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血のつながりが忌々しくなった話

先日、父と父の職場の方々とバーベキューに行ってきました。
序盤は楽しかったのですが、
だんだん父がお酒を飲みすぎてしまい、
皆さんが片付けている間もだる絡み、帰りもフラフラでもうどうしようもなくなってしまい…。

という前置きから。

私がとりわけ嫌だったのが、
私がおっちょこちょいなのは仲が深い方からすれば周知の事実なのですが、
そのおっちょこちょいで荷物を落としてしまった時、父の職場の方に、
「お父さんとそっくりやなー苦笑」
と言われてしまったこと。

そして、帰りに父がイライラしだして、電車で悪態をついたり、改札に当たったりしたこと。
近くにいる私は他人のふりをしていましたが、
なんせ顔が瓜二つなため、私にまで好奇の目が向いていた(被害妄想だったらすみません)
こと。

私には、その二つがなんとも屈辱的で、恥ずかしかった。
そうして、私もその一面を持ち合わせていることに忌々しさを感じたのです。

そこで、中学の時に習った優性遺伝と劣性遺伝を思い出しました。
2人の親から生まれた子の中には、両親それぞれの遺伝子が入っていて、そのどちらかが表に出て現れる。というものだった気がします(間違いだったらごめんなさい。)。

どうして二分の一の確率で、似通ったものが表に現れてしまうのだろう。

もちろんそれで美味しい蜜を吸ってきたこともあるので、それもまた完全には恨めないのも尚更悔しくて。

そんなの捉え方だよ、悪い方に考えても仕方ない。自分でもわかっている。
でもそれもまた悔しい。

親子関係って豊か。それを素直に享受したい。
でも忌々しい。
とてもそれが私には難しいです。

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