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1119杯目:【子育て】今の子育てで話題になる『SNSの危険性』の違和感

学校の先生方や子供たちを見守る地域の方々の集まりで、最近必ず出てくる話題『SNSの危険性』
ちょっと前だと、ケータイやスマホを子供達に持たせると、ゲームやメールなどで外で遊ばなくなるとか勉強しなくなるとかが話題だったから、それからすると1歩進んでいるとは思う。
制限をかけるとしてもスマホを使うな持たせるなという時代ではなくなってきている。
そこは大人も認めているという事だろう。

そうなると今度は、その道具の正しい使い方の話題に移っていくのは当然の流れ。
そこで大人の今の1番の心配は、子供たちのSNSの使い方になっている。
そこで、大人が子供たちに正しい使い方や正しい知識を教えて、正しい方向に導いてあげるのは当然のことである。

しかし、ここで違和感を自分は感じる。
その正しい方向に導いてあげる大人がSNSをやっているの?って疑問がある。
SNSをやっていない大人が、子供たちを正しい方向に導いてあげる事ができるのだろうか?

例えば、子供が成長していき、火を使いたがるとか包丁を使いたがるとか、大人のやっていることに興味を持ち始める。
火も包丁も便利なもの。しかし使い方を誤ったりすればとても危険なものになる。
そこで、子供達に正しい使い方を大人が教える。
SNSでも火でも包丁でも、大人が子供に正しい使い方を教えて正しい方向に導いてあげるという点では全く違わない。
しかし、火の使い方や包丁の使い方は、大人が日常生活の中で使った経験から得たことを子供達に伝える事ができてるけど、SNSに関してはそうは思えないのです。

SNSがキッカケで犯罪に巻き込まれたなど、悲惨な事件も起きているから全く無視はできないことではあるけど、子供に教える立場の大人がどれだけSNSを理解した上で子供たちに言ってるの?
SNSを使った事がないから、良さもわからないのに、流れてくるニュースだけで判断してないですか?って思う。
そこが火や包丁の使い方を教えるのと違うところ。
本当は、それをやるのなら、その前に大人がまずSNSをやってみたら…って思ってしまう。

なんで、自分がここまで思うかというと、当時パソコン通信だったけど顔も名前も何処に住んでいるかわからない知らない人たちと、同じ趣味でコミュニケーションをとれたことによって、自分の考え方も変わったし、もっと大袈裟にいえば救われた部分がある経験をしているから。
だからSNSってものに思い入れが強すぎるかもしれないけど…f^_^;)
ただ、SNS=悪って決めつけるのは、子供たちの可能性も潰しているような気がする。

子供たちを教育するって、そのくらい責任がある事なんだと思います。
子供に『なんでダメなの?』って聞かれて、『危険だからダメなものはダメなんだ!』では子供たちは納得しない。
一応、親だったり先生だから、その場は子供は引き下がってくれるかもしれないけど、子供たちの心の中では『使ったこともないくせに、何がわかるんだよ?』って火種が燻るだけで…

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。