田中優之介

田中優之介

マガジン

最近の記事

どうすれば、オンラインで『参加してる感』がある場をつくることができるのか?

こんにちは、ゆーのです。 自己紹介↓ 対話と場づくりの人。散策者によくいます。東京大学物理工学科。ワークショップ企画運営の軸に《場のゆらぎ》を据えています。関心キーワードは現象学、組織文化。最近はもっぱら、オンラインにおける対話の可能性と限界について考えています。Twitterはこちら。 このシリーズは、その名の通り「オンラインにおける対話」について考察をするという企画です。毎月6日に考察をまとめたnoteを公開しています。ちなみに、これまでの記事は以下のリンクから見る

    • オンラインにおける〈居られなさ〉の考察 −舞台上での演技経験の分析を交えて

      こんにちは、ゆーのです。 自己紹介↓ 対話と場づくりの人。散策者所属。東京大学物理工学科。ワークショップ企画運営の軸に《場のゆらぎ》を据えています。関心キーワードは現象学、組織文化。最近はもっぱら、オンラインにおける対話の可能性と限界について考えています。Twitterはこちら。 なぜ今、『オンラインにおける対話の可能性と限界』を考えるのかこの、シリーズ『オンラインにおける対話の可能性と限界』とは、その名の通り「オンラインにおける対話」について考察をするという企画で、毎

      • 思わずカッとなってしまう自分の、無意識をさぐること。

        こんにちは、ゆーのです。 ↓自己紹介 対話と場づくりの人。散策者所属。東京大学物理工学科。ワークショップ企画運営の軸に《場のゆらぎ》を据えています。関心キーワードは現象学、組織文化。最近はもっぱら、オンラインにおける対話の可能性と限界について考えています。Twitterはこちら。 思わずカッとなってしまう自分について、考えてみる誰にでも、思わずカッとなってしまうことや、思わず怖くて泣きたくなってしまうことがある。 そのきっかけは誰かの言葉だったり、街角の広告だったり、

        • 雑なファシリテーションで、人を傷つけてしまった話

          こんにちは、ゆーのです。 ↓自己紹介 対話と場づくりの人。散策者所属。東京大学物理工学科。ワークショップ企画運営の軸に《場のゆらぎ》を据えています。関心キーワードは現象学、組織文化。最近はもっぱら、オンラインにおける対話の可能性と限界について考えています。Twitterはこちら。 雑なファシリテーションをして、人を傷つけてしまった話です。 書こうか迷ったんですが、自分への戒めとして、そしてあわよくば“ファシリテーター”を名乗ることがある他の人たちに反面教師にしてもらえ

        どうすれば、オンラインで『参加してる感』がある場をつくることができるのか?

        マガジン

        • 個人的なエッセイたち
          9本
        • オンラインにおける対話の可能性と限界
          5本
        • ワークショップ・ファシリテーション
          1本

        記事

          〈オンラインであるってことは障壁には感じない〉 関係性とは、どういうものか

          こんにちは、ゆーのです。 自己紹介↓ 対話と場づくりの人。散策者所属。東京大学物理工学科。ワークショップ企画運営の軸に《場のゆらぎ》を据えています。関心キーワードは現象学、組織文化。最近はもっぱら、オンラインにおける対話の可能性と限界について考えています。Twitterはこちら。 さて、このシリーズ『オンラインにおける対話の可能性と限界』とは、その名の通り「オンラインにおける対話」についてさまざまな学問から知見を借用しつつ考察をするという企画です。 ちなみに、第一弾に

          〈オンラインであるってことは障壁には感じない〉 関係性とは、どういうものか

          コミュニティと周縁、そして場づくりと関係性へ

          藤本さんの記事を読んだ。 藤本さんと初めて会ったのは、昨年の12月。そして、僕が自分の活動を紹介するときに「ワークショップ」という言葉を使わなくなったのは、彼と出会ってからだ。 藤本さんという人はそれくらい大きな影響を僕に与えてくれた人で、今日はこのnoteに触発されて書きたくなったので筆を取る。 明確なアウトラインも引かないまま、藤本さんのnoteを足場にして僕が「場づくり」について感じていることや「場づくり」に込めている願いを書いていこうと思う。どうかお付き合い願い

          コミュニティと周縁、そして場づくりと関係性へ

          〈オンライン飲みを楽しめない〉のは、どうしてか?

          こんにちは、ゆーのです。 軽く自己紹介↓ 対話と場づくりの人。散策者所属。東京大学物理工学科。ワークショップ企画運営の軸に《場のゆらぎ》を据えています。関心キーワードは現象学、組織文化。最近はもっぱら、オンラインにおける対話の可能性と限界について考えています。Twitterはこちら。 これは、さまざまな学問から知見を借用しつつ「オンラインにおける対話の可能性と限界」について考察をし、毎月6日にnoteを公開するという企画です。そしてこの文章は、記念すべきその第一弾として

          〈オンライン飲みを楽しめない〉のは、どうしてか?

          僕の生活リズムに必要なのは、1本の輪ゴムだった。

          生活習慣の終焉起床。なんか窓の外が明るい。 何時だ?あ、14時か。 そろそろ活動するかーと、体を起こしながら、昨日何時に寝たんだっけ、と考える。確か、5時。 「新型コロナウイルスの感染拡大により〜」 という接頭辞は、街を歩けば(急用です)もうどこでも目に入るけど、それが他人事じゃなくなってしまった。 こちら、新型コロナウイルスの感染拡大により、生活習慣、ダメです。 外出の予定もなければ、そもそも予定すらない。 1日24時間を区切るものがないから、だらだらと過ごし

          僕の生活リズムに必要なのは、1本の輪ゴムだった。

          成長前夜の、ひとり

          なにもないような夜、 目の前には、ただひたすらに黒い、壁が広がって、木材を重ね合わせてできた壁。僕はただそこに佇んでいて、壁を眺めながら煙を口に含んでいた。 イヤホンから流れる音楽が、僕の世界。 そこから立ち上がる世界が、目の前の壁と合わさって、僕をひとりにする。たまに通り過ぎるサラリーマンだけが、これが現実であることを思い出させる。 あるきだす。サンダルの隙間の素足を、一気に、空気が冷やしていく。 トレンチコートの、帰宅途中の女性たちが向こうからやってきて、やがて

          成長前夜の、ひとり

          ぼくと黒猫

          実家に、ネコがいる。3匹。 物怖じしないおっとりな性格のラグドールと、小さくてやんちゃなキジトラ、そしていつも隠れている黒猫。 黒猫は、うちに馴染まなかった。大きくなってからうちに来たためか、はたまた、うちに来る前に何かあったのか。 黒猫のキモチは誰にもわからないけれど、事実として、彼女はふだん、家の二階、すみっこの部屋の、これまたすみっこの机で、ひたすらに隠れて姿を見せない。 一番仲がいいぼくにすら、帰省してすぐは顔を見せないほど。帰省の期間は短いから、いつもちょっ

          ぼくと黒猫

          「怒られたこと」と、向き合えた話

          恥ずかしながら、ぼくは怒られることがとても怖い。 それは生まれ持った性格なのか、はたまた“いい子ちゃん”として生きてきたからか…。理由はよくわからない。 今、ぼくは教習所に通っているのだけれど、先週、ぼくは教官に怒られて凹んでいた。 今日はそのお話。 今思えば、全然大したことじゃない。 マニュアル車で難関とされる“坂道発進”。そこで案の定エンストしたときに、教官が舌打ちをして「早く(エンジン)回せ」とイラついた態度をとった。それだけ。それ以降も不機嫌ではあったけど、

          「怒られたこと」と、向き合えた話

          “東大なのに”勉強がトラウマになってしまった僕の、復学してからの6ヶ月

          こんにちは、ゆーのです。 ぼくは「“主体”がゆらぐ場づくり」をモットーに、日々ワークショップや演劇の探究と実践をしている対話と場づくりの人です。最近は、介護やケアなどの事例や、現象学を切り口にして、「わかりあえなさ」のことについてもっとよく考えてみたいと思っているところです。 今日は、ぼくの個人的な話をさせてください。 これからお読みいただくのは、東大なのに勉強ができなくて、どうしてもできなくて、でもそれが悔しくて、つらくて、だから、がんばってがんばって、見えない恐怖とた

          “東大なのに”勉強がトラウマになってしまった僕の、復学してからの6ヶ月

          「ワークショップでも映えるイラスト」の作り方(iPhoneアプリで手抜きver.)

          こんにちは、ゆーのです。 大学で物理を専攻しつつ、「ゆらぐ場」を作りたくて日々、ワークショップや演劇の探究と実践をしております。最近は身体論を切り口に、介護やケアとも通じる「わかりあえなさ」の問題に興味があります。興味を持たれた方は、ぜひTwitterにDMください!お茶でもいたしましょう! さて、今日紹介したい記事はこちら。 そう、昨日公開されたこの記事は、ワークショップ界に激震を走らせました。その勢いたるや、公開から1日で、すでに150もの人から“いいね”されている

          「ワークショップでも映えるイラスト」の作り方(iPhoneアプリで手抜きver.)

          ちょっとだけ、聞いてくれませんか。僕のやりたいこと。

          こんにちは。 突然でごめんなさい。ちょっとだけ目をつむってみてください。そうして、身のまわりのいろんなものや、いろんなこと、を思いうかべてみてほしいのです。 なにか、思いうかんだでしょうか? これから先は、いま、思いうかんだものを持ちつづけながら読んでみてほしいのです。 この世の中には、わかりやすいもの、がたくさんあります。 たとえば、ネット記事とか、本にのってる図とか。駅、なんてところも、それはもうわかりやすすぎて、僕らは気にもとめないくらい。 一方で、この世の

          ちょっとだけ、聞いてくれませんか。僕のやりたいこと。

          「つまらない会議」を変えるためのファシリテーションのあり方

          こんにちは、「ゆーの」こと田中優之介です。 僕は普段ワークショップ制作や演劇の実践をしながら、「場とはなにか」「他者と関係するとはどういうことか」ということについて、身体論を切り口に考えています。興味のある方は、ぜひお話ししましょう!ご連絡は僕のTwitterのDMまで👍 この記事では、「つまらないもの」になりがちな“会議”というものを活性化するためにはどうすれば良いか、ということについて10個のポイントと5つの事例を交えながら、会議におけるファシリテーターのあり方を探

          「つまらない会議」を変えるためのファシリテーションのあり方

          「wevox values card」で自己理解ワークショップ

          こんにちは、「ゆーの」こと田中優之介です。 僕は「アートな場」をつくることに興味がある物理工学専攻の学生なのですが、「一緒にやろうよ」「話してみたい」と声をかけてもらえないかと思いつつnoteを書いております。 今日は、さいさん(@aragakisai)企画の「自己理解ワークショップ」なるものに参加したので、その内容についてのレポートです! 自己理解、ってカードでできるの?今回のワークショップが企画されたのは、さいさんが「wevox values card」というものを

          「wevox values card」で自己理解ワークショップ