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絵の具と戯れる

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絵画、美術、絵の具、特別なプレゼント、ワークショップ、ワークショップ運営についてなど、ツラツラと書いております。良かったらご覧下さい。
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#抽象画

ワクワクさせる!

ワクワクさせる!

こんにちは。

私の大きな目標は「ワクワクをつくる」ことです。
この目標の為、irobakoとワークショップをやっています。

昨日、町のパンイベントを見に行きました。
いくつかパンも買いましたが、それ以上に中の空間が見たかったのです。
いつもは入れない場所だったので、中の様子や広さを確認したいと思いました。
行ってみて、ワクワクしました!
ワークショップ会場としてかなりぴったりだったからです。

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色について

色について

こんにちは。

今日は絵の具の話を、したいと思います。

私はirobakoに合わせて子ども向けの絵の具ワークショップもしているのですが、子どもたちが作る独特な色はとても魅力的です。

みなさんは色の混色わかりますか?

赤+青=?

青+黄=?

黄+赤=?

この辺りは混色の基本かと思います。もちろんこれを覚えてしまえばいいのですが、子どもたちに必要なのは何と何を足したら何が出来るかではなくて

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肩書きは何ですか?

肩書きは何ですか?

こんにちは。
肩書きを聞かれて、難しいなあと思っている髙橋です。

画家、アーティスト、ワークショップファシリテーター
なんでもいいのですが、自分の仕事を一言で言えると周りの人はわかりやすいのだろうなあと思います。
しかし、無理やり「絵の具遊び人」などというよくわからない肩書きを作ると、途端に胡散臭さが出てしまい、自分で嫌になります。
しかし、肩書き無しにすると「私は髙橋彩という職業です」みたいな

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時を重ねて

昨日は素敵な出会いがあり、ありがたいお話も聞けて、成長、確認の一日でした。

そして、私も年を重ねているんだなあと実感出来る日でした。

昨日の記事に書きましたが、若い頃の制作は「承認欲求」の為。でも今はやっぱり「少しでも誰かの役に立ちたい」という気持ちが大きくなっているんだなあと思いました。

私が今出来ることをやる。

なんか、もっといい方法がある気がして、模索しています。歳を重ねたとはいえ、

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絵を描く理由

絵を描く理由

なぜ絵を描くのか。

私の場合最初は「承認欲求」だった。
今日ははじまりのお話。

絵を描いていこうと決めた時、私は福岡から東京に引っ越して来て、学校に馴染めず、家庭内もごちゃごちゃで、自分がどんな存在なのかわからなかった。

学校からの帰り道、ふと立ち寄った古い画材屋さん。グラデーションに並ぶ絵の具を見るのが好きで、何度も通った。
母がデザインの専門を出たこともあり、私の表現方法の一つに「絵画」

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絵の具あそび

絵の具あそび

楽しそうですね。

我が家では絵の具あそびをする時は、なるべく自由にさせています。おかげさまで、壁、床、カーテン、絵の具だらけです。

しかし、絵の具だらけで困ることもないので、子どもの「やりたい!」とか「楽しい!」を優先にしています。

とはいえ、このままの勢いで小学校や幼稚園に行って絵の具あそびをすると困ると思います。でもそこはわかっているようで、場をわきまえているようです。

絵の具まみれに

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野望

野望

なんか素敵なものが作りたいなあ。
みんながワクワクする素敵なもの。

irobako.iro@gmail.com

二種類の感動

二種類の感動

絵画から生まれる感動には二種類あると思っています。
①新しい価値観や美しさを提示して心が動くこと
②今までにみた美しい景色や思いがもう一度思い出され心が動くこと

元々私が目指していた感動は①でした。
何か新しい感覚、発見を形にしたいと思っていました。

日陰に出来た水たまりに惹かれ、形の面白さと、その日の乾き具合で出来る形を捕らえたくて、毎日水たまりの形をチョークでなぞってみたり
(一般道では怒

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好きなことをやる

好きなことをやる

こんにちは。

現在新宿オペラシティにて白髪一雄さんの展覧会が開催中ということで、行かねば!と思っています。

展示が終わり、ちょっと気が抜けそうですが、来週末は子ども絵の具ワークショップの展示設営があったり、今回展示に来て下さった方にお礼状を書きたいなあと思ったり、色々やりたいと思っています。

「やりたいこと」と「やらなくちゃいけないこと」があった時に有無を言わせず「やりたいこと」ばかり選んで

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ニコライバーグマン

ニコライバーグマン

今日は結構、宣伝めいた内容です。irobako用途の一例です。

irobakoは箱に入った絵画です。

箱を開けた瞬間に「わあ」という感動を届けたくて、この形にしました。

その際、参考にさせていただいたのが、ニコライバーグマンのフラワーボックスです。洗練されたシンプルな箱の中に華やかに敷き詰められた花たち。

「わあ」ってなりますよね。

それを絵画でやりたいなあと思ったんだです。

贈りたい

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仏壇になりたい

仏壇になりたい

私が何故、抽象画を描き続けるのか考えていた結果「仏壇になりたい」ということになりました。

抽象画って正直オワコンです。
油絵も多分オワコンです。
でもやるには理由がある。
新しい抽象画がやりたい。
1900年代初頭に出てきたいわゆる抽象絵画ではなく新しい抽象絵画。

今の日本において必要なのは「寄り添う絵画」だと思っています。
それは美術史に残るものではないかもしれません。
各家庭に飾られる個人

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コミュニケーションツールとしての絵画

コミュニケーションツールとしての絵画

こんにちは。

今日で展示が終わります。
そんな日ですが、午前中は子どもたちと新聞紙ワークショップをやります。バタバタです。

昨日展示に来て下さった方々とお話していて、
この作品が、中心に集まっているのかという話になりました。本当の作品は正方形です。

私自身は「集合」的なイメージで描いていました。
ただ、書き終わって題名をつけようと思った時に、もしかしたら、反対に「放出」に感じるひともいるかも

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展示について

展示について

昨日から展示が始まりました。
短い時間しか在廊出来ませんでしたが、大盛況で、皆さまからありがたいお言葉をいただき、なんともありがたい励みになる1日目でした。

私が悩みながら、考えていた広め方を具体的に思案してくださった方がいたりして、改めて展示の意味、在り方について考えることがありました。

元々、大学在学中は展示が好きで、プロフィールを見ていただくとわかるのですが、大学に入る前に個展をやりまし

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染色家 志村ふくみ さん

染色家 志村ふくみ さん

画像は志村ふくみさんとは関係ありません。

私は何故か染色家の方に憧れることが多いのですが、志村ふくみさんは私の憧れの人の一人です。
アトリエシムラのワークショップにも参加させていただきました。

アトリエシムラのワークショップは本当に素敵で、澄み切った不思議な時間を過ごした貴重な記憶として残っています。
その日は月桂樹(ローリエ)を煮出して紬糸を染色したのですが、初めてお会いした方と、大きなボー

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