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テラスハウスの香織さんが好きだった

note酒場でテラスハウスの話を聞いてから、前から耳にすることがあったテラスハウスが気になって、Netflixに登録した。
今も現在進行形で放送されている、2019からの東京編が、私が初めて見たテラスハウスだった。
1話から、はじめましてと言いながら一人ひとりがスーツケースを持って誰もいない家に6人揃っていくところから、じっくりじんわり、見続けた。
入居して少しずつお互いを知り、見知らぬ誰かだった住人たちと初対面で一緒に暮らし始め、同じ屋根の下で泣いて笑ってぶつかって相談して、新しい思いを胸に卒業を迎える。
誰かがいなくなった寂しさに明け暮れる間もなく新しい住人を迎え入れ、また新しい当たり前の日常が始まる。

今38話まできた東京編、好きな人物は初期メンバーでイラストレーターの香織さん一択だ。
香織さんだけやたらはまり、インスタもフォローし毎日チェックしている。
やさしいお姉さんで自分を抑えがちで、だけど芯があって目標に向かって頑張って、悩みながら進む姿がとても素敵で印象深かった。
香織さんは1個上だったけれど、来年の私はそんなにお姉さんらしく振る舞えるだろうか。

全体的にテラスハウスの中は主張が強い人が多い印象で、それは一緒に住むからかもしれないし、普段では仲良くならない人と話すからかもしれないけれど、ぶつかりあうことが多かった。
柔らかに解決を目指そうというより、主張しあってぶつかって砕けあうようなイメージが近いように思う。
そんな中で香織さんは人に何かをぶつけることをせず、控えめで主張できないことに悩んで、そんな姿が綺麗だなぁと思った。

結局、私は世の中主張できるようにならなきゃと思いながら、主張が強くない人の方が好きだし憧れる。
散々自己主張ができるようになりたいと書いておいてアレだけど、根本的に主張が強い人でありたいと思っていなかった。

自己主張が得意でないけれど言うべき時は頑張って言える、目指すべきところはきっと、それくらいのところだ。
抑え込んでばかりだとどこかでひずみに耐えられなくなるから、そこを柔らかに逃がしていけるくらいの、程よいやんわりとした主張を。
得意になんてならなくていいから、必要なところだけそっとやさしく伝えられるようになれたら。
それがきっと本当に目指したいところだし、ありたい姿もそこにある。

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