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【整備記録】 オハネフ24-501(北斗星B寝台 / JR北海道)

夢空間北斗星に組成する、8号車「オハネフ24-501」と9号車「オハネフ24-502」を整備します。
こちらは、「98656 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)基本セット」と「98657 JR 24系25形特急寝台客車(北斗星3・4号・JR北海道仕様)増結セット」から1両ずつ捻出しています。

北斗星3・4号の基本セットと増結セットにオハネフ24-500が1両ずつ入っているのですが、基本セットの方は最初から北斗星のトレインマークが入っています。増結の方はトレインマークは何も入っていません。なので、最後尾に連結する際に北斗星のマークにしたいなら基本セット、他のマークにしたい場合は増結セットの方を使うと良い感じです。

施工前

北斗星3・4号のオハネフ24-500には、寝台に梯子が付いています。
寝台パーツはモケットのオレンジ色に近い色になっていると思います。

床下はベッド数は室内灯部分が潰れているものの実際と同じ数で再現されているのですが、デッキ部分(乗務員室のあたり)は他のオハネフと共通の作りになっているため、オハネフ24-500の特徴的なデッキ部分や乗務員室などは再現されていません。なのでデッキを横から覗くと、乗務員室の壁が邪魔で反対側が見通せない残念仕様になっているので、ここは少し加工してあげたいと思います。

オハネフ24-500の特徴的なデッキ部分を紙で再現することにした

内装再現

開放B寝台

以前整備したコンパートメント車とはモケットの色は違いますが、作業的にはやっていることは同じです。寝台部分はオレンジ色で再現し、カーテンは茶色っぽい色にしました。寝台カーテンの開き閉じ具合については、今回は殆ど使っているっぽい表現にしました。大盛況です。
梯子は元々ついているのでそれを使っていて、特に片方を切り落としてランダムにするとかそういう加工はしていません。なんだかもったいなくて…

寝台については特筆するところは特にありません。デッキ側との出入り口は印刷で再現

車掌室、デッキ

一番加工したかったのが乗務員室とデッキ部分でした。他のオハネフと同じレイアウトになっているのが気になったので、正規化されるように加工します。今回も、ネットの画像や動画をフル活用して解析しました。

左は無加工、右が加工したデッキ。元の乗務員室の壁を切除するが一部は残して壁面に活用

動画を見た感じだと、デッキに入ると中央に扉があり、開くと突き当りに乗務員室があって、通路は左に折れているようでした。乗務員室のドアはおそらく斜めではなく通路に対して90度になっていて、「乗務員室」と書いてある壁の部分が斜めになっていると思うのですが、設計をミスって乗務員室も含めて斜めになってしまいました。ただ、外からは殆ど見えないのでこのままにしたいと思います。

正面から見たところ。手前のドアが実車同様少し奥まっている感じをうまく再現できた

廊下側の車掌取り扱い窓付近には、扉操作盤や消化器、非常ブレーキ、くず入れなどがあったようなのでそれも再現してみました。

扉操作盤はオハネ25-550で作ったものをそのまま持ってきた。寝台と通路の壁面は高さが合わずまた室内灯を入れると歪んでしまった

乗務員室内は正直資料が一切なかったので、オハネ25-550で作ったものをそのまま使いまわしています。机部分を椅子とは逆側に配置、窓から見て正面の部分には残りのパーツを切って貼りました。正解がわからないのでとりあえずこれで行きます。

オハネ25-550で作った乗務員室のパーツをもう一度印刷して切って貼り付けたが、斜面を考慮して作っていないため変な角度で付いてしまった

車端部は、せっかくオンオフ対応床下になっているので北斗星マークがある方を501として尾灯が点灯するように別売りの0720テールライト基盤を追加しました。

だいぶ前に買ったままだったので、箱のセロテープが変色していたが問題なく使えた

車端部のTNカプラーはJC6377だけで取り付けています。新製時の写真だと思いの外似ているのですが、運用に入るとオハネフ25と同じようにゴツいジャンパ線になっていたようなので、そのうちJC6387が潤沢に流通するようになったらそちらに差し替えようかと思います。
幌も今はまだ追加していませんが、最終的に夢空間編成に組み込む際には取り付けようと思います。

基盤追加後。ポン付けで特に加工は不要。床下側にスイッチがあるので、中間車に閉じ込める場合はオフにすれば良い

室内灯

色調補正、加工

デッキと乗務員室前の通路は電球色に、それ以外は蛍光灯色で再現

色味については、デッキ部分は電球色、方向幕は白、それ以外は蛍光灯色の黃白色にしています。
また、オハネフ25のBコンパートメントでやったときと同じように、室内灯は廊下側にプラ棒を追加して通路も明るくなるように加工しています。少しぐらいは効果がある…と思っています。

全景

オハネフ24-501の全景。横から見るとオハネフに見えない

他のB寝台と違って、寝台側がカーテンになっているという特徴もうまく再現できたと思います。横から見ると普通の中間車にしか見えないのがすごいですね。。せっかくの異端車なので編成端で使いたいですが、ここは我慢して夢空間北斗星の中間車として組み込みます。
通路側については扉もなにもないので、寝てそうな寝台部分のロールカーテンを少し締めている感じにしています。

デッキ部分は写真や動画を沢山探したので、結構それっぽくなったんじゃないかなと思います。デッキが壁で反対側を見通せないのも気になっていたので、解消できてよかったです。

加工したおかげで反対側が見えるようになった

あとは、壁面に「貫通扉を開けた時の状態の扉」も書き込んでいるのもこの車両のお気に入りポイントです。窓ガラスパーツの切れ込みに合わせたら貫通扉の窓が少し高くなってしまいましたが、割とそれっぽくなったと思います。

デッキを外から覗くとちらっと見える開いた状態の貫通扉

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車両紹介

オハネフ24-501を組み込んだ編成の紹介

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