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三度の飯作りを放棄した主婦の話。


突然ですが…

皆さまは、次の食事に何が食べたいですか...?

今週食べたいものとか、あるんでしょうか。


私は、あまり食に興味がありません。

特に、あれ食べたい!これ食べたい!とかっていうものが、特にここ数年無いんです。

Twitterやインスタにキラキラとあげられる美味しそうなモノたちも、おぉステキ、あら豪華、なんて思いはしますが…

結局は綺麗なお花や景色の壁紙と同程度にしか見えないのです。



物心ついてからずっとそうなのか?

と問われればそんなことはなく。


以前は食べることも、作ることも、両方好きでした。


学生時代(今から20年以上前)には、友人と一緒にバイト代でホテルランチやケーキビュッフェをはしごしたものです。

キッチンに立つのも好きで、雑誌を買いこんではおかずや焼き菓子などを作ったりも、よくしていました。


そんな私が。なぜここまで食に対する興味をなくしてしまったのかというと…


理由は結婚。出産。家事。


って言うと、あたかも夫や家族が悪いみたいに聞こえるかもしれませんが、実は彼らには、一切罪はありません 笑

ただ、私の『我慢する癖』が変な所で発揮され続けた結果、爆発した、という理由なのです。


恐怖の刷り込みに苦しむ。


実は、私の実家は、母が専業主婦だったので、当たり前のように1日3食、わりとしっかり出てきました。例え、要らない、といっても。

母は食事を大切にする人なので、季節のものを上手に取り入れた、毎日、晩御飯は色合いも鮮やかな食卓でした。

朝も、簡素とは言え、動物タンパク、野菜類、汁物、主食、フルーツ、がびっしりと並ぶ家だったのです。


それが当たり前の家で育った私の脳内の刷り込みは、『ちゃんとした食卓を準備できるお母さんはちゃんとしたお母さん』的な、相当歪んだ刷り込みになってしまっていたのですね。


元々、頑張ることが苦手な私が、結婚し、母になり、5年ほどは、その、今となっては謎の『ごはんをちゃんとするお母さんはちゃんとしてる説』を守り抜いてきたのです。

でも…


恐怖のごはんルーティン


眠い中起きて、朦朧としながら、自分は食べもしない朝ごはんを作る。

でも子どもは食が細く、大して食べない。

必死で食べさそうと試みるが、途中で遊び始め、あきらめる…

脱力感と一抹のイライラを残し、洗い物が終わる。

掃除・洗濯などをしていると…『昼何?』と聞かれる。

…昼を準備する。

子どもは食が細く、またしても残す。残った残飯で遊び始める。

残飯どっさり…うんざりしながら洗い物が終わる。

やるべきことが終わり、束の間、自分の時間を楽しもうと思った矢先に、『晩御飯何?』と聞かれる…



…とまぁ、お決まりのパターンですよね。

『今日、晩御飯何ー?』の声が、もう恐怖。憎い。そんな言葉、この世から消えれば良いとさえ思っていました。


それでも、数か月は頑張ったのです。

私の頭に刷り込まれた、『ごはんをちゃんとするお母さんはちゃんとしてる説』は相当根強く、私自身が、それにしがみついていたのです。


ついにキッチン作業を放棄する。


ある日、耐えきれず、主人にすべて暴露しました。

ご飯が美味しいと思えないこと。
食べたいものなんてこの世になくなってしまったこと。
可能なら3食サプリメントか栄養ドリンク程度で済ませたいくらいに思ってしまうこと。
台所に立つこと自体が苦痛だということ…


これ全部、育ち盛りの子供を育てるママの言うことか?と思うと、なかなか言い出せずにいました。

そう、そんな私の性格が、知らず知らずのうちに、自分で自分を追い詰めてしまっていたのです。


そんな私の言い分を、主人は、特に驚くでもなく、ふんふんと聞いてくれました。


私のご飯が突然美味しくなくなってしまったから、『何かあったのか?』と心配はしてくれていたようでした。


まぁそうですよね…そんな思いで作ったご飯なんて、美味しいわけないですもの 笑。


で…

よくよく話し合って。


私が我慢しなくて良いように、以下のことを決めました。

・朝ごはんはできるだけ簡素に。市販のパン、ホットケーキなどでも余裕で可とする。
(って今まで不可とされていたわけではないのですが、勝手に私が避けていたのです)
・昼ごはんは、食べる人が食べたいものを作って食べる。その時に意見が合う人がいれば、助け合う選択は可。
・晩御飯はできるだけ家族全員で手伝う。準備や片付けも含め、私1人にさせない。

この『話し合いの場』が随分と私を柔らかくしてくれたことは事実でして。

1人で抱え込み、恐怖の『ご飯をちゃんと作る母はちゃんとしてる母』という刷り込みを徐々に手離すことが出来つつある、今日この頃です。



○○じゃなきゃダメ、とかそんなのは無い。


生きていると、自分のあずかり知らぬところで、『○○じゃなきゃダメ』、と思い込んでいることってあります。

気がつかないだけで、割とたくさんあったりします。


そして時に、その思い込みが、自分を追い詰めてしまうこともあるのです。

だから…


もし、我慢してることがあるなら。

我慢しながら続けるのではなく、我慢に変わる選択肢を探してみませんか?


私の立場で、こんなこと言ったら怒られるかな…?
お母さんなのに、こんなこともできないなんて思われないかな…?
この歳でこんなことしたいなんて。笑われるかな…?

それ、ほぼ全部大丈夫です。

まずは、身近な人に言葉で伝えてみましょう。

あなたの我慢に変わる選択肢、きっと一緒に探してくれる人がいるはずですから♪

勇気を持って、まずは声を上げてみましょう。


どうしても緊張が解けない場合…

まずは体を動かすのもオススメ。


ヨガは、体を動かしほぐしながら、同時に心もほぐしていきます。

あなたの心の緊張、一緒にほぐしましょう。

お話を聞きつつ、簡単にできるあなただけのストレッチから、ご自身だけの贅沢時間を過ごすのも、良いですよ。


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