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スタートアップがエクイティファイナンスでの調達を行うべきケースとは

以前も書きましたが、僕が持ってる懸念として「起業 = エクイティファイナンス(第三者割当増資による調達)実行」と考えてる人が最近多いよなというものがあります。
それ故に、それがもたらすメリットやデメリットについてあまり認識せずに進めてしまってるケースをわりと見ているので、ここではどういったケースでエクイティファイナンスを行うべきかという話を。
結論から言うと「会社をめちゃくちゃでかくするぞ!」という断固たる決意がないならばやらない方がいいです。

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エクイティファイナンスの実行が意味することとは

例えばあなたがサッカーを始めたいと思ったとします。
リフティングをまずやってみようかな、とか、草サッカーチームでも入ってみるか、とか、フットサルを試してみようかな、とか、そこには選択肢がたくさんあるわけです。
ですが、資金を外部から入れることによって、進むべき道は「ワールドカップを目指す」に固定されます。
なぜなら、投資家側は当然ビジネスなので、キャピタルゲインの最大化を目指しますし、スタートアップとは限られた時間の中で急速な成長を目指すための仕組みだからです。
ちなみに僕は某投資家の方に「時価総額1,000億円を目指さないのであれば投資はできない」と言われたことがあります。

そういった覚悟もないままに安易に調達してしまい、自分の人生で優先したいことと事業がずれたとしても、それでも走り続けなくてはなりません。
資本政策は不可逆だとよく言われますが、最も重要な意思決定は”そもそも外部から株式を用いた資金調達を行うか否か”です。

お金がないからエクイティファイナンス?

とはいえお金がないんです、みたいなのは筋が通らないと思っていて、想定していなかったイベントの結果として僕は起業後すぐにご出資をいただきましましたが、それに備えて社会人1年目でかなり切り詰めた生活を送り200万円程の貯金をしていました。
また、大学生の頃には15分/日くらいの作業で10万/月くらい稼げてたので、収益化はすぐに可能だとも思っていました。
俺がやったんだからみんなもやれ、という話ではなく、お金がないことは外部からの資金調達を行う理由にならない、ということです。
これを見て無理だー!と思う方は、正直スタートアップを始めてもうまくいかないと思いますし、そのミスマッチは誰も幸せにしない。

僕が創業期の資金調達について相談を受ける際はいつも「あなたが人生でやりたいことはなんですか?」という質問をします。
なぜなら、スタートアップは会社を急激に成長させるための劇薬であり、経営者その他を幸せにするための仕組みではないからです。

資金を得るための代替手段

とはいえお金が必要だ、というケースはあると思うので、最初は政策金融公庫さんからの借入をお勧めします。
もちろん安易に考えるのはよくないですが、無担保無保証っていうほぼリスクのない状態で千万単位のお金が調達できるので、これをやらない手はない。
こういったお金を使いながら事業のPMFを進めていった方が、調達を行う際にも有利に交渉を進められますし、曖昧であった「起業」というものをより正確に認識できるので、人生のジレンマは発生しづらくなると思いますよー。

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ITベンチャー勤務後、2012年に創業 複数回エクイティ・デッドでの資金調達を行い各種事業を手がけ、 2015年に既存事業譲渡と訪日旅行者向けWebメディア立ち上げを並行しつつ 2016年にフジメディアホールディングスグループに3.5億円でバイアウト 2019年、2度目の創業