【雑感】YESマンがもたらす影響
<おじさんDX Vol 681>
どのような組織にも見られるYESマンの存在。
何でもかんでも批判や反対をするのは論外ですが、盲目的にYESしか選択肢がないYESマンがもたらす影響について少々記事にしてみました。
✅黙っていうコトを聞くだけ
語弊がありますが、黙って言うコトを聞くのが正しいのでしょうか。
というのも若手からの相談等を聞いている際に…
上司が部下に指示や伝達をする際に「社長が言うから」という分かるようなわからないような「組織論」で業務命令が下されるのに違和感を感じているのです。
たしかに組織ですから「上のいうコトは聞いておく」と長らくサラリーマンの私は疑いもなくやってきたのですが、言われてみれば理由になっているようでなっていなのですよね...。
散々決められたレールの上を歩ませ、それでいて部下が自発的/自律的に考えられないと嘆く経営者や管理者も居ます😓
カリスマ経営者などが牽引し続けている内は問題が表面化しなくても、時が経過するにつれ弱い組織になっていくのです。
✅意見を言わない、発言をしない
残念な話、画期的なアイデア等が生まれにくいのがこうした組織の特徴。
社長や上司が意見を言うとそれに乗っかるだけだったりします。
意見が出ないYESマンばかりの環境では、軌道修正も出来ません。
かつてとある組織にこんな上司が居たのですが、その方の現在は不明です。社員は社員で黙って言われたことをやっていれば良かったのですから、これはですね...省エネモードで働く社員を増やす元になります。
まぁ無くなった会社というのは、こんなものでして…会議の席でも誰も意見を言わないのです。やがて業績が下がり続けても回復することはなかったのです。
✅疑問に思ったら確認❓
YESマンの存在は、組織を弱くするのですが、このYESマンが生まれた背景はなんなのでしょうか。
ケースにもよりますが、YESと言っていた方が彼等彼女等に「都合がよい」のです。数多のYESマンの中でも当初からYESマンでない方もいらっしゃると思います。
これで組織が強くなりますか?
私の狭い経験上で職位が上がってくると周囲が意見を言わなくなる。それなのに自分の意見や方針、やり方が正しいと自信を持つのは、ちょっと危険です。
周囲がYESマンになっていないか疑問を持つことも必要です。