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#64【地元大分の試合に行ってみた】大分vs徳島<J1第1節>

こんちゃ!どうもいったーです。
今日は「【地元大分の試合に行ってみた】大分vs徳島<J1第1節>」を書いていきたいと思います。

と言っても、02/27に開幕したJリーグももうチームによっては2試合目まで進めたところもあれば、リーグ杯が開幕したところもあり、今週末にもリーグ戦が組まれています。東京オリンピック、ACL、リーグ杯、天皇杯といろんなイベントが目白押しで、今年も過密日程が大きな障壁になりそうです。僕にとっても。選手にとっても。

2021順位予想もしてみました。

それでは、本題に入っていきましょう。

チーム紹介

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ホームチーム:大分トリニータ
監督:片野坂知宏
フォーメーション:4-4-2/3-4-2-1

アウェイチーム:ヴォルティス徳島
監督:甲本偉嗣(暫定)
フォーメーション:4-3-3

プロローグ

大分は開幕戦をホームで迎えるということで必勝を期した状態で試合に臨みました。また昨季の主力であった皇帝CB鈴木義宜、RCB岩田智輝が離脱したことで4バック導入も噂されていました。また、新戦力が多く、チームにフィットしているのか、これまでの選手を優先的に起用するのかどうかにも注目が集まりました。

徳島はポヤトス監督がコロナウイルスの影響からスペインから入国できずに暫定監督が率いた状態で開幕戦を迎えました。リカルド・ロドリゲス監督が残した現代的な理論的なサッカーを表現し、久しぶり/初挑戦の選手が多い中でJ1の舞台で躍動できるかどうかも注目でした。

徳島の得点シーン<36分>

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CMF岩尾がボールを持ったタイミングでWGポジションからインサイドのハーフレーンに絞っていたRWG浜下はLCB三竿をピン留めし、動きに制限を加えます。その際にRSBからRWGのポジションに移していたRSB岸本が裏へランニングを試みました。そのマークは5バックのLWB高畑でした。GK高木の「オーライ」というGKのテリトリーだぞという声が響きましたが、J1経験の浅いLWB高畑はボールを突いてしまい、目の前の相手に転がり、蹴り込まれるという最悪な失点でした。

徳島はこの形を何度もチャレンジし、チャンスに繋げていました。特に大分が4-4-2で守備陣形を形成していた時にみられました。これまではRWG浜下のインサイド向きのダイアゴナルランを合図にRSB岸本のオーバーラップが機械仕掛けのように繰り返されていました。この動きはLSB高畑に何度もギリギリのプレー選択を迫りました。それ故に、失点シーンもLWB高畑の判断を鈍らせ、結果的に徳島のゴールに結びつきました。

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大分の得点シーン<59分>

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まずこの局面に動いたのが、CB坂のピンポイントのロングフィーです。3バックからCMF小林がCBに降りるという昨季からの十八番が飛び出し、4枚+GKの数的優位を創り出し、両WBを押し上げます。そして、フリーになったCB坂からの見事な距離を変えるパスで一気に局面を動かしました。OMF町田のボールを引き出すためにポジション下げプレーも見逃せません。

爆速のRWB井上がサイドを駆け上がり、味方の押し上げを待ちます。センターに構えたCF高澤優也がの位置取りとRWB井上のドリブルにより、徳島の最終ラインが下がり、バイタルエリアにスペースが広がりました。そこにスペースを見つけるのが上手いOMF町田が侵入し、敢えてボールを流して、左足でシュートしました。そのシュートはブロックされましたが、OMF渡邉新太の前にこぼれてきて、逆足の左足に持ち替えて、GKを強襲するシュートを放ち、ネットを揺らしました。

エピローグ<大分>

大分は実験的に4-4-2を導入し、ショートカウンターを狙う素振りを見せましたが、セカンドボールを全く回収できず、陣地回復もできずに自陣に押し込められました。試合中何度も3-4-2-1とのシステム変更を行っていましたが、やはり3-4-2-1ベースの5-4-1のブロックのほうが強固であり、カウンター発動もスムーズでした。後半、徳島のペースが落ちてきたところで、勝負を仕掛けたのはさすがの采配でした。

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一方で、ピッチの横幅を4人で守りきるのは難しいと感じました。J1は個人能力もさることなら、戦術のレベルも高く、前線5枚が全レーンを埋められた時に、数的不利が生じてしまい、戦術的に正しい判断が求められます。徳島がそうだったように2つ目と4つ目のハーフレーンを攻略しに来た時の対応がまだ未熟であるために、序盤に多くの勝ち点を積み上げるためにも慣れ親しんだ3-4-2-1で手堅くいくべきだと思います。

片野坂監督は3-4-2-1の限界を悟った上で、システム変更だったと思いますが、まずは目の前の勝ち点の方が重要な気がします。ただでさえも過密日程に加え、主力が抜け厳しい状況
なのですから。チームとしての完成度を継承して戦ってほしいです。

大分が上に行くためには3-4-2-1だけではダメだと承知の上ですが、リーグ杯から徐々に4-4-2を導入すればよいのではないでしょうか。

エピローグ<徳島>

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大分が横幅を4枚で守れないと判断してから、前線5枚で全レーンを埋め、崩しにかかりました。セカンドボールも回収できていたため、前半で2点目が欲しかったですがそれは次回への宿題ということで、切り替えが必要です。CF垣田がボールを収めてからの周囲の動き出しも早く、ハーフレーンへのランニング等が整備されており、完成度が高かったです。最後のフィニッシュの部分は個のクオリティが求められるため、試行回数を増やすか、精度をあげるか工夫が必要であるとも映りました。

個人的MOTM

ST/OMF #16渡邉新太

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今季新加入で、エネルギッシュさとゴール前の気持ちの強さが長所だとリサーチしていましたが、まさに彼の良さがでたゴールだったと思います。思い切りのいい振りの左足のシュートでした。また、守備面でも貢献度も高かったと思います。相手のビルドアップに対してのコースの限定やボールを奪うためのプレス等も賢いプレーが多かったです。今季は豊富な運動量で攻守で活躍してくれそうです。

大分トリニータ関係のマッチレビューはこれくらいの緩い感じで書いていきたいと思います。さぁ1シーズン続くかな。今は学生で時間はほぼ無限になるけど、、、(もうあと27日)まぁ大分が勝ってくれれば、書く気になるのでしょうが。どうなるかみてみましょう。

それではこのへんで、、、

ばいころまる~

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