#レストラン
バックパッカーズ・ゲストハウス㉙「股間を晒すという罰」
前回のあらすじ:友人には金を借り、ネットカフェからはブランケットをパクるという己の所業を恥、文章がやや雑になる。【これまでのお話https://note.com/zariganisyobou/m/mf252844bf4f2】
ゲストハウスの近くに、黄色に塗った板に赤色の文字で、
「警告 ここはトイレではありません。大便や小便をする人は、男女に関係なく、顔・股間の写真・動画映像を永久公開します。
バックパッカーズ・ゲストハウス㉚「くるくるくるくる、巻き巻き巻き巻き」
前回のあらすじ:ボロい機体で撮った証明写真を片手に、新宿のオフィス街にあるレストランへバイトの面接へ行き、見事採用された。【これまでのお話https://note.com/zariganisyobou/m/mf252844bf4f2】
せっかく遠距離をしているのだから、手紙を書こうと思い、帰りに文房具屋に寄った。ウォルトと彼の兄貴のロイについて書かれた本を読んで以来、ディズニーにハマっていたの
バックパッカーズ・ゲストハウス㉛「嫌西側諸国」
前回のあらすじ:レストランでのバイト初日、役者志望の先輩にサロンの巻き方を教えて貰った。【これまでのお話https://note.com/zariganisyobou/m/mf252844bf4f2】
この日だったか、別の日だったか忘れたが、営業終わりにゴミを捨てにいく場所も、役者志望の女に教えてもらった。地下にある鉄の扉を開けると、かなり広い空間が広がっていてそこ全てがゴミの集積場だった。コ
バックパッカーズ・ゲストハウス㉜「スリップ・オン・ザ・ゲロ」
前回のあらすじ:店長に怒られながらバイトにいそしむ日々が始まった。【これまでのお話https://note.com/zariganisyobou/m/mf252844bf4f2】
大阪から転勤してきた副店長に、青森出身の店長は、まず第一声で、「俺、関西弁嫌いだから、絶対に使うなよ」と言ったそうだ。愛媛から出てきて、大阪弁を間延びさせたような方言を使う私は、店長から見れば立派な西側の人間だった
バックパッカーズ・ゲストハウス㉝「働く人々」
前回のあらすじ:東京には役者志望の人がわりとその辺にいることを知った。【これまでのお話https://note.com/zariganisyobou/m/mf252844bf4f2】
体育会系役者志望が、「ダントツで可愛い」という従業員がいた。ショートカットで顔立ちは確かに整っていて健康的なアイドルのようだった。しかし、その子をダントツで可愛いと言いきるあたり、まだまだ体育会系も若いなと思っ
バックパッカーズ・ゲストハウス㉞「川崎よりの使者」
前回のあらすじ:バイト先の賄いで出たキノコのパスタが旨かった。【これまでのお話https://note.com/zariganisyobou/m/mf252844bf4f2】
厨房で唯一、大人しそうな見た目の、ナオタロウというバイトがいた。たまにバイトを上がる時間が一緒になることがあった。ある日、二人で帰り支度をしている時に、更衣室にクリーニング屋が入って来た。五十手前ぐらいの親父で、江戸っ