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二重扉の内側にやってきた眠れぬ夜に

二重扉の内側にやってきた眠れぬ夜に

2024.10.29

二重扉の内側にやってきた眠れぬ夜に

途中で目が覚める。
思い出しちゃった、ここが静かなこと。

夜は思った。

そして眠れぬ君一人。

夜は仲間を見つけて嬉しそう。
夜はただの夜から眠れぬ夜になりました。

君が寝るのが先か、日が昇るのが先か。
眠れぬ夜はそれで全てを失う。
また明日は新しい夜がやってくる。

寂しいかい?
そんなの知ったこっちゃないよね。
二重扉の内側で

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産みの苦しみ

産みの苦しみ

2024.9.3

『産みの苦しみ』

深いところで愛を知るには
深いところで自分を知り、それを誰かに伝えること。そうして愛を受け取る。

伝えるには産みだすプロセスがある。

そうした苦しみから感じたことを蓄える。

また一歩、あなたの側に近づける。

深いところで、さらに深いところであなたを知りたい。伝えたい。

魂

2024.9.3

『魂』

今この瞬間も輝き、目醒め続ける。
それを見せてくれる人がいる。
なんて幸せなことだろう。

気づいてくれて教えてくれてありがとう。

あなたの、私の魂に。

寝息

寝息

2024.9.3

『寝息』

あなたが気持ちよさそうに寝ている。
ゆっくり休めているといいな。
いい夢みてるといいな。

いつもわたしが先に寝てしまうけれど、
今日みたいな日はたまにはいいかもしれない。

おやすみなさい、また明日。
明日こそは元気なわたしで会いたいな。
できうることなら。

優しさ

優しさ

2024.9.3

『優しさ』

苦しみの中で生まれる優しさ
誰かの苦しみを救えたらいい

あなたの優しさがわたしの優しさを生み、
わたしの優しさがまだ見ぬ誰かの優しさにささやく。

あなたは優しい人。とてもとても優しい人。
それがあなたの生きる意味。
その一つ。

いつもありがとう。

人にも自分にも

人にも自分にも

2024.9.3

『人にも自分にも』

同じように扱いたい
卑下することも迫害することもなく

優しくいられてるかな
ふと自分に問いかける
できてないかも
少し焦る

自分に優しくできなければ人に優しくできない
その逆も然り

でもあなたはこう言う
「少なくとも君は人に優しくできているんじゃないかな」

そういうことだね
それだけで少し自分に優しくいられる気がするよ

放った焦りは空に
誓いは雲

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大事なこと

大事なこと

2024.9.2

『大事なこと』

待つ

自ら湧き上がるものを
世界から与えられるものを

蓄える

待つことの先にあるものを
つかむ体力、気力、能力を

前向きに待つ、前向きに蓄える
どちらも、大切で素晴らしい力

夜と霧

夜と霧

2024.9.2

『夜と霧より』

真っ暗闇の絶望
いつ終わるかも分からぬ悲劇の連続

光を心に灯し続けた人がいる
それを道標に歩みを止めなかった人がいる

伝えることを諦めなかった人がいる

希望とは何か
使命とは何か

生きるとは何か。
奇跡とは何か。

光とは
自らを、大切なことを照らす光とは

何か

鬱

2024.9.2

『鬱』

2日前から閉じた雨戸
今が昼なのか夜なのかも分からない
付けっぱなしのごうごうと鳴るエアコン
ただ無機質に部屋を照らす明かり
横たわりただただ息をする私

そして枕元には恋人の生活の音
空白に生まれる彩り

明日のことなど何もわからない
ドロドロに溶けたものの再構築
いつ形をなすかは知る余地もない

1秒後生きている確証もないけれど
この瞬間生かされている確証はある

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私の使命

私の使命

2024.9.2

『私の使命』

使命
使命を果たす
ことができる
ことに今も関わっている
辛い
苦しい
ことも使命?
この闇から抜け出すことができなくても
抜け出せたとしても
それは使命
暗がりのなかに一つ浮かぶもの
私を導こうとも滅ぼそうとも
滅びようともかまわないのかもしれない。
それが私なのならば。
私の使命なのならば。

今だから

今だから

2024.9.2

『今だから』

元気がない時だから
それは本物となりうるかもしれぬ使命

深海を朧げに照らす使命
いつか水面に浮かんだ時には全身でそれを受け取ろう

そして伝えよう
私が受け取ったもの、与えられるもの

あなたに教えてもらったもの
大切なこと
愛おしいと思うこと
その全てを

眠れない夜に

眠れない夜に

眠れない夜に

私は遠くで暮らす大切な人と声を繋ぐ。

元気で暮らしてるかな。風邪なんか引いていないかな。

そんな私はいつも心配かけてばかりだね。
でも、たまにはだけど、それでいいのかもしれないとも思うんだ。
あなたのおかげだよ。ありがとう。

1+1の気持ちが100にも1000にもなる不思議な夜の世界。

今日も私は大切な人と声を繋ぐ。

いつも、本当にありがとう。
こんなささやかな気持ちが世

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花火

花火

パッと咲く一瞬の花。
パチパチと花弁を散らして消えてゆく。

そこには美しさと儚さが共存している。

儚いものと知りながら、なぜあなたと見に行きたいと思うのでしょうか。

それはきっと、一瞬の美しさを、愛しさを忘れないため、とっておくためなのかもしれない。

いつか一緒に見に行きたい。
そう告げたとある夏の日。

遠く離れたあなたの家から見える花火。
そんなことを考えながら。

次に会う日のために

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傷つけあうこと

傷つけあうこと

傷つけてしまう。傷つけられてしまう。
それが本意でも不本意でも。

傷つけあうのは仕方のない話?

たくさん悩むんだろう、きっと。
いや、悩んできたし、
これまで傷つけたことも傷つけられたことも、
それで大切な関係を失ったこともある。

失ってしまった人たちへ。そして今の大切な人たちへ。

傷つけても、傷つけられても、
私はあなたのことが好きだよ。
今のあなたでいてほしい。ありのままでいてほしい。

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