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【雑感】人を育てない管理職?①

<おじさんDX Vol 647>

人材育成が課題の企業において、人がどうして育っていないのか若手とざっくばらんに雑談をした記事になります。




✅前置きとして


管理職に求められるのが、人材育成
です。

優れたプレイヤーが優れたマネジメントが出来るとは限らないのです。
これがまた人を育てるという事を難しくさせています。

✅やり方も様々
✅正解があるようでない
✅自分の経験から来る判断で間違いないだろうか…。
✅いまいちピンとこない
✅育てようとしているが結果がなかなか出ない

本気になればなるほど悩むのです。

この悩みの構図を考えるにあたって、構造的な欠陥がないのか疑問です。


若手とも「人を育てないのはどうしてなのか」ざっくりと推測してみました。能動的、受動的であれ、各種の推測が出てきました。



✅1.人の育て方を知らないのでは?

誤解を生む表現ですが、個人的に感じているところで管理職で人の育て方を知らない方は、多いと推測しています。

自分がどうやって育ったのか、とある企業の管理職の方に聞いたコトがあります。

✅「最初は、何も知らなかった」
✅「何も知らない状態でいきなり現場に出された」
✅「いつの間にか出来るようになった」

殆どが思い出話で、どうやって自分が育ったのか.…知らないのです。

初心を忘れ、何で当時苦しんだのかは想い出となり、ナレッジとして積み上げられていません。経験していないのですから、具体的な手法での育て方も知らないのです。



✅2.自身の経験則から判断しているのでは?


前述のように育てられた経験という実感がないと…。

✅「自分がそうだったから、君もね」
✅「私の経験では、そうだったから君もね」

この「君もね論」は、悪しき伝統ではないでしょうか。

こんな論理が現場でまかり通っている状態では、人の成長は停滞します。
経験則が有効なのは「どうやって育てたか」であって、自分が何となく育った状況を肯定してはいけないと思います。


なので、自分の棚卸をしたほうが良いのです。


✅3.育てる気がない
✅4.育ってもらうと困るのでは?

人を育てようとしない管理職の流れはつながっています。


極端な事例ですが、個人的に驚愕したエピソードがあります。


その企業も人手不足に始まり、人材不足で本来であれば由々しき問題ですが、当事者感が薄く問題意識が低いのです。企業の未来を見ていない人が管理職なのか...と、驚愕したのですが、育てる気がない人は、自分のコトしか興味がないのです。

元凶は、俗にいう「スライド人事」
特に人手不足になると、こうした愚かな行為が横行します。
当人達は、適正やスキルから判断するのではなく、穴の開いたパッチを埋めるような行為を平然とします。

中には「後進が育ってくると、自分の立場が危うくなる」と考える一部の層もいますので、企業にとってどうなのでしょう?


✅業務の標準化をしない。
✅業務を自分で抱え込みむ。
✅知りえた情報やノウハウを水平展開せずに属人化していく。

本当に仕事が出来る管理者は、自分がいなくとも仕事が回るようにしていくのです。


私ではなく、私達(チーム)という視点がないのが残念です。



✅5.課題に気づいていない(自分を疑わない)


ある程度経験を積んだヒトこそ注意が必要です。

必要以上に自分を疑うのではなく、時に立ち止まって自分のやっているコトを分析する必要があります。視野が狭くなると見えていない本音が見えず、課題に気付きにくいのです。


例えば部下に違った視点の話を聞きたいと管理者が言っても…。
「すでに答えが決まっている」
「期待される方向性(上司の価値観に沿っている)返答」を求められる。
「頭ごなしに否定される(理由付けがない)」


という光景があります。

✅私はこう思うけど…「あなたはどう思う」という問いかけの際、正直に自分の思う事を言ってよいのか迷います。

とある若手

✅「意見を聞いているようで、実は意見なんて聞いてくれないのでは?」

とある若手

✅「面倒ごとに巻き込まれる予感がある」

とある若手

✅「正しいコトを言わないといけない雰囲気があって苦手」

とある若手

✅「いきなり話を振られても、考える時間もないのに無理難題」

とある若手

普段からの関係性を構築できていないと、すれ違いのオンパレードになります。



少し長くなりましたので、今回はここまで😁






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