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雨が多くて、パズル遊び開始 その1

《6月20日(木)》 大雨で、今日も体育館

 さすが、梅雨。今日も、大雨だった。しかたなく、教頭先生に言ってまた体育館をお借りした。
 今日も「しっぽ取り対抗戦」と「ドッチボール」に決まった。

 山中さんは、前回のときに軽い突き指をしたので「今日はボールを、怖がるのではないか?」と思ったが、いらぬ心配だった。東海君のチームがボロボロに負けてしまったので、東海君はかなり怒って興奮していた。

 それが収まらなかったようで、掃除当番のときにトイレ掃除用のデッキブラシの柄を、やつあたりして折ってしまった。以前なら、負けた原因になった子を蹴ったり怒鳴ったりしていたので、すごい成長だ。「よく我慢したね」と褒めておいた。

 お帰りの会の後、落ち着いたようで

東海「先生、あのブラシ、何円くらいなの?」

と聞きに来た。「弁償しよう」と思ったらしい。かわいらしい。「支給品で、あと9本あるから大丈夫」と伝えたら安心していた。


《6月21日(金)》 仕方ない、アイビーパズルを始めよう

 今日も、大雨だった。まさか、3日続けて体育館というわけにはいかない。仕方ないので、もう少し先で始める予定で準備していた『アイビーパズル』を始めることにした。梅雨の準備をしていてよかった。

 パズルと合格カードを全員に渡した。パズル問題は137問ある。台紙は各班分の7組(つまり、問題は137✕7=959問)あるので、あわてず好きなものを1枚取りやるように説明した。コツも少しだけ伝授した。
   
 一斉にやり始めた。初めは静かだったが、そのうち「できた」「できた」という声があっちこっちから上がり始めて、合格のシールを貼るのが大忙しになった。雨の中の遊びとしては、大成功だった。

 すぐに何個もできる子もいたが、伊集院さんや塩田さん、新川さんのように、1個苦労してできるとコツをつかんで、その後調子に乗っていく子もいた。五月丘君と畑田君は「慣れたら、簡単や」と言っていた。
 1年生は、図形認識の発達が未熟な子もいて、苦戦している子が多かった。

 今日、1番たくさんできたのは、東海君と岡元君と長嶋君だった。17個を完成させて、シールをもらった。

 部屋に大きな合格表を張り出したが、これは「希望制」にした。あまり、競争をあおっても意味がないから。どれだけできているか、知られたくない権利もあるし…。

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『アイビーパズル』
 
低学年が多いので、問題は画用紙に完成の図を書きその中でやっていく方式にしました。下図のような問題を137枚、各班用に7組用意しました。

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  注)問題は、木製アイビーパズルを買うとついてくる 

 パズル本体は、プラダン(プラスチックでできたダンボール)に下図を貼ってからカッターで切って作りました。大きさは、子どもたちに合わせて、決めました。(一部、薄いベニヤ板で作ったが、時間がかかる)  

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アイビーパズルの原図

 合格表は、番号とシールを貼るだけの簡単なもの。教室に張り出した大きな表は、日誌にも書いてあるように希望者だけにしました。(結果的には、ほぼ全員希望しましたが)137問全部解くと、使っていたアイビーパズルをあげることになっていました。

 アイビーパズルは、小黒三郎さん考案のパズルです。下記の本を参考にしてください。
 







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