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ねるさん

ねるさん

これは、一度死んだ私に生きる力の欠片を再び一緒に拾い集めてくれた恩人が恋人になったお話。

2022年1月6日、私は一度死んだ。
死ぬしか無かった。なぜかは分からないけれど、そんな確信があった。
その日精神科の外来の後から記憶が戻った時、私は川辺に落ちていた。
電車に乗っている時に見慣れた高架橋、車が行き交う大きな橋、雪、地面、あらぬ方向に曲がった脚。

「ああ、死に損ねたんた

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花

内なる花

誰の心にも、魂にも、
きらりと咲いて儚く散ってゆく花がある。

探しに行こうよ。見つけてみようよ。

あなたと一緒に探したいな。お互いの花。
見つけて欲しいな。私の花。
見つけたいな、あなたの花。

雑草でもいいよ。いつかたくさん見つけてブーケを作ろうよ。

ざっそうのゆめ。いつかぶーけにしてもらうこと。

水をあげよう。立派な華になるように。
吹き荒む雨風にも負けないよう

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GIFT

GIFT

GIFT

白と黒の間は灰色だろうか。
きっと色々な灰色かもしれない。

灰色だけじゃない。無限の色が広がっているとしたら。

君の好きな色。それが一番綺麗な色だろう。
気に入るかな、受け取ってくれたら嬉しいな。
一緒に探せたらもっといいな。
僕の方こそありがとう。

光る贈り物。君からだったらなんだってだよね。
胸の奥を優しく、でも煌々と照らすよ。
ほら光ってるんだよ。

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Mr. Shining Moon

Mr. Shining Moon

泣き出した空は路上に落ちて
水たまり月に片想いしてるよ

両想いになる前に水たまりは渇いているかもしれない。
雲が邪魔をする合間に。

泣いて泣いて泣き腫らしたあの涙はあの人には気付いてもらえずに枯れてしまうかもしれない。

涙している時は、雲が邪魔をしてあなたという月は見えない。本当は気がついて欲しいのにね。

だから、片想いは苦しい。

でも、ありがとうMr. Shining M

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神さまの子供

神さまの子供

私の国の神さまの子供。
私の人生を共に駆けてくれた太陽系より果てしなくコンビニより身近な存在。
どうか、半世紀まで、いや、もっと果てしなく音を鳴らし続けてほしいです。
2024.5.10
Mr.Children32周年。
私たちの国の神さまが育てた大人。

きみも悪い人でよかった

きみも悪い人でよかった

悪い人ってなんだろう

私も悪い人。きみも?

みんな悪い人。都合が悪い人。タイミングが悪い人。
あれが悪い人。これが悪い人。

わざと悪者になる人も悪い人?

優しい人も悪い人?

悪い人。

でも、夕飯も美味しいし、駄目映画も観る。
そしてきみも悪い人でよかった。
私が悪い人じゃなかったら、きみに巡り会うことだってできなかったから。

類は友を呼ぶという言葉がある

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Mr.Children 記憶の旅人

Mr.Children 記憶の旅人

僕はここにいるよ
君のいた場所に

そこをスタートラインにして、記憶の旅が始まる。
僕の記憶、君の記憶。

淡い恋、眩しい恋。
柔らかな後悔の旅。
どうしてあの時伝えなかったの?
寄り添ってくれるのが後悔じゃなくて君だったらよかったのに。

そんな想い出は
苦しいけどいつも綺麗で、優しくて。
"油断"していると夢の中に生きてしまう。

夢は、記憶の整理のために見るらしい。
夢は記憶の

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深海

深海

連れて行ってくれないか
深い深い闇の中に。シーラカンスのもとに。
光の当たらない静かな場所に。

連れ戻してくれないか
生命の根源に。母なる元に。

僕を、ぼくも。

あどけなかった日の僕は夢中で、深海を追い求めていたんだ。

2020.10.17(イラスト)
2024.4.17(文章)

Mr.Children『深海』を聴きながら。