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【第8章】現代篇 ~過去篇 最終章~

岡山県から上京し 約1年弱。
岡山在住の時代からすれば 約2年。

俺は悪戦苦闘しながらも、アイドルのマネージャーを続けていた。

だが当時の俺は精神的には余裕は無く、かなり焦っていた。

何故なら、周りの同い年の友人達からは
「会社から独立してフリーになった」「転職した」
「今度仕事でこんな事やるんだ!」
「同棲した」「結婚した」「子供が出来た」「家建てた」
など
形は様々ではあるが、三者三様の活躍・成長の報告が耳に入る。

そんな中 対照的に自分自身
「表舞台でステージに立つ仕事をしたい」
「配信者として有名・人気になりたい」
「彼女を作って、結婚もしたい

という夢や理想・願望を持つばかりで、現実は
「金なし・彼女なしの職業アイドルグループの冴えないマネージャー」
という何もかも真逆な位置にいた。

自分だけ置いてけぼりになってる様な気がして、
友人達が手の届かぬ 遥か先を歩いるのを見て
常に何かに追われてるように焦り、解消しきれぬ劣等感に駆られていた。

正直「金」が無くても「時間」さえあれば配信や動画投稿は出来たが、
事実上休日は一切無く、前回紹介した業務を一心不乱に行い
家なんて寝るだけ以外使用しない部屋と化していた。
そんな状況で動画撮影や編集が出来る訳も無かった。

無論「退職」の代表に話もしたりはしていたが、ズルズルと続けていた。
まぁ「はぐらかされたり何やかんや理由を付けられ辞めれてなかった」
という方が表現としては正しいだろう。
※自分の中で「辞めよう」と思った決定打のエピソードはまた次の機会に!

そんな中、ある日の夜。
時間は深夜0時になろうとしている頃。
仕事から帰宅した俺を訪ねて、岡山から両親が来た。
もちろん事前連絡は勿論なく突然にだ。

「おめぇは 何のために東京行ったんな? 自分の活動するためじゃねんか?
自分のやりてぇ事の為言いよったのに今おめぇは何しょんなら!」
父からお叱りの檄が飛び、
母からも「アンタが今の状況を望んで、満足した上で【楽しい】【それがやりた事】と言えるならまだしも、そうじゃないし 自分の目標やら生活そっちのけで、自分のたりたい事から日に日に遠退いていって何がしたいん?」と理路整然とギャン詰めされた。

全て的を得ていて、一言一言が図星で俺は1ミリも言い返せなかった。
正直俺は「岡山に連れ戻される」。そう感じた。

だが話し合いの結果、両親からは
「少なくとも今所属のアイドル事務所は辞めろ。その上で
お前の本当にやりたい事・やるべき事をやるのであれば東京で頑張れ」

と自分の予想していた物とは大きく違う答えが返ってきた。

今までの人生で色々と自由にさせて貰ったにも関わらず、
親不孝のバカ息子に まだ「お前のやりたい事をやれ」と言ってくれる・・・
月並みな言葉になるが、やはり親は偉大だ。

そうして俺はなんとか「某アイドル事務所のマネージャー」を辞めてた。

その後の俺は一時的に岡山に帰省し、上京して約1年弱 実家に帰る事も無ければ家族と顔を合わせる事も出来てなかったので
つかの間の休暇として少しの間、家族と過ごした。

その後東京に戻り、当時住んでいた所から大きく離れた場所に引っ越して、
心機一転 イチから東京での生活を始める事にした。

仕事は某運送会社の積み荷の仕分け担当大手パン工場の派遣バイト
物産展の販売・接客バイトなどを経て
コールセンターのオペレーターの仕事に落ち着き、
今現在はYouTubeやTikTokで投稿して配信者として活動しながら、
コールセンターの管理者として勤務している。

ただあくまでも、俺の人生まだまだ終着駅ではない。
これからも絶対に紆余曲折様々な事がありつつも進んでゆく
ただ俺の今までの過去を振り返って思った事は・・・
別に快速列車にならなくとも、人生は各駅れ社で良い。
もっと言えば終着点に辿り着くまでは、
路線や行く先だって自分次第で幾らでも変えても構わないという事だ。

確かに「後悔が一切ない」と言ったら嘘になる。
「あそこであーすれば良かった」「もしこうしてたら」
なんて思う事も山ほどある。

ただ今の自分自身の環境、出逢った人、やってる事は
いままで通った道でないと辿り着けなかった場所かもしれない。

そう思うと不思議と後悔は和らぐような気がする。

自分の半生に十分想いを馳せた所で、俺の過去語りを締めくくろうと思う。
今回を含む全8章で綴った
「ともユッキー 過去篇」いかがだったでしょうか?

過去篇のバックナンバーを観たい方、最初から最後までイッキ見したい方は下記URLのマガジンからどうぞ!!
https://note.com/0420tomoyuki/m/mc7fe2d63f825

まだまだ今回皆様にお伝え出来たのは
僕の過去のほんの一部分だけですので、またの機会にYouTubeやTikTok、
或いはこのnoteのエピソードトークの1つとしてお話しできれば
と思います

ご清聴ありがとうございました。

次回からは日常で俺が感じた事や思ってる事や
エピソードトークを書き綴る 通常投稿に戻ります!

※「下書き」に書き溜めてる投稿も結構あるし!笑

なので今後とも ご贔屓にして頂ければ幸いです<(_ _)>

ではまた🐷

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