久保内 幸彦

時事、社会問題を中心に投稿をしていきたいと思います。

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最近の記事

「貯蓄」から「投資」の不条理な現実

SNSや動画投稿サイトでは、個人の関心に応じて広告が表示される。最近、株式投資や不動産投資に関する表示が増えているのは、知らず知らずのうちにサイトや動画をクリックしているためであろう。 現在、国を挙げてNISAやiDeCoに代表されるような税制の優遇措置を活用して、個人の投資が積極的に勧められている。人口の逆ピラミッド(リタイヤ世代が増えて、働き手が減る)が加速するなかで、社会保険だけでは老後の生活を抱えきれないので、個人の資産運用でカバーしてほしいというメッセージとも言え

    • 「新しい生活様式」から考える2020年代 ~アフターコロナの価値観とは~

      はじめに 2020年代の始まりは、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)感染拡大により、外出自粛、休業や休校要請で、全国民が家に引き込まなければならない、これまで経験のない事態に発展した。“コロナ疲れ”“コロナうつ”といった言葉が出てきたように、自粛の弊害は経済問題だけでなく大きな精神的ストレスを与えている。また“コロナ脳”と揶揄されるような、過剰に新型コロナに反応するヒステリックな現象も生まれている。  私事では、現在のところ直接の経済的被害はないが、仕事上で業務縮小や外

      • 新型コロナ対策から見える社会構造の変化

         新型コロナウイルスの感染拡大の最中、連日のように感染者や死亡者の増加に関する報道、外出自粛や休業、休校の要請に関する発表、あるいは政府や自治体の補償や手当てに関する情報など、東京オリンピックで盛り上がっていくはずの2020年前半は、息の詰まる鬱々とした期間となっています。  今回の騒動で意外だったのは、感染防止か経済活動か価値観の対立が先進国では思った以上に見られず、世界各国が感染防止に尽力して、一部の国を除いては外出自粛や休業、休校はやむ無えないと判断したことでした。

      「貯蓄」から「投資」の不条理な現実