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■地方移住

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#東京

大都市で生きていくための知恵

大都市で生きていくための知恵

以前、これまで大都市(特に東京)で生きていく人生しか描けていなかった、ということを書いた。

子供の頃のことを思い返すと、東京へ買い物に行った折など、家族(特に母)からいくつかの「大都市で生きていくための知恵」を授けられていた。今回はそれらについて書いてみようと思う。

●人混みを横切るには斜めに歩く
最初に教わったのはこれではないかと思う。

我が家がよく買い物に出ていたのは新宿だった(だから今

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首都圏の旨味

首都圏の旨味

長いこと、自分は田舎出身の田舎者だと思って生きてきた。

家を継ぐとか、お墓を守るとか、ともすればそういう「古い価値観」にからめとられそうになる場所としての、田舎。

だから母は、娘であるわたしが田舎を抜け出せるよう、自らを犠牲にした、というような言い方をすることがあった。例えば、あまり父方の実家になじませないとか、地元ではなく東京の学校へ進学するように仕向けるとか・・・

だから、実家から東京の

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東京に8年間暮らしてよかったこと、課題だったこと

東京に8年間暮らしてよかったこと、課題だったこと

3年ほど前まで東京に暮らしていた。家族が転職して地方移住した今も東京は好きだし時々懐かしくなるけれど、東京にいたころより充実している部分もあるので、今のところ帰りたくなってはいない。

この記事では、就職をきっかけに東京で8年間暮らしたわたしが、東京暮らしのよかったことと課題だったことを整理してみたものである。



東京暮らしのよかったこと

「最先端」の近くで暮らせているという幸福感それほ

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今月もまた東京へ行って

今月もまた東京へ行って

一月前、九か月ぶりに東京を訪れた際、東京にいる人たちはみんなおしゃれであか抜けていて、すっぴんで古着中心のスタイルで訪れた自分がなんだか恥ずかしく思えた、ということについて書いた。

あれから一か月経ち、どうしても必要な用事があって、再び東京を訪れた。

ただし東京にいた時間はそれほど多くなく、近県への訪問、滞在時間の方が多かったことは注記しておかねばならないと思う。
また、同行者がいたことと、全

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東京土産は「比較」

東京土産は「比較」

約10ヶ月ぶりに、かつて住んでいた東京へ戻り、数日間滞在した。

東京を離れた時点では、感染症流行のため町は閑散としていたが、今や、どこもかしこも賑わいの渦の中である。

かつて暮らした東京。

流行の最先端が家のすぐそばにあった東京。

好みのエンターテイメントにも、生で、簡単に触れることができた東京。

地方暮らしの今となっては、もはやテレビやネットの中にしかない東京。

久しぶりの東京で何

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