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これからの人生はクリープ現象のように進みたい。アクセル全開の日々にブレーキをかけてもいいですか。

ひとまず深呼吸をするために、今の自分の混乱した状態に向き合うことにしました。頭の整理が追いつかないままに言葉を並べているので、少し読みづらい内容かもしれません。

▽与えられた「半年」の猶予期間。

これから数年間の自分のあり方を決めるために、半年の期間が与えられました。6ヶ月という数字を決めたのはバイト先のオーナーです。

5年前 → 現在→ 6ヶ月後 → 数年後

6ヶ月をひとつの節目として、他に考えられる人生の節目は「5年前」「現在」「数年後」のあわせて4つ。それぞれの段階における自分の姿について考えてみます。

<5年前>

大学受験に合格し、とある国立大学の建築学科に入学しました。成績はほどほどで、秀でた得意があったわけでもなかったので、スポットライトを浴びることはありませんでした。唯一にして、注目された瞬間は卒業直前に提出した作品で、学内2位に選ばれました。これを機に自分が得意とすることがデザインの分野にあることを知ります。(▼卒業制作でつくった建築模型)

<現在>

同じ大学の大学院入学試験に合格し、1年が過ぎました。忙しなく過ぎた日々を思い返しても、教授の雑用とアルバイトをしていただけで何か実績を残したわけではありません。とりあえず今は、教授より勧められた内容で研究をしています。研究は『日本と海外の相違点や共通点に注目しながら、プロジェクトを海外で応用展開する』ことを目標にしており、この研究が軌道に乗れば「ゴールデンルートが用意されている」と教授は言います。

そのようなゴールデンルートが、今の私には見えていません。

教授のいうゴールデンルートとは、50歳手前とか、その辺りの年齢に差し掛かったときの未来を見据えたもので、私の約30年後のできごとです。私が研究を始めてから1年に過ぎず、プロジェクトの可能性を見出すまでには至っていませんが、追究してゆけば30年以上の未来が保証されています。

さて、このまま研究を続ける道を選ぶべきでしょうか。

去年の4月にオープンした家具屋で働き始めてから、もうすぐ1年が経ちます。アルバイトという立場を通して経営・マネジメントを学ぶようになり、現在はECサイトを立ち上げるためにphp言語を0から勉強を始めました。もともとPCを使う作業を得意としていたので、WEBデザイン・コーディングの面白さにどんどんと没入しています。

家具屋での仕事は、
・家具の販売
・WEBサイトのデザインやプログラム構築
・ヴィジュアライゼーションによるインテリア空間の提案
・SEOを向上させるための企画・提案

をしています。スタッフはオーナーと私を含めて、たったの4人で、チームとして一丸になって奮闘しています。予想はしていましたが、正社員になって欲しいと声を掛けられています。

さて、研究者の道を諦めてビジネスを選ぶべきでしょうか。

<半年後>

私の選択肢は、
①現在の研究テーマを継続し、博士になる道に進む。
②修士課程を卒業して、家具屋に就職する。
③研究テーマを変更して、博士になる道に進む。
④大学院を中退して、家具屋に就職する。

このいずれかを選ぶときが、必ず訪れます。
そして、今日の私は「④」を選ぶことを望んでいます。

今日の私と半年後の私の価値観は、どこまで変化するのでしょうか。

周囲に後押しされて、中退を諦めるかもしれません。家具屋ではなく、全く違う会社への就職を考えているかもしれません。

いつも変わらない「自分の軸」として大切にしたいのは『楽しいか』ということです。学生であれ、社会人であれ建築に携わる多くの人が、身体を壊しかねない不健康な生活を送っています。5年以上も経てば十分な忍耐が鍛えられ、ちょっとの苦労は我慢できます。④の選択肢を選ぶことは決して楽(ラク)をしたいからではなく、楽しさという自分のブレない軸にしたがった結果です。

<数年後>

数年後の自分は今の自分に、どのような一声をかけるでしょうか。おそらくどの選択肢も捨てずに行動することを勧めるはずです。それを可能にするためには、今の自分に「ブレーキ」をかける必要があります。

研究を続ける
就職を考えて働く

ただでさえ、これらの両立は大変です。そこに「選択肢を絞るためのアクション」が加われば、キャパシティを超えて限界を迎えてしまう未来が見えます。だったら、今がまさにブレーキを引っ張るときかもしれません。

ブレーキをかけたものは、一度止まってしまえばアクセルを踏むまで進みません。自分のタイミングでエンジンをかけてアクセルを踏めば、ふたたび進み始めることは可能です。

まだ誰にも話していませんが、半年間の休学をしようと考えています。半年後のタイムリミットまでに、後悔しない選択肢を見つけるために、

「ブレーキをかけても、いいですか?」

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