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『日本の夏と言えばサザン』じゃなく、『サザンこそが日本の夏』なんだと思わされた日。

Netflixでサザンオールスターズの『茅ヶ崎ライブ2023』を観まして。
あまりサザンに対しては知識がないんですけど、すごく楽しんでしまいました。

観てて思ったのは、本当サザンの音楽って日本人のDNAに染み込んでいるんだなあってこと。
なんかもうメロディがキャッチー過ぎて、全曲知ってるような気がしてくる。まあ、実際には半分ぐらいしか知らないんですけど。笑

「涙のキッス」「いとしのエリー」「真夏の果実」…バラードだけで何個名曲あるねんって感じで。
しかも、若い頃と歌声変わんないし。なんなら、ハスキーさが増して深みが出ているような気さえする。

明るい夏、情熱的な夏だけじゃなく研ナオコに提供した名曲「夏をあきらめて」のような物悲しい夏を描いた名曲を書けるのも凄い。やっぱ桑田佳祐って天才だわ。
「東京VICTORY」を聴いても、彼の才能は本当に不滅だなーと思わされる。
1970年代から活動を始めて、2020年でもあんなにキャッチーなメロディが書ける。しかも、高音で歌い上げるような曲じゃなくあんなにシンプルなメロディで。頭の中どうなってんでしょうね。

「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」以降の名曲連発はまさに圧巻。
「みんなのうた」の水ぶっぱなしや、「マンピーのG★スポット」の『爺』と書かれた被り物や下ネタ連発がOKされちゃうのは桑田さんのチャーミングさのおかげだよねえ。
で、彼を支えるバンドの連帯感も素晴らしいです。原坊以外のメンバーってあんまりしっかり見たことなかったんですけど、みんな自分の仕事に徹するプロって感じですよね。

アンコールの「Ya Ya(あの時代 (とき)を忘れない)」「希望の轍」、マジたまんねえです。
「Ya Ya〜」は高校生の時Mステの20周年スペシャルで聴いて、それ以来好きなんですよね。青春をテーマにした楽曲で、ノスタルジーに溢れているんですよ。主張し過ぎない優しいメロディが最高です。

「希望の轍」はもう、日本人のDNAに刻まれてる名曲。
ピアノのあのイントロを聴いただけでテンション爆上げだし、サビを聴くと湘南の海を車で走ってるような気がしてきます…まあ、実際は僕運転もできないんですけど。笑

この映像観てたら、サザンのライブ行きたくなるなあ。
だって、お客さんみんな楽しそうなんだもん。
多分、日本人にとっては『日本の夏と言えばサザン』なんじゃなくて、『サザンこそが日本の夏』なんだよなあ。

それぐらい、”サザンオールスターズ”というバンドが日本人にとっては大きな存在だと分かる素晴らしいライブ映像でした。

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