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実家、せめぎ合う想い

僕は、実家に帰ることが好きではない。

いや、こういうと誤解を招いてしまいそうだ。
念のために言っておくと母との仲は良好だし、地元の街並みは好きである。

問題はひとつ。“食”である。

この夏、僕は体を絞ろうと思っている。
SASUKEにおける空中戦を制するためには、自重を減らすことがトレーニングと同じぐらい重要だ。
だから、僕は今もウォーキングをしながら時々休憩してこの記事を書いている。クソ暑い。

僕の体重は56.5kgなんだけど、できれば53kgまで落としたい。
元々太っているわけではない僕にとって、毎日の食事は重要だ。
己にしっかり制限をかけることで、ようやく少しずつ体重が減っていく。

しかし、実家だとそううまくことが運ばない。
親とは、久しぶりに会う息子には良い物をたらふく食べさせたい生き物なのだ。

僕だってその気持ちはわからなくもないし、なにより実家の飯は美味い。
しかし、年齢的に僕の全盛期も長くはない。
男には耐えねばならぬ時があるのだ。

そんな気持ちを親には伝えてあるものの、時折唐突にブドウやらアイスクリームを持ってくる。
断るわけにもいかず、仕方なく少し食べる。
不満そうな母親と困る僕。

もはやこれは「絶対に食べさせたい母VS絶対に食べたくない息子」
ほこVSたて状態である。

しかしながら、最終的に僕は戦いに負けることが多い。
だって、親には感謝しているし笑顔が見たいしね。

良い息子であることを取るか、良いアスリートであることを取るか。
せめぎ合う想いの中、僕は今年も京都を満喫する。

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