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旅のこと(ベトナム以外)

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今あるのは、トルコ、ウガンダ、マダガスカル、カメルーン、ドイツ、フィンランド、イギリス、京都あたり。
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2018年8月の記事一覧

アンフェアなことを見て黙っているのは、被害者であっても罪だ

アンフェアなことを見て黙っているのは、被害者であっても罪だ

「僕の宗教では、アンフェアなことを見て黙っているのは、被害者であっても罪なんだよ」

過去にイスラム教徒の同僚に言われた言葉です。
言われたのは、たしか日が落ちかけるような時間。
午前4時頃からのラマザン月の断食で、疲れ顔の彼はこうつけくわえて帰っていきました。

「まぁ、君はイスラム教徒ではないから、この教えに従う必要も筋合いもないけどね」

初詣は神社、お盆にはお経、冬になったらクリスマス

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ヨーロッパでAirbnb泊をする3つの理由

ヨーロッパでAirbnb泊をする3つの理由

3年ほど前からヨーロッパに行くときは、もっぱらAirbnbです。

ホテルより安いというのももちろんあるけど、それ以上にたくさん魅力があるのです。

1. 家主の個性がでるインテリアが楽しいいつも楽しみにしているのが、泊まるお家のインテリア。

たとえば、ロンドンで行ったのは、ちょっとレトロなアパートメントでした。

テーブルは古いスーツケース。タンスの上には、骨董市で買ったという藁でつくった

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旅の適齢期

旅の適齢期

沢木耕太郎さんの『旅する力』という本に、「旅の適齢期」という言葉がでてきます。

経験と未経験のバランスがとれた、26歳という年齢が「旅の適齢期」かもしれないと。

未経験ということ、経験していないということは、新しいことに遭遇して興奮し、感動できるということである

この本を読んだ当時、ちょうど26歳だった私は、もう適齢期が終わってしまうと、少し不安になりました。

いまのように、旅に感動で

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「伝える」というより、「連れていく」?

「伝える」というより、「連れていく」?

「アフリカに関心のない人に、どうやってアフリカについて伝えていますか?」

先日、キ・アフリカさんという団体の会でお話する機会があって、そこで参加者の方にした質問です。

「私はアフリカに連れていきますね。なにがぴんとくるかは人によって全然ちがいますから」

こんなふうに答えた方がいました。
布がいいという人もいれば、音楽がいいという人もいるし、スラムの雰囲気にハマる人もいるし、自分が役に

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