見出し画像

「知って犯す罪」と「知らずに犯す罪」

あなたはどちらが罪深いと思いますか?
知っていながら犯す罪は確信犯であり、きっとその方が罪深いと思いますよね。
 しかし、仏教の教えでは知らずに犯す罪の方が、罪深いと云われています。わかりやすくいうと、知らなかったでは済まされないのです。
釈迦の教えによると

「知ってて焼け火鉢を握るのと、知らずに焼け火鉢を握るのとでは、知らずに握った方が大やけどをするように、知らずに犯す罪の方が重い。」

 火鉢が熱いものと知っていれば、少なからず手加減したり、気合いを入れて握ったり、何らかの対策を行なっています。
一方、火鉢は熱いと知らなければ、手加減せずに握ってしまい、火傷という代償を負うのです。

 社会的ルールや、秩序に縛られていると本質が見えなくなってしまうのです。

かのソクラテスは「無知は罪なり」と弟子たちに話していました。
ソクラテスの言葉には続きがあります。
「知は空虚なり、英知持つもの英雄なり」
知識だけあっても行動しないならば虚しい、知識があって行動する人が優れた人という意味です。

 人間は成長していく上で、知の蓄積によって成長していくものです。
しかし現代は、ネットやチャットGPT を通じて簡単に知識や教養を手に入れることができます。容易になった一方でその重さが大切になったと言えるのではないでしょうか?

私はヨガを通してレッスンを提供している立場から、
ジブンのカラダについてあまりにも無知ではないかと思うことがあります。

 i-yogaではできるだけ多くの知識を織り交ぜながら、クラス実践しています。漠然とやるだけではなく、どうやるか?を大切にしているので、年齢に関係なく多くのユーザーが成長しています。
 どれだけ、知識に重みがあっても、受け手に(習う側)理解するという意識がなければただの空虚な言葉となってしまいます。
大切なことは、どう受け止めるか。

さて、本題です。

 体が硬いには大きく二つあります。
1、運動不足=使わなすぎ 
2、運動しすぎ=使いすぎ・・・?!

こちらからお借りしました


 日頃、プロアスリートへ指導していますが、ハムストリングの(腿裏)硬い人がとても多いのです。特に長距離の方は当然、とんでもない距離走っています。完全なる使いすぎの分類ですね。
 そこでハムストリングのストレッチをしましょうという流れになりますが
伸ばそうと頑張ると、実は縮む力を強くしてしまいます。
 なぜなら筋肉は収縮(縮む)ことが本来の役目なのだから。
ストレッチしてるけど、深まらない人、ヨガを頑張ってるのに上達しない人は、伸ばそうと頑張ってるからなのです。

ハムストリングの代表的なストレッチは前屈です。
多くの人が体力測定の長座体前屈を前屈と認識しているため
手が床につく、足に指につくことが正しい前屈だと判断してしまう。

上の前屈ではハムストリングは影響しません。下の前屈として指導しています。

違うのです。それではハムストリング(腿裏)は伸びていません。
前屈での役目は、実は腹筋なのです。
正しくは、ハムストリングは伸ばすのではなく、腹筋を使うことで
結果ハムストリングは伸ばされるのです。

腹筋といっても私が示す腹筋とは”大腰筋”のことです。

腸腰筋群

それは3つの筋肉からなる腸腰筋群を指しています。

 大腰筋とは、上半身と下半身を唯一繋いでいる筋肉であり、
身体の”指揮者”と表現する研究者もいます。
指揮者とは全体を統一する役目、指揮者なしでは演奏は始まらないし、まとまりませんよね。
 カラダの指揮者がうまく役目を果たしていないとしたら???

知っているつもりだった、知ってるけど実践してないかも・・・
もう少し、知ることを増やしてみませんか?
知ることの大切さ、知って実際に体感する大切さを実感しましょう。
あなたが、自分のための英雄になりましょう。

運動してない人も、してる人も、アスリートもヨギーも
『寝たきり老人になりたくなければ大腰筋を鍛えなさい』なんて本も出ております。
高齢者、高齢者予備軍の方も、すべての人が知るべき”大腰筋”のことをぜひ、この機会に。 

3月24日 1DAY 大腰筋LABO(仮案)開催します。
*詳細は追ってUPします。

また4月末より、YOGAプライマリー集中コース2期が始まります。
知らずにヨガのポーズを練習するとヨガの効果は半減、または逆効果になります。もしあなたがヨガインストラクターであっても本当に「カラダ」の知識を理解していますか?
知っている、理解する、できるを増やし、深め、自信持って伝えることができる基本のプライマリーコース。
最初が肝心!カラダの知識を深めたい初心者も対象です。

こちらも詳細近日公開!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?