【車両紹介】 オハネ24-500(北斗星B寝台 / JR北海道)
両数は少なかったものの北斗星にもオハネ24が連結されることがありました。JR東日本のオハネ24が改番なしで運用されていたのに対し、JR北海道のオハネ24-500は、主に道内急行に組み込まれていたオハネ14-500からの改造車となっていました。
B寝台車・JR北海道車(500番台)
外観の特徴
外観的な特徴は特筆するようなものはあまりないですが、JR北海道車の場合は客用扉まで帯が印刷されているのが特徴です。あとは車端部に設置された手すりの位置が車両の角にあるのが14系客車からの改造が多いJR北海道車の特徴になります。
また、オハネ24-0とは種車の違いからか通路側の窓割が異なります。
車内の特徴
室内の特徴も特筆するところがなく、よくある車両端に車掌室のない開放B寝台の中間車になります。
オハネ25との違いとしては、デッキ側の寝台区画が更衣室になっているということと、寝台側のカーテンがロールカーテンではなくカーテンのタイプになっていたところになります。
模型化の状況
Nゲージでは、実車の数は多くないものの模型化されています。
オハネ24-500は北斗星では模型化されておらず、急行はまなすのセットに1両含まれているだけでした。その後、JR北海道編成3・4号のセットに2両入りましたが、どちらにしてもタマ数が少なくあまり見かけません。
なので再版もあまり期待しにくい形式ではありますが、逆に言うとよほど特定の編成を再現したい!とか臨時列車を再現する!とかでなければ無くても困らない形式になります。
なお、はまなすセットのオハネ24-500は梯子なし、3・4号セットのオハネ24-500は梯子ありとなっており、どちらもTN対応床下となります。
オハネ24-501、オハネ24-502、オハネ24-503、オハネ24-504
98657 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)増結セット
92856 JR 14-500系客車(はまなす)基本セット
客用扉まで金帯となっている姿を再現。北斗星3・4号は梯子あり、はまなすは梯子なし
実車の状況
運用としては、寝台数が少ないこともあり北斗星1・2号の運用に入ることはなく、北斗星3・4号で運用されていました。1999年改正時に北斗星が2往復になった際に余剰となったため、団臨や臨時北斗星、夢空間編成に組成された他、急行はまなすに連結されて運用されることも多く、スハネフ14の次位に連結されたり、多客時には増2ー1号車としてオハネ24が2両並ぶこともあったみたいです。
我が家でもJR北海道車を組み変えたところ1両余ってしまったので、急行はまなすの増2-1号車として贅沢にオハネ24を2両連結する編成にしました。
2008年3月改正時に北斗星が1往復化された際に504だけ廃車となりましたが、他の3両については急行はまなすに組み込まれて引き続き運用されました。北斗星が廃止された翌年の2016年3月に急行はまなすも廃止され、本形式も運用がなくなったため廃車となりました。
▼実車データ
オハネ24-501:1989.6.22改造、2016.3.31廃車。種車はオハネ14-505。
オハネ24-502:1989.6.27改造、2016.3.31廃車。種車はオハネ14-509。
オハネ24-503:1989.7.10改造、2016.3.31廃車。種車はオハネ14-511。
オハネ24-504:1989.6.24改造、2008.4.30廃車。種車はオハネ14-516。
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整備記録
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