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ゆるゆると更新させていただきます。 精神疾患持ちです。 INFJ-T エッセイ、ポエム多めです🌸

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血のつながりが忌々しくなった話

先日、父と父の職場の方々とバーベキューに行ってきました。 序盤は楽しかったのですが、 だんだん父がお酒を飲みすぎてしまい、 皆さんが片付けている間もだる絡み、帰りもフラフラでもうどうしようもなくなってしまい…。 という前置きから。 私がとりわけ嫌だったのが、 私がおっちょこちょいなのは仲が深い方からすれば周知の事実なのですが、 そのおっちょこちょいで荷物を落としてしまった時、父の職場の方に、 「お父さんとそっくりやなー苦笑」 と言われてしまったこと。 そして、帰りに父が

    • 夏休み

      今年の夏休みの最初の日曜日。 夏休みってワクワク。でも大人たちはみんなまだ仕事をしている。 友達と遊ぶのも楽しいけれど、遠くへは行けない。 だから日曜日、どこかに連れて行ってもらおうと思うんだ。 だって、日曜日の次の日も、その次の日も僕らは休みだ。 夜更かししたらママやパパに怒られるかな。でも、そんなことも夏休みにとってはとりとめのないことだよね。 もう夕方だけど、花火やお祭りだってこれから始まる。 まだ宿題の心配もしなくていい。 そう、僕らの夏休みはまだ始まっ

      • 豊かな何かについて考えてみた

        私は豊かであることを思い出したことがあったかな、とふと思った。 人間、いい気持ちでいられる時も、その逆もあると感じる。 わるい所に目を向けてしまうと、いい所もそのこと前提で、 「いやぁ、あの時はたまたまよかっただけで、普段はさぁ…」 と卑屈になってしまうのではないか。 そうしたらせっかくいい時があるのに、楽しめないよなぁ、と思う。 それが恋人が、私と親の関係を、豊かだと言ってくれたことで、思い出したこと。 本当に、全ては捉え方次第だ なのである。 目の前の豊かさ

        • にわか雨

          あなたの声のしない部屋の中で、 にわか雨の雨音を聴く。 暗くなった空に、ひと時の沈黙の空気が纏い、 ぽつん、と雨が降り出せば、雨音が空気を満たす。 私はミルクティー片手に窓越しのその音をじっと聴いている。 じっと。 そうやっていると強かった雨音は次第に和らぎ、私もほっとする。 出かけもしないのに雨の強さでほっとするなんておかしな話だ。 でも、ほっとした。何故か。 空は明るくなり、日差しが戻ると ひんやりした外の空気が蒸しだすのがわかる。 太陽には太陽の仕事があるので

        血のつながりが忌々しくなった話

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        記事

          他の科も厳密に言ったらそうなるのかもしれないけれど、 精神科は、医療と福祉が密接に関わっていると思う。 私は生かされている。 太陽系よりも果てしない大きなものから隣のあなたより身近なものたちによって。 様々な網に救い上げられている。 ラッキーだ。

          他の科も厳密に言ったらそうなるのかもしれないけれど、 精神科は、医療と福祉が密接に関わっていると思う。 私は生かされている。 太陽系よりも果てしない大きなものから隣のあなたより身近なものたちによって。 様々な網に救い上げられている。 ラッキーだ。

          記念日

          大切な戦友が 想い人が 愛する人が はれて恋人になって1ヶ月の日が過ぎようとしている(次の日を跨いだ投稿になってしまったのは私の凡ミス)。 時というものは嬉しいもので、はたまた残酷なもので。 きっと嬉しいこと楽しいことばかりではない。 でも、一緒に考えてくれる。悩んでくれる。 それほど尊いものはない。 尊く敬う。尊敬する。尊敬している。 その気持ちを大切に持っておきたい。 感謝、尊敬。愛。 お互いを讃えあう。 特別なものじゃなくたっていいじゃないか。 日々のやり

          記念日

          あの闇夜が懐かしい話

          この話は遡ることもう4ヶ月ごろでしょうか。 精神科慢性期病棟。閉鎖病棟にいた頃。 私は照明というものがどうも好きではなく、 夕食が終わるとそそくさと部屋の電気を消して、どっぷりと暗くなった外を眺めながらよく考え事をしていたものです。 闇夜という名の海の底に沈み、街灯や建物から漏れる光を海月に見たてて。 夜を味わっていました。どっぷり。 ひたすら文章を書いていたり(noteを始めて間もない頃でしょうか)、 それともただひたすらにボーッとしていたのかもしれません。 そん

          あの闇夜が懐かしい話

          ここ数日快活になったり倦怠感が強くなったり慌しいです。 病名は詮索せずにDr.に任せて、 大切な人のアドバイス通り架空の上司のご機嫌だと捉えます。 きっと今は怠惰で仕事をしているんだろうな、うちの上司は。 だから部下の私もモチベーションダダ下がりなんですね、きっと。

          ここ数日快活になったり倦怠感が強くなったり慌しいです。 病名は詮索せずにDr.に任せて、 大切な人のアドバイス通り架空の上司のご機嫌だと捉えます。 きっと今は怠惰で仕事をしているんだろうな、うちの上司は。 だから部下の私もモチベーションダダ下がりなんですね、きっと。

          アイスリープウェル

          微睡の戸を叩かれた。 また夢が覚めた。 ユーフォリア。幸福感。多幸感。 また夢を見たいと心は言う。 また良い夢を見るためにはどうしたら良い? また眠る? 何か違う気がして、でも起きている元気もなくて、ときたまカフェオレを飲みながら、ベッドに寝そべって本を読む。 そして、ふと思い立ってこの文章を書いている。 プレイリストは アイスリープウェルからポラリスに進んでいる。 眠り続けていたら、ポラリスを見ることはできない。 道標は進もうとするものに与えられる。 次、私はどん

          アイスリープウェル

          暗がりで黄昏の絵を描く

          わたしは寝るしばらく前から部屋の電気を消す。 大切な人の声や息遣いを聞きながら黄昏れる。 暗がりに目が慣れてくると、ふよふよと何かが目の前を泳ぐ。 シーラカンスだろうか。深海。 呼吸の一つ一つが泡ぶくになって見える。 月の白がかった黄色。黄昏。 シャッターが閉まっていて見えないけれど、海原を淡く照らしている。 深海には届かない光でも、不思議なことに感じてしまう。 そんな絵を描いてみたい。ふと思う。 今日も私は黄昏れるだろう。頭の中で描くだろう。 そんな幸せの一枚を大切に

          暗がりで黄昏の絵を描く

          2回すすぎ

          この間実家に帰った時、母が 夏の洗濯は2回すすぎがいいよ。1回だと匂いが残るからね。 と言っていた。 え?でも確か洗剤には確か、 「すすぎ1回で圧倒の洗浄力!」 とか書いてあった気がしていて、私はそれを信じて、この間まですすぎは1回だった。 何をどこまで信じていいのかって難しい。 紛い物なのに信じさせる謳い文句だって世の中にはたくさんある。 最終的に信じられるのは経験則だったりする。 疑いを持つこともそれ即ちそう。 そう思うと、無駄な経験はないし、自分にも他人にとって重

          2回すすぎ

          不安になってしまった話

          私には素敵な恋人がいる。 賢くて、思慮深くて、優しくて、年齢的にも精神的にも大人で、言い出したらキリがない。 (賢いのは悪口?と言われたけど、私にとっては最高の褒め言葉だ。) つくづくかっこいい人である。 だから、不安になってしまった。 私はまだ自分が定まっていないことを突きつけられてしまう。 私はかっこよくない。 私の一挙手一投足がかっこよかったら、彼の魂は喜ぶだろうか。そんなことを考えた。 弱気になった。なぜか怖くなった。 私は彼を愉しませたい。 それなのに、何故。

          不安になってしまった話

          かっこいいと思われたい話

          私は、自分の人生という舞台において、主役ないし重要人物になれているだろうか。 今思うに、モブキャラだったりするのではないだろうか。自分の人生なのに? 名前がついていない。名前という覚悟を携えていない。 意志が軽薄。かっこよくない。 言っちゃえばダサい。自分からしても。 自他共に認めるかっこよさ。憧れ。 憧れで終わらせるのか? 何かになれる人ってかっこいい。 自分の持ち合わせたものを強みにできる人。 意志のある人。 それを口にできる人。行動できる人。 それを"信じている"

          かっこいいと思われたい話

          愛の伝道師への道は険しい

          試練、通過儀礼 先日、思わぬハプニングに遭遇した。 その後に恋人と電話して、1日半ほどダウンして(その間も恋人は電話を繋いでくれていた。)、先ほどからやや回復してきた。 母や世話人さんも部屋を訪ねてくれた。 たくさんの人たちが励ましの言葉をくれた。 それは行動の結果のお話だった。 それも嬉しかった。 恋人は、私の一連の行動は、周りに対する愛だと言ってくれた。 そして、そうなりたいと私が前々から言っていたものなのだが、 『愛の伝道師』 になるための通過

          愛の伝道師への道は険しい

          アセンション

          いつかはそういう星の回りだったというお話。 私は、中学3年生の高校受験期に精神疾患を発症しました。 自分で言うのもあれですが、母校の学年で一番内申や偏差値が高かったと自負していました。 (中1〜発症まで内申オール5、塾の模試では偏差値70越えが普通だった。) 学校でも、塾でも県内の公立トップ校合格をかなり期待されていた節があります。 学校では、学級委員と吹奏楽部部長を兼任していました。部活が終わると、急いで家に帰り、塾に自転車を飛ばして(

          アセンション

          見返りを求めずに報われること

          見返りを求めずに報われること。 生まれてきた時、見返りを求めてこの世に生を受けることはほぼないけれど、 生きていて良かったと思えることってそれすなわち、報いかもしれない。 恋人の言葉に、またもう一個人生の報いを感じた気がする。 そういうのって、いいな。

          見返りを求めずに報われること