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夢空間北斗星(2000年代・JR北海道編成)を組む

夢空間北斗星の中でも、2003年頃に運転されたJR北海道の車両と混成された夢空間北斗星を組みます。
※おまけとして夢空間の編成表を用意しましたので、他の編成に興味がある方はそちらもご参考ください。


簡単な解説

夢空間北斗星 JR北海道編成 @パーミル

夢空間は、主に北斗星車両と連結して臨時北斗星として運用されていただけでなく、様々な車両と連結されて日本全国を走りました。

北斗星としてだけでもかなりのバリエーションで運行されており、この夢空間北斗星も様々な名称、行き先で運行されていました。なお、1995年秋からの夢空間編成には、あさかぜから転用されたスハネ25-700やオハネ24-700が連結されることもあったようです。
ただ、北斗星としての運用も2003年夏までとなっており、2004年以降は主に団体臨時列車として運用されていました。

夢空間は北斗星以外でも多くの運用実績があり、1991年9月にJR西日本の七尾線電化開業を記念して新宿〜和倉温泉間で運行された「夢空間わくら」、「夢空間北海道」、1991年から1995年の5月頃に横浜〜青森間で運行された「夢空間TAP北東北」と「夢空間北東北」、1992年4月に上野〜出雲市間で運行された「夢空間TAP山陰」、1997年4月から6月頃に上野〜青森間で運行された「夢空間あきた」、2002年4月から6月に運行された「神戸夢物語号」など、こちらも様々な区間で運行されていました。

異色な編成としては、1992年末〜1993年元旦にかけて14系スーパーエクスプレスレインボー3両と14系座席車1両+寝台車1両を連結して函館から門司港まで運転された「めぐり愛エクスプレス」、1994年と1995年の2月に14系座席車3両とマイテ49と連結して福井〜糸魚川間で運転された「夢空間ハッピートレイン」、1993年5月にノスタルジックビュートレインの展望車と14系座席車と連結して五能線を走破した「ノスタルジックビュー夢空間」など、本当に様々なパターンで全国各地にて運行された実績があります。

余談ですが、14系客車と連結する編成では、かならずオロネ25-901の次位にスハフ14が連結されていました。これはオロネ25-901には14系と24系それぞれの電源を変換する設備が装備されていたとのことで、カニ24などの電源車を連結しなくても、14系のスハフ14を連結して電源を供給することで運行することができました。

編成例

夢空間北斗星 JR北海道編成 @Re-Color

今回組む夢空間北斗星とJR北海道車との混成編成は、以下のような編成になっていました。

夢空間北斗星(2003年頃)

1から3号車までの夢空間3両はJR東日本の尾久客車区(東オク)所属車、4号車から12号車までは1999年3月に北斗星3・4号が臨時化されたことで運用を離脱したJR北海道の札幌運転所(札サウ)所属車を中心にで組成されていました。
進行方向は、1号車側が上野、札幌方面、電源車側が函館方面となり、函館から札幌間は進行方向が逆になりました。

  1. オシ25-901:食堂車

  2. オハフ25-901:ラウンジ

  3. オロネ25-901:デラックススリーパー

  4. オハ25-551:ロビー

  5. オロネ25-500:ツインデラックス

  6. オロハネ25-550:ロイヤル・ソロ

  7. オロハネ25-550:ロイヤル・デュエット

  8. オハネフ24-500:開放B寝台

  9. オハネフ24-500:開放B寝台

  10. オハネ24-500:開放B寝台

  11. オハネフ25-200:開放B寝台

  12. カニ24-500:電源車

参考:夢空間北斗星ニセコ(2001年)

この夢空間北斗星の編成から、2両抜いてオハネフの位置を組み替えると夢空間北斗星ニセコを再現することができます。9号車と11号車を外して、8号車を電源車の前に入れるとこの編成になります。

  1. オシ25-901:食堂車

  2. オハフ25-901:ラウンジ

  3. オロネ25-901:デラックススリーパー

  4. オハ25-551:ロビー

  5. オロネ25-500:ツインデラックス

  6. オロハネ25-550:ロイヤル・ソロ

  7. オロハネ25-550:ロイヤル・デュエット

  8. オハネ24-500:開放B寝台

  9. オハネフ24-500:開放B寝台

  10. カニ24-500:電源車

青森信号場で機関車を付け替えるため、青森で進行方向は変わらなかったようです。長万部からは山線に入り、ニセコや小樽を経由するルートになっていました。
また、小樽から札幌の間は、重連のDD51の1両を後ろに回してプッシュプルで運行していたのが特徴です。模型でもDD51で前後を挟んで運転してみるのも面白いかもしれません。

夢空間北斗星(JR北海道編成)の組成

今回、Nゲージでは夢空間北斗星(JR北海道編成)を以下の車番で編成することにしました。TOMIXの夢空間3両と北斗星3・4号のセットをベースに、北斗星1・2号やJR北海道編成IIのセットから組成します。

夢空間北斗星(JR北海道編成)の編成図

この編成における特定車番の車両は、「★」のマークがついている、1〜5号車、8、9、12号車になりました。ほとんどが特定車番ですね。

1号車:オシ25-901 ダイニングカー ★

オシ25-901 ダイニングカー。緑色の車体で展望車になっている

92792 JR 24系25形特急寝台客車(夢空間北斗星)セット
食堂車「ダイニングカー」。1989.3.20新製。
緑色の車体に展望席の大きな窓と各テーブルと座席を再現。特定車番。

2号車:オハフ25-901 ラウンジカー ★

オハフ25-901 ラウンジカー。エンジ色の車体でステンドグラスの丸窓が特徴

92792 JR 24系25形特急寝台客車(夢空間北斗星)セット
ラウンジカー「クリスタルラウンジ・スプレモ」。1989.3.20新製。
エンジ色の車体と丸窓など特徴的な設備を再現。特定車番。

3号車:オロネ25-901 デラックススリーパー ★

オロネ25-901 デラックススリーパー。1両に3室しかない豪華個室が特徴。

92792 JR 24系25形特急寝台客車(夢空間北斗星)セット
寝台車「デラックススリーパー」。1989.3.20新製。
エクセレントスイートとスーペリアツインの各客室を再現。特定車番。

4号車:オハ25-551 ロビー ★

オハ25-551 JR北海道唯一の全室ロビーカー

98656 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)基本セット
ロビーカー。1989.3.4改造。種車はオハネ14-517。
JR北海道唯一の全室ロビーカーを、室内レイアウト含めて再現。特定車番。

5号車:オロネ25-501 A2 ★

オロネ25-501 ツインデラックス。JR北海道唯一の細窓

92786 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星・JR北海道仕様II)増結セット
ツインデラックス。1987.3.18改造。種車はオハネ25-237。
JR北海道唯一の小窓車を再現。特定車番。トイレ窓ありなので2023年秋発売のJR北海道仕様と入れ替えると良さげ。

6号車:オロハネ25-558 SA1・B1

オロハネ25-558 ロイヤル・ソロ。ロイヤルとデュエットの扉の色が同じ

98657 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)増結セット
ロイヤル・ソロ。1990.6.9改造。種車はオハネ14-506。

7号車:オロハネ25-551 SA1・B2

オロハネ25-551 ロイヤル・デュエット。552と同じ3本帯が特徴

98656 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)基本セット
ロイヤル・デュエット。1988.2.29改造。種車はオハネ25-1。
551と552の特徴である3本帯で再現。

8号車:オハネフ24-501 Bネ ★

オハネフ24-501 開放B寝台。中間車のような緩急車

98656 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)基本セット
開放B寝台。1989.6.27改造。種車はオハネ14-508。
JRマークはインレタで再現。特定車番。

9号車:オハネフ24-502 Bネ ★

オハネフ24-502 開放B寝台。こちらはJRマークなし

98657 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)増結セット
開放B寝台。1989.6.27改造。種車はオハネ14-507。
JRマークなしの姿を再現。特定車番。

10号車:オハネ24-504 Bネ

オハネ24-504 開放B寝台。デッキ側に更衣室を備える

98657 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)増結セット
開放B寝台。1989.6.24改造。種車はオハネ14-516。

11号車:オハネフ25-216 Bネ ★

オハネフ25-216。おでこ部分の塗り分けが実車と異なる

98677 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星1・2号)増結セット
開放B寝台。車番変更や改造無しで運用された。
他の200番台がはまなす用に改造される中、JR北海道で唯一残った200番台。おでこの塗り分けが少し実車と異なる。特定車番。

12号車:カニ24-501 電源 ★

カニ24-501 北斗星シリーズの中で唯一マイクロスカートが残っていた

98656 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)基本セット
電源車。1987.1.26改造。種車はカニ24-2。
マイクロスカートが残っている姿を再現。特定車番。

組成のポイント

機関車を見ながら食事ができるというのもまた一興 @Re-Color

基本的には、ネットで見かけた編成表を参考に組みました。
2003年に運行された、JR北海道車で北斗星2往復化後に余剰となった、北斗星3・4号で使用されていた車両を中心に組み込んだ編成になります。
全室ロビーカーのオハ25-551や小窓のオロネ25-501、1両だけ外観が異なるオロハネ25-555、異端車オハネフ24-501/502、3・4号の運用にしか入らなかったオハネ24-500、JR北海道1両だけ残ったオハネフ25-216という、珍車のオンパレードといった趣の編成でした。
ただ、実際に組成するにあたってオロハネ25-555はモデル化されると悲しいので558に変更しています。

おまけ:その他、夢空間の編成表

夢空間北斗星 JR北海道編成 @パーミル

自分向けの備忘録ついでに、ネットで見かけた資料を元に編成表を起こしてみました。特定車番のものについても、検査や組み換えにより時期によっては別の車両が入ることがありますので参考程度にしていただければと思います。特に、編成の向きや進行方向については写真から推測したとかが多いので間違っているところが多いかもしれません。
編成そのものが載っているものもあれば、時刻表の編成しか無いものもあるので、記載された内容が間違っているところもあるかと思います。あくまで参考程度にしていただき、ご判断は各自におまかせします。
列車名にある年月は、記載している編成で運行されていた時期で、記載した年月以外にも別の組成で運行されていることがありますのでご留意ください。

Tomixの92792夢空間セットをベースにしているので、  夢空間セットにないものはどこから調達すればよいかの目安を記載しておきました。記載がないものは92792夢空間セットに含まれる車両です。

▼北斗星での編成

夢空間北斗星(1993年5月、1994年6月〜7月)

公式サイトの編成例がオロハネ24-550を使わない編成だったので、オロハネ24-550を使う編成をご紹介します。
この編成の場合は、オロネ25-500を使いません。開放B寝台の3両(オハネ25×2、オハネフ×1)は単品で用意する形になるので組成難易度も高くありません。

夢空間北斗星81・82号の編成図

←上野、札幌
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロハネ25-500:ロイヤル・ソロ
5.オロハネ24-550:ロイヤル・デュエット
6.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
7.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
8.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
9.マニ24-500:電源車
→函館
参考:https://betsunoka.web.fc2.com/y/yumekuukan-hokutosei52.html

夢空間北斗星(1996年4月)

あさかぜから転用された、スハネ25-700×2とオハネ24-700を組成した編成です。耐寒耐雪装備がないので、冬季には組み込まれませんでした。
スハネ25-700×2とオハネ24-700はあさかぜのバラシ、オハネ25×2とオハネフ25は単品で用意する形になります。
北斗星で使わない車両を組み込むので組成難易度は高めですが、北斗星だけ集めていると揃えられない編成なので満足度は高いかと思います。

夢空間北斗星の編成図

←上野、札幌
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロネ25-500:ツインデラックス
5.スハネ25-700:ロビー・デュエット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
6.スハネ25-700:ロビー・デュエット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
7.オハネ24-700:カルテット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
8.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
9.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
10.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
11.マニ24-500:電源車
→函館
参考:https://betsunoka.web.fc2.com/y/yumekuukan-hokutosei52.html

夢空間北斗星(2001年10月、2002年11月)

TOMIXの夢空間セットをマニ以外フルに使った編成もありました。
オハ25-500とカニ24-500はJR東日本編成のバラシ、オハネフ25は単品で揃える形になります。
2002年4月〜5月、9月、12月には、4号車をオハネフ24に変更した編成で運行されたようです。オハネフ24はエルムセットのバラシで用意します。

夢空間北斗星の編成図

←上野、札幌
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
5.オハ25-500:ロビーカー(98267東日本仕様基本バラシ他)
6.オロネ25-500:ツインデラックス
7.オロハネ25-500:ロイヤル・ソロ
8.オロハネ24-550:ロイヤル・デュエット
9.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
10.カニ24-500:電源車(98267東日本仕様基本バラシ他)
→函館
参考:https://betsunoka.web.fc2.com/y/yumekuukan-hokutosei52.html

夢空間北斗星トマムスキー(1991年、1993年)

北斗星トマムスキーは、北斗星の多客臨時列車として初めての列車で、夢空間としても初の多客臨時列車でした。1991年1月~1995年3月の冬シーズンに、上野→(青森)→函館→苫小牧→トマムのルートで運行されました。
牽引機は、横浜から黒磯まではEF65-1100、黒磯から青森信号場まではED75、青森信号場から函館まではED79、函館からトマムまではDD51重連でした。
夢空間車両を最後尾にするため、下りは横浜発車前に回送して調整し、上りは函館から先で夢空間車両を最後尾にするために青森信号場経由となっていました。また、首都圏側の始発駅が当初は横浜発でしたが、1995年には新宿発に変更されました。

オハネフ24はエルムセットのバラシで用意しつつ、他の開放B寝台は単品で用意する形になります。夢空間の開放B寝台は、細窓が多く組成される傾向があるようなので、そのように組むとそれっぽくなるかと思います。

夢空間北斗星トマムスキーの編成図

←横浜、函館
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロネ25-500:ツインデラックス
5.オロハネ24-550:ロイヤル・デュエット
6.オハネフ24-0:開放B寝台(98642エルムバラシ他)
7.オハネ25-100:開放B寝台(9532オハネ25-100形他)
8.オハネ25-100:開放B寝台(9532オハネ25-100形他)
9.オハネ25-0:開放B寝台(9530オハネ25-0形形他)
10.オハネフ25-200:開放B寝台(9531オハネフ25-200形他)
11.マニ24-500:電源車
→青森、トマム
参考:http://mamake.blog137.fc2.com/blog-entry-286.html
参考:https://www.kei-zu.com/railroad/yume_kukan/yume_kukan.html
参考:https://wikiwiki.jp/btwk/北斗星・編成表

北斗星トマムサホロ(1996年1月〜1999年3月の冬シーズン)

夢空間北斗星トマムスキーは1996年には新得まで延長され、「北斗星トマムサホロ」に改称され1999年まで運行されました。
夢空間北斗星トマムスキーの編成から、4号車のツインデラックスと6号車のオハネフ24を外すと組成できます。

北斗星トマムサホロの編成図

←新宿、函館
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロハネ24-550:ロイヤル・デュエット
5.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
6.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
7.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
8.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
9.カニ24-500:電源車(98267東日本仕様基本バラシ他)
→青森、新得

▼24系客車との組成

夢空間わくら(1991年9月)

1991年9月に新宿〜和倉温泉間を4往復運行されました。
牽引機は、新宿から長岡までは田端のEF65PF、長岡から和倉温泉は長岡のEF81だったようです。車番までわかったのは、EF65-1101、EF81-127、138、139、152です。

再現する場合ですが、夢空間セットのシールに入っている割には組成難易度が高めで、ロイヤル・ソロは写真を見る限りだとおそらくオロハネ24-501、カニ24も金帯の500番代ではなく銀帯の0番台だったようです。JRマークは転写する必要がありますが、2024年夏ごろに「9540国鉄客車 カニ24-0形(後期型・銀帯)(T)」が発売されるそうなので、そちらを使うのも良さそうです。
それ以外の車両は金帯だったみたいなので北斗星編成から持ってくれば良さそうです。

夢空間わくらの編成図

←新宿・金沢(松任)
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロネ25-500:ツインデラックス
5.オロハネ24-500:ロイヤル・ソロ(98704東日本仕様基本Bバラシ)
6.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
7.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
8.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
9.カニ24-0:電源車(9540国鉄客車 カニ24-0形、8519カニ24-0形他)
→長岡・和倉温泉
参考:http://blog.livedoor.jp/orohane10_25/archives/18490210.html

夢空間北海道(1995年9月〜10月)

下り札幌行は「夢空間北海道札幌」、上り上野行は「夢空間北海道」として運用されていたようです。
1995年からはあさかぜから転用されたスハネ25-700やオハネ24-700が組み込まれるようになったとのこと。
函館発着の下り「夢空間北海道函館」上り「夢空間北海道」もあり、こちらは4号車がオロネ25-500のツインデラックスだったようです。

再現する場合、スハネ25-700とオハネ24-700はあさかぜのバラシから、開放B寝台は単品から、カニ24-500はJR東日本編成のバラシから用意します。

夢空間北海道の編成図

←上野、札幌
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロハネ25-500:ロイヤル・ソロ
5.スハネ25-700:ロビー・デュエット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
6.スハネ25-700:ロビー・デュエット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
7.オハネ24-700:カルテット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
8.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
9.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
10.カニ24-500:電源車(98267東日本仕様基本バラシ他)
→函館
参考:http://blog.livedoor.jp/railart/archives/5607528.html

夢空間TAP北東北(1992年4月)

TAPは「Tourism Action Program」の略で90年代初頭に行っていたキャンペーンだったそうです。
夢空間和倉や夢空間TAP山陰路と違い、4号車のツインデラックスが抜けて全8両編成になっています。
横浜〜黒磯は田端のEF65、黒磯〜青森はED75が牽引していたようです。EF65は1014号機、ED75-739が確認できています。後年ではEF81-94などEF81での牽引もされていたようです。

再現する場合、開放B寝台を単品で用意し、カニ24-500はJR東日本編成のバラシで用意する形になります。

夢空間TAP北東北の編成図

←横浜
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロハネ25-500:ロイヤル・ソロ
5.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
6.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
7.オハネフ25:開放B寝台(9529オハネフ25-0形、9531オハネフ25-200形他)
8.カニ24-500:電源車(98267東日本仕様基本バラシ他)
→青森
参考:https://betsunoka.web.fc2.com/y/yumekuukan-tap-kitatouhoku52.html
参考:http://blog.livedoor.jp/railart/archives/3737395.html

夢空間TAP山陰路(1992年4月)

上野〜出雲市というルートで1往復だけ運行されました。ルートも出雲のような東海道本線、山陰本線の経由ではなく、上野を出発して高崎線、上越線、長岡で方向転換して信越線、北陸本線、小浜線、舞鶴線、山陰本線で出雲市というルートで運行されたようです。
こちらも夢空間わくらと同じ編成のようなので、揃えてしまえばどちらでも再現可能っぽいです。ただ、電源車は白帯のカニ24-510だったようです。
牽引機は、上野〜長岡はEF65PF、長岡〜敦賀はおそらくEF81(未確認)、敦賀〜出雲市はDDD51(DE10重連という動画もあり)だったようです。

再現する場合、開放B寝台を単品で用意し、オロハネ24-501とカニ24-510は東日本仕様基本Bのバラシから用意します。

夢空間TAP山陰路の編成図

←長岡
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロネ25-501:ツインデラックス
5.オロハネ24-501:ロイヤル・ソロ(98704東日本仕様基本Bバラシ)
6.オハネ24-3:開放B寝台(98642エルムバラシ他)
7.オハネ25-231:開放B寝台(9532オハネ25-100形他)
8.オハネフ24-14:開放B寝台(98642エルムバラシ他)
9.カニ24-510:電源車(98704東日本仕様基本Bバラシ)
→上野、出雲市
参考:http://blog.livedoor.jp/orohane10_25/archives/18509353.html
参考:http://ef510001.blogspot.com/2017/05/blog-post_29.html
参考:https://twitter.com/GLcNhtGt5AfI2X4/status/1341153604942483456
参考:https://twitter.com/yo_motta/status/828405461149814784

夢空間あきた(1997年)

上野から高崎線、上越線、羽越本線、奥羽本線というルートで青森まで運行されていました。
あさかぜからロビー・デュエットのスハネ25-700、カルテットのオハネ24-700が転用されて組み込まれています。
牽引機は、EF81の星ガマで、79号機が確認できました。

再現する場合、スハネ25-700とオハネ24-700はあさかぜのバラで手配し、オハネは単品等、オハネフ24はエルムセットのバラ売りを、カニ24-500はJR東日本編成のバラを狙う形になるかと思います。

夢空間あきたの編成図

←上野
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オロネ25-501:ツインデラックス
5.スハネ25-700:ロビー・デュエット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
6.オハネ24-700:カルテット(98725 あさかぜ基本バラシ他)
7.オハネ25:開放B寝台(9530オハネ25-0形、9532オハネ25-100形他)
8.オハネフ24:開放B寝台(98642エルムバラシ他)
9.カニ24-500:電源車(98267東日本仕様基本バラシ他)
→青森
参考:http://blog.livedoor.jp/railart/archives/5607836.html
参考:https://ameblo.jp/chance-hosei/entry-12744412636.html

神戸夢物語号(2002年5月)

2002年4月〜5月に、上野〜神戸間を4往復運転されました。上野を出発して高崎線、上越線、長岡で方向転換して信越線、北陸本線、東海道本線で神戸というルートで運行されたようです。折返しは神戸発とはならず、大阪発上野行で「東京夢物語号」として運行されました。
また、2001年11月に4往復、2002年5月にも1往復で、大阪までの「京都・大阪夢物語号」も運行されていました。こちらも折り返しは大阪発上野行で「東京夢物語号」として運行されました。

どちらも夢空間車両以外の車番が異なる以外クラス編成は同じだったようなので、1度揃えれば神戸夢物語も京都・大阪夢物語も東京夢物語もそれぞれ再現できることになるかと思います。
牽引機は、EF81の星ガマで、98号機(京都・大阪で82号機、133号機)が確認できました。

再現する場合、オハネフ25は単品を、オロハネ24-501は東日本仕様基本Bのバラシを、カニ24-500はJR東日本編成のバラシを狙う形になるかと思います。京都・大阪夢物語号の場合、電源車がカニ24-500ではなくマニ24-501になることもあったようなので、夢空間セットのものを使うことができて多少再現もしやすいかもしれません。

神戸夢物語号の編成図

←神戸、上野
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.オハネフ25-10:開放B寝台(9529オハネフ25-0形他)
5.オハ25-501:ロビーカー(98267東日本仕様基本バラシ他)
6.オロネ25-504:デュエット
7.オロハネ24-501:ロイヤル・ソロ(98704東日本仕様基本Bバラシ)
8.オロハネ24-553:ロイヤル・デュエット
9.オハネフ25-11:開放B寝台(9529オハネフ25-0形他)
10.カニ24-507:電源車(98267東日本仕様基本バラシ他)
※京都・大阪夢物語合の場合、電源車はマニ24-501の場合あり
長岡→
参考:http://hodo.blue.coocan.jp/s/sleeper/write/001/goiken18.htm
参考:https://seesaawiki.jp/grandchariot/d/%A4%BD%A4%CE%C2%BE%202001%C7%AF11%B7%EE%CA%AC%CA%D4%C0%AE%B5%AD%CF%BF
参考:https://www.jreast.co.jp/press/2001_2/20020105/main2.html
参考:http://www32.tok2.com/home/coitous/JRyume.htm
参考:https://yossee.main.jp/time/history.html

▼14系客車など他形式との組成

めぐり愛エクスプレス(1992年末〜1993年元旦)

テレビ局が企画した列車で、14系スーパーエクスプレスレインボー3両と14系座席車1両、14系寝台車1両と連結して1992年末〜1993年元旦にかけて函館から門司港まで運転されました。
牽引機は、函館から青森まではED79-6、青森で前後入れ替えて青森から大阪まではEF81-87、大阪から下関はEF65-1120、下関から門司港(門司で前後入れ替え)まではEF81-409で運転されました。なお、門司港から門司までの回送は門司側にED76-86を連結してのプッシュプルによる回送だったようです。

再現する場合ですが、スーパーエクスプレスレインボーの客車はTOMIXからは発売されていないと思いますので、KATO製を購入した上でスハネフをKATOとTOMIXに繋げられるように加工すれば再現できるかと思います。スハネフ14は東海道系の寝台列車のバラ売りを狙うと良さげです。スハフ14もセットのバラ売りを中古を狙うとよいかと思います。

めぐり愛エクスプレスの編成図

←函館、門司
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.スハフ14-26:座席車(→)(92322国鉄14系客車セット他)
5.スハネフ14-103:寝台車(←)(98784 国鉄14系14形さくら基本、98785 国鉄14系14形さくら増結他)
6.オロ12-715:スーパーエクスプレスレインボー(KATO 10-1490スーパーエクスプレスレインボー)
7.オロ14-711:スーパーエクスプレスレインボー(KATO 10-1490スーパーエクスプレスレインボー)
8.スロフ14-706:スーパーエクスプレスレインボー(KATO 10-1490スーパーエクスプレスレインボー)
→青森、門司港

参考:http://hamachi-dori.blogspot.com/2021/08/etc1992.html
参考:https://twitter.com/48katashiyo/status/1393635617611808774?lang=ja
参考:https://plaza.rakuten.co.jp/nohanohahanosuke/diary/202102190000/
参考:https://atspf.exblog.jp/11914147/
参考:https://www.youtube.com/watch?v=oqTKIo_foTM

夢空間ハッピートレイン(1994年2月)

1994年と1995年の2月に14系座席車3両とマイテ49と連結して福井〜糸魚川間で運転されました。
夢空間3両と14系座席車というのは意外とよく見るパターンなのですが、反対側には国鉄時代に2両だけ製造された1等展望車マイテ49-2が連結されるというすごく異色の編成になっていました。
牽引機は長岡のEF81-68が確認できています。

再現する場合、マイテ49はKATO製しかないようなので、単品で手配する形になります。14系座席車はTOMIXでも用意できますので、セットやバラ売り単品を手配します。奇しくも、2024年5月にKATOから「10-1893 JR西日本 マイテ49 + 旧形客車」としてマイテ49-2が発売されるようなので、気になる方はこちらのセットを購入すると良いかと思います。
マイテ49-2側のトレインマークもEF81が掲示していたものと同様のデザインだったようなので、再現するのであればこちらも自作できるとよりリアルかもしれません。オシ25-901側は「夢空間」だったようです。

夢空間ハッピートレインの編成図

← 福井
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.スハフ14:座席車(←)(92322国鉄14系客車セット他)
5.スハフ14:座席車(→)(92322国鉄14系客車セット他)
6.オハ14:座席車(92322国鉄14系客車セット他)
7.マイテ49-2:展望車(10-1893 JR西日本 マイテ49 + 旧形客車セット他)
糸魚川→

参考:https://blog.goo.ne.jp/shashoudj/e/76acf800995a4b67f1678431e645db8d
参考:https://news.railway-pressnet.com/archives/43879
参考:https://aucfree.com/items/441212449
参考:https://www.katomodels.com/product/n/maite49

ノスタルジックビュー夢空間(1993年5月)

1993年5月にノスタルジックビュートレインの展望車と14系座席車と連結して五能線を走破しました。
夢空間北東北として弘前まで運転されたあと、夢空間3両を切り離して電源供給用のスハフ14とノスタルジックビュートレインの展望車を連結し、同じくノスタルジックビュートレインの牽引機DE10-1187が牽引する形で運行されました。

再現する場合、ノスタルジックビュートレインはTOMIXのセットのバラシから用意し、スハフ14は折戸で帯なしだったようですが、手元にあるものを組成する形でも問題ないと思います。

ノスタルジックビュー夢空間の編成図

← 弘前
1.オシ25-901:ダイニングカー
2.オハフ25-901:ラウンジカー
3.オロネ25-901:デラックススリーパー
4.スハフ14:座席車(→)(98741八甲田基本:折戸・帯なし、92322国鉄14系客車セット:折戸、帯あり、他)
5.オハフ50-2500:ノスタルジックビュートレイン展望車(92403 ノスタルジックビュートレインセット)
東能代→

参考:http://uetu.yu-nagi.com/ab-011-009.htm
参考:https://yasuziro.blog.fc2.com/blog-entry-808.html?sp

あとがき

北斗星3・4号セットをベースに組んだ夢空間北斗星の全車両

北斗星車両の整備第二弾として、夢空間編成を整備しました。
夢空間車両の整備が一番ネックだったものの、勢いで一気に整備することができたのでなんとか組成できた感じです。今回、ダイニングカーでは天井と床の表現を、ラウンジカーでは床と洗面台の表現を、デラックススリーパーでは真鍮線を使った手すりの表現といったように、それぞれの車両で今までやらなかったことにもチャレンジできていい経験になりました。

夢空間で編成を組むのに悩む方へ

夢空間北斗星 JR北海道編成 @Re-Color

夢空間セットを手に入れたけど、どういう編成にしようか悩む…という方は、とりあえず夢空間北斗星を組成すると良いかと思います。オハネフ1両を電源車の前に連結し、オハネ数両をその前に連結するとそれっぽくできます。夢空間+個室車数両+オハネ数両+オハネフ+電源車という構成です。
2023年に夢空間が再販された際、何故か開放B寝台の単品が再販されず、手持ちに開放B寝台がない方は困ったかもしれませんが、2024年7月に開放B寝台4製品の再販が決定したようです。組成に困っていた方は、この機会を逃さないようにご予約されると良いでしょう。

人と被りにくい編成にしたいという方は、まずおまけに載せたような編成を目安として組成してみると良いかと思います。特に14系客車と連結する編成はどれも組成難易度が高めなのでかなり被りにくい編成かなと思います。

夢空間は、本当に様々なパターンで全国各地にて運行された実績があります。ここに記載しなかった列車もたくさんあるので、思い入れがある編成や心に刺さる編成があれば、それを再現していただくのが良いかと思います。

JR北海道車の整備が続いたので、次はいよいよJR東日本編成の整備を進めようかなと思います。

関連記事

編集履歴

2024/1/16 追記

編成表の夢空間ハッピートレインの記述に、2024年5月発売の「10-1893 JR西日本 マイテ49 + 旧形客車」セットに関する情報を追記

2024/6/1 追記

編成表の夢空間ハッピートレインの記述で、座席車3両のうち、中間の1両はオハではなくスハフのように見えるため、編成表を修正

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