安達裕哉
記事一覧
【24/6/8最新】Googleの最新生成AIである、Gemini1.5Proの性能を検証する。本当にGPT-4o、Claude3-opusを凌ぐ性能なのか?
さて、去る5月14日、Googleが満を持して、最新の生成AIである、Gemini1.5proをリリースした。
Xなどでは、なかなか評判が良いようで、GPT-4oを凌ぐ性能だという話も出ている。
ただ、このような評価は眉唾のものも多い上、LLMによって得意不得意にかなり差があるため、最終的には自分で確かめないと、実務に使うことはできない。
そこで、例によってGPT-4oとClaude3と同条
シンプルで力強い文章を書くための、単純なルール
1. シンプルな文章のルールシンプルな文章を書くことは、読者に内容を効果的に伝えるために非常に重要です。
例えば、アップルの創業者である故スティーブ・ジョブズは、シンプルで分かりやすいプレゼンテーションで知られています。彼のプレゼンテーションは、余分な言葉を省き、短くまとめることで、聴衆に強いインパクトを与えました。
余分な言葉を削ぎ落とすことで、伝えたいメッセージが際立ち、読者の心に残りやす
処理速度が速いのは良いけど、GPT-4oは決してGTP-4よりも優れているわけではない。
つい数日前にChatGPTの新しいエンジンである、GPT-4oが発表された。
高速で動作しOCR機能もGTP-4より優れているとされる。
だが本当に、GPT-4よりもGTP-4oは賢いのだろうか?
最先端のモデルが、旧モデルよりも本当に優れているか、検証してみる。
東大理系の数学の問題を解かせる2023年の、東京大学理系の数学の問題を解かせてみよう。
この問題の正解は、14/55だ。
GP
世界14カ国で読まれ、全米で100万部売れた文章術の古典の「急所」を紹介する。
ナタリー・ゴールドバーグという人物をご存知だろうか。
「20世紀で最も人気のあるライティングマニュアル」と称される、Writing Down the Bones: Freeing the Writer Within(邦訳:魂の文章術) を著した人物だ。
この本は全米で100万部以上を売上げ、世界14カ国で販売されるほどの人気を誇る。日本でも改訂を繰り返し、初版は1986年に発売されたが、その内容
初心者がやりがちな「気持ちの悪い文章」を書かないようにするための技術
読んでいて、「気持ちの悪い文章」がある。例えば、次のような文章だ。
これは、ジャーナリストで、元朝日新聞社の編集委員であった、本多勝一の著書「日本語の作文技術」に出てくる、「無神経な文章」の一例だ。
本多勝一は、この文章を「一言でいうと、これはヘドの出そうな文章の一例といえよう。しかし筆者はおそらく、たいへんな名文を書いたと思っているのではなかろうか。」と評している。
本多勝一の言い方が気に
オフィスワーカーではなく、インフラを支える生成AIたち
2022年11月末にOpenAIから一般公開されたChatGPTに代表される生成AIは、その影響力を急速に拡大している。
自然言語処理の分野で飛躍的な進歩を遂げたChatGPTは、質問に対する回答生成や文章作成など、様々なタスクで高い能力を発揮し、社会に大きなインパクトを与えた。事実、生成AIは、単なる言語処理の枠を超え、すでに多くのオフィスワークに影響を及ぼしつつある。
しかしオフィスから一
生成AI時代の、コンサルティング会社の文章術
前回は「よみたくなる文章力」について書かせていただいた。
では「読みたくなる文章」の正反対の文章はなんだろうか。
それが、「コンサルティング会社の文章」だ。
「読みたくならない文章じゃないの?」と思う方もいるだろうが、じつは違う。それは反対ではなく単なる否定だ。
読みたくなる文章の反対は、実は「読まないといけない文章」である。
読まないといけない文章「読まないといけない文章」は、つまり仕事で
ライターが獲得すべき「よみたくなる文章力」とは、一体何なのか
Books&Appsに寄稿をいただいていた、patoさんが本を出されるというので、帯に推薦文を書かせていただいた。
こういうことはあまり軽々しく引き受けるものではないが、今回お引き受けした理由は、patoさんは「文章力」というテーマを語るにふさわしい人だと思ったからだ。
だが、patoさんは決して「分かりやすい文章」を書くわけではない。また、「役にたつ文章」を書くわけでもない。
逆に言えば、
ChatGPTと、Claude3に仕事を与えて、性能比較をしてみたら、長所と短所がはっきりと分かった。
一部では、ChatGPTよりも優れているのではないかと噂のClaude3ですが、実際のところ、その性能はどうなのでしょうか。
本稿では実際にいくつかのタスクを両者に与え、そのクオリティの差を検証したいと思います。
なお、比較対象の2者にはいずれも課金をしており、最高のパフォーマンスを持つモデル同士を比べました。
1.記事執筆同じ条件で執筆を開始するために、プロンプトは以下のステップを採用しま
プログラムのようなプロンプトではなく、「雑談プロンプティング」という技法で生成AIを使うと、楽に使えるし、たのしい。
先日、AIコンサルタントの中山高史さんと、生成AIのユースケースと技術について、ディスカッションをしました。
非常に面白い意見交換ができたのですが、その中でも特に面白いテーマの一つだと思ったのが、「プロンプティングについての考え方」でした。
プロンプティングは「AIへの命令文を記述する」ことですが、往々にして、その目的が「一発で目的の成果を得る」ことにおかれています。
すると、どうしても「コ