢を持つ

彼女は、まるでメモリーツリーのような人

彼女は女神であり、自由を守る光をもつ

女であり、女神であり、人である

揚げ餃子みたく硬いこの世を食す

火を囲み夜に舞い歌を捧げる

聞き返すな、強く光を放った

✴︎ 詩＿　／　堕ちる

落ちゆく二人

友情を超えた愛情

愛情を超越した腹心の血

肉を食べ血を啜る

涙は恐怖に打ち勝ち

通り抜けた強さを得た

焼き芋を分け合いたい

その夢のような赤い船

私達は堕ちてる

私は、言葉にするよ

コンロ新しく買いに行きましょうね。

詩＿　／　初夏の毛穴

　　　初夏の雲に感動し、毛穴が開いた

　　　幼少期は、戻らぬ辛さに雲間に

　　　　アイスクリームを見つけた

風が肌寒く咥えていたタバコが

　　　　　　　　　ちょいちょいと揺れる

私は、今の私に鳥肌を立ててしまっている。

毛穴よ帰ってこい。

想像もしていなかったこの姿。

私よ帰ってこい。

カレーが美味しい季節ですね。

◯詩＿　／　ホットな椅子

　　腹が減っている。腹ごしらえしたいな

　　　　わたしの椅子、ありますか？

　　送料無料に弱いの。ゆっくり食べたいな

福引で当たった、作って食べるホットなケーキ

　　　私の椅子は、あなたですのね。

　もっとちゃんとホットな生活したいな

追伸

粉ものまで値段が上がるなんて、

ホットする回数が減ってしまうじゃ

ありませんか。

安心な椅子をください。

◯ 詩＿　／　カプセルトイ

ガチャリ　ガチャリ　回すのカプセルトイ

出てきたものは、批判する痛い言葉

お金を入れて

ガチャリ　ガチャリとまた回すよ　

カプセルトイ

出てきたものは、当事者の抗議の言葉たち

ガチャリ　ガチャリ回すよ回すカプセルトイ

私の言葉出てくるまで　回すよ　ちゃんと。

ガチャリ　ガチャリ　さぁ　ガチャガチャ

詩＿　／　悪魔サモンッ！

黒き渦の中掻き分け、、

　　　　アシオトナラシテイマココニキタ！

　ここまできてくれたね。

　出てきてもらった理由は、たくさんあるの。

　　私の友人になってくださらナイ？

　走り回っテ、大声で笑イ、
　　　　ヘンテコなことを言い合いたいの。


　それでもよければ、

　　　　　　　ココまで、きてくれない？

アナタの友人ニナルヨ！ダカラ

　　　　　　　　あレ、ワタシ

詩＿　／　ニホンタンポポよ

言葉の暴力を目撃した、タンポポよ

　　　　　子供たちの心を照らしておくれ

途方に暮れるな、タンポポよ

　　　　子供たちは其方の綿毛を待っている

振り回され毒を持つ保護能力ある者、
　　　　　囚われ自分を見失った子供たちの。

希望の光、其方なのだよ愛しているよ。　　

　　　　ですから、　　タンポポよ

お願いですから、お願いですから。

雨粒が美しい恵みのこの月に季節外れのその姿

　魅

詩＿　／　宇宙ゴミ

　　　　私の手を握り返してくれる人

　　　　そんな人なんて誰もいない

　　　　　これからもこの先も

そんな風に考えてる人一番だるい

　　　　　　友人にかけられた言葉にズキリ

　　あなただってそっち側だった癖に

　　　私だってあなたの手を握り返してたのに

突き放されたこの両手　宙ぶらりん

　　　　　　誰かのために使えない手なんて

宇宙ゴミかな。

ᰔᩚ詩＿　／　ただ暗く　響くままに

ただ暗く　響くままに進む

見えぬもの　化けせられたその体

闇に中に響き渡る名の知らない音楽

とにかくここは暗い

ただ見えないのだ

言葉とは愛のなのか？

言葉の暴力を浴びて枯れた花

ただここはとても暗いのです。

大きな声がこだまして

遂には出れないままなのか、

とにかくここは暗い

それでも私は言葉の中の宿愛を探す

ただ暗く　響くままに

忘れない為に

ᰔᩚ詩＿　／　荷物になったなら

荷物になるまえに捨てちゃおうよ

あなたには　穴がないのだから

荷物になるまえに捨てちゃえば

あなたの　穴は増えなくて済む

荷物になったことに気づいたらならば

穴を塞ぐことなんてしなくていい

例えば　綺麗な恋愛映画のに存在する

小さな穴だと思えばいいのだから

荷物になるまえに捨てちゃって

荷物になったら恋だと思おうね

ᰔᩚ詩＿　／　ポジティブ

言葉の糸がほつれてきて

歩きづらくなってる気がして

自分を理解する為の時間が来た

言葉がぽんぽん海の蓋

雨がぽつぽつ長靴で

朝日は見れずにしゃがれ声

ああ今何時なんだろう

そんな毎日が消えて

日の出の美しさのような日々が

やってきた

言葉の糸は実はポジティブで

雨は実は恵の始まりだった