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「新しい生活様式」から考える2020年代 ~アフターコロナの価値観とは~
はじめに 2020年代の始まりは、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)感染拡大により、外出自粛、休業や休校要請で、全国民が家に引き込まなければならない、これまで経験のない事態に発展した。“コロナ疲れ”“コロナうつ”といった言葉が出てきたように、自粛の弊害は経済問題だけでなく大きな精神的ストレスを与えている。また“コロナ脳”と揶揄されるような、過剰に新型コロナに反応するヒステリックな現象も生まれて
もっとみる新型コロナ対策から見える社会構造の変化
新型コロナウイルスの感染拡大の最中、連日のように感染者や死亡者の増加に関する報道、外出自粛や休業、休校の要請に関する発表、あるいは政府や自治体の補償や手当てに関する情報など、東京オリンピックで盛り上がっていくはずの2020年前半は、息の詰まる鬱々とした期間となっています。
今回の騒動で意外だったのは、感染防止か経済活動か価値観の対立が先進国では思った以上に見られず、世界各国が感染防止に尽力し