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【今でしょ!note#143】チーム時短実現奮闘記1 目標設定

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

先日、1〜3月の自分の人生経営における四半期決算をした際に、4〜6月の次期目標として「チーム内時短の実現」を掲げました。

今週から2024年度に入り、年間労働時間のカウントもこのタイミングでゼロリセットされますから、働き方を見直すにはよい機会と思えたからです。

私は数年前から裁量労働で働いており、制度通りの考え方としては、1日1時間勤務であっても、仕事の成果をしっかり出していれば評価される制度です。

もともと、テレワークが浸透し、職場まで遠い場所に引っ越したこと、子どもの保育園送り迎えや、育児を考えると、夕方子どもが帰ってきてから夕食→お風呂→寝かしつけの怒涛の時間には家にいれたほうが良いので、分断の自由度が高い点に裁量労働やフレックスタイムの良さを感じていました。

しかし、仕事時間の自由度の高さだけでなく、集中して何かの仕事に取り組みたい時は朝に一気に仕上げてしまうなど、自分の頭がよく働く時間に仕事時間を充てることで、より高いパフォーマンスが出せることに気が付きます。

自分1人の働き方であれば、自己管理とルーティンを上手く組めれば今後もより改善していけそうですが、チームメンバーを含めた時短はなかなか難しそうです。

社会や会社から「時間外労働を減らそう」と言われることは増えましたが、「このように取り組んでみたら、実際に労働時間が減った」というリアルな情報は意外に少ないです。
少ないからこそ、リアルタイムでの取り組みや試行錯誤を定点観測できるように発信することは希少価値となります。

私にとっても、ともすれば「仕事の繁忙・閑散期」といった不可抗力に委ねざるを得ないとも思えるチームメンバーの労働時間管理について、自分たちの向き合い方次第である程度コントロールできると思えば、1つの面白い実験結果となりそうです。

そのため、これから月1回程度を目安で、2024年度の「チーム時短奮闘記」として、「働いてもらい方改革」に挑む小さなチームを試行錯誤をお届けします。

2024年4月2日 メンバーに時短したいと伝える

まずは、自分のチームメンバーに集まってもらい、「何故私が本気でチーム内時短を実現したいのか」、簡単なディスカッションペーパーを用意して、3人のメンバーに伝えました。

私のチームメンバーは、自分よりも数年前からプロジェクトを担当している先輩有識者の方、2023年新卒入社で今年2年目社員、昨年夏に中途入社で参画したベテラン社員の3名です。

色々と話をしましたが、私が時短したいと考える主な論点は次の3つです。

  1. 時間外労働が常態化している組織は、外から見て魅力的でない

  2. 生産性を高めるには、時間を短くするのが最も即効性あり

  3. 「ただ長く働くこと=仕事ができない」という価値観が、社内でもますます広がるはず

一つ目は、「外の人から見たチームの雰囲気の良し悪しを決めるのは、まさに自分たち。他人から見て、このチームは魅力的とは感じない、と思われるチームに自分の身を置いているのは、何より自分自身が許せない」という話をしました。

二つ目は、先日のリーダーシップの記事でも触れていますが、「忙しい人は仕事を選ばざるを得ず、仕事の取捨選択の過程でより成果の大きい仕事に注力できるようになる」という考え方を、お話しました。

以下の記事で詳細解説していますが、「時間がたくさんあって暇な人は仕事の優先順位を付ける癖が付かないので成長できず、時間に制限があるほうが優先順位を付けて自分で決定せざるを得ないため、成長できる」という観点です。

三つ目は、一つ目と似ていますが、社内からの目線としても、「毎日ずっと長く働いていることが、メリハリが付けられずダサい」という価値観が今後より広まっていくだろうという話です。

自分は、社内からもお客さんからも協力会社の方々からも、「プロフェッショナル集団」と認知されるチームが作りたい。仕事における勝負所や成長のために踏ん張る瞬間は必ずあるので、やる時に納得がいくまでやることも大切だけど、休む時にはとことん休める「かっこいい自分たちであろうぜ!」という話をしました。

チームメンバーの反応

一通り私の考えや想いを伝えたあと、メンバーの皆さんも色々と考えていることを話してくれました。

一番共感してもらえてよかったと感じた点は、「スタートダッシュが大事」という話です。まずは年度の切り替わり直後となる4〜6月で月45時間以上の時間外勤務はしないところから目指そう!という具体的な目標に落とし込めたのが、初回としてはよかったと感じています。

年度切り替わりは、社内でもキックオフがあったり新メンバーが入ったり、と、気持ちを切り替えるには絶好の機会です。

私のチームは昨年度も、時間外労働が常態化していたり、特に労働時間が長いということはなかったです。
でも、ともすればあまり意識することの少ない労働時間に対して少し意識するだけで、「とりあえず1時間セットしていた会議を30分にしよう」とか「会議のアジェンダと何が決まれば終わる会議か明確にしてから始める」とか、小さな仕事のやり方に変化が生まれるきっかけになればよいなと思っています。

とにかくお互いに働き方について意識し合って、長く働いている人がいたら、お互いに声をかけよう、という話になった点も良かったです。
連帯責任ではないですが、この目標は「チームの全員が月45時間以上の時間外労働をしない」ことなので、チームで達成する必要があります。

「個人の目標」ではなく、「チームの目標」と認識することで、お互いに仕事のやり方の改善手段を考えたり、休む人をドンドン後押しする雰囲気がさらに出てくるといいなと感じています。(昨年度は、私が意識的に長期で休んだり、口酸っぱくドンドン休もう!と言い続けていただけなので)

継続的な取り組みにするために

5月のゴールデンウィーク明けに、再度4月の自分たちの働き方について振り返ることも決定しました。

長くかかってしまった仕事は何か、改善できる仕事の進め方がないかを振り返ることも行うのですが、一番大事なことは「まずは4月に全員月45時間以内(もちろん、ゼロに近付けばなおよし)を達成できれば、それを目一杯喜んで、お互い恥ずかしくなるほど褒め合うこと」だと考えています。

この小さな成功体験をテコにして、いかに時短やより成果の出る仕事の仕方をそれぞれが考える強いチームになれるか。

それには、自分たちでドンドン調子に乗って、時短を面白がってやることが大切です。
楽しくないと、続きませんから。

5月の会では、一番長く働いた人が、振り返りの会のお供のお菓子を用意するということも決まり、自分たちで楽しんでワイガヤでやれたらいいなと思ってます。

そして、これは私の仕事ですが、時短実現に向けたチャレンジを積極的に社内発信します。

社内で「時短を実現したチーム」として認知してもらえるよう、この1年の取り組みをOn-goingでまとめて、他チームに発信することで、他チームで同じように悩んでいる人の背中を押す取り組みにできればと考えています。

まだまだ目標を立てて、チームメンバーとチャレンジしてみよう!となったばかりです。
上手くいかないことも含めて、今後もご紹介できればと思うので、ぜひお楽しみに!

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
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