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新しいこと記録帳

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40代に向けてほそぼそと、少しずつやりたいことをやってみる。そんな自分を勝手に応援、ときに反省。覚書のようなnoteです。
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#社会人学生

眠っていた記憶

眠っていた記憶

近頃はプレゼンテーションと思考の文字起こしばかりしている。かつてはインプットが無いアウトプットを繰り返すなんて、そんな時間があったら他の事をやりたい!なんて思っていた。
ところが、どうだろう。アウトプットを突き詰めていくと自分が分かっていたと思うことが実は朧げであることに気付くのだ。そして、私はあの日のプレゼンでの質疑応答を思い出す。

プレゼンを終えるとクラスメイトが、「それはどれくらいの誤差が

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目指すのは、区切り。

目指すのは、区切り。

やっと、トンネルの出口が見えてきた。

来月、私は私にとって大きな課題に挑む。博士課程のプレゼンテーション試験だ。審査官の前で約1時間のプレゼンをして、30分の口頭試問を受ける。

自らの研究を審査官の口頭試問(いわば口撃)から守る、他国で言うところの「ディフェンス」と呼ばれるものだ。

その日程が決まった。残された時間は1ヶ月。(この記事は熟成させていたので残り3週間を切った。)
この間にまだ書

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未経験領域と私

未経験領域と私

もやっとした雲が私の思考の中を埋め尽くしている。
今週、私は復職から1年を迎えた。
恐らく喜ぶべきことなのだろうし、自分を褒めてあげたい気持ちに嘘偽りはない。
それなのに何故、モヤは晴れないのだろうか。

きっと新しい1年が再びはじまったからだろう。

というのも、4月に大学院へ復学した。
この1年間、私自身も周りの方々も、私の復学への姿勢に好意的であったように思う。
自分のペースで、でも少しずつ

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夜の街での過ごし方

夜の街での過ごし方

何とも言葉にしづらい気持ちになった。
怒り、失望、悲しみ、安堵、どれも違うようで、足し算してそれを割って、それから希釈したような薄ーい気持ち。
その時私はこの薄い気持ちの内訳も、核心部分も分からなかったから、ただただ気持ちを抱えてぼーっとしていた。出張先の街は夜も明るく、土地勘もある。そんな街の風景を、スーツのまま倒れ込んだ、ベッドの上から見ていた。

仮眠から起きても、あの気持ちがどこかに残って

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そう、私は「足掻き族」

そう、私は「足掻き族」

先日、徒然なるままに溢れた気持ちを書いた。Shihoさんが素敵なコメントを沢山ぎゅぎゅっとくれた。

会社から支援される社会人学生という立ち位置は、人に対する投資そのものだ、と言われた過去をなんとなくずっと引き摺っている。私の「費用対効果」なんて殆どないのに、と思ってしまう時がある。

じゃあどうしようか→頑張ろう→思ったほど頑張れない(成果がでない、思ったように上手くはいかない)→疲れる、自分に

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刺さった杭を利用する

刺さった杭を利用する

今日は記念日。ハッキリと物申してくれた人物の言葉から、今年の目標が家族間で共有された日。
「今そんなことしてる場合じゃないのでは?」という思いがけず放たれた電話越しの声に、私はひどく衝撃を受けた。笑って交わす癖から、その電話は何事もなく終わったかのように見えたが、私の心にはでっかい杭が刺さっていた。

なにもかもの思考が止まった状態で、誰かに分かってもらおうと、共有することで痛みを減らそうと、たぶ

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