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成功者、続ける人の話 「GRIT」やり抜く力

今回は「GRIT」やり抜く力 という本を紹介したいと思う。

この本は、軍隊で優れた成績を収めているものがなぜ、やめてしまうのか。逆に優れていない成績でも、軍隊に所属し続けけるものの違いはなんなのか、はっきりと証明した本です。

グリーンベレーとの共同研究の結果

アメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」との共同研究で選抜コース(このコースにたどりつくだけでもすごい)せっかくこのコースにたどりついたの42%の訓練生が途中でやめていった。最後まで訓練に耐え抜いた者たちは、いったいどんな点が際立っていたのだろうか?やはり「やり抜く力」だった。

では、「やり抜く力」以外には、どのような特徴や条件を備えていれば、軍隊や、学校やビジネスでの成功を予想できるのだろうか。

営業職の場合は、職務経験がものを言うらしく、経験者の方が未経験者よりも離職率が低かった。シカゴの公立高校では、面倒見のよい教師がいる場合は、生徒たちが中退せずに卒業する確率が高かった。そして、グリーンベレーでは、訓練開始時に基礎体力がきわめて重要といえる。

しかし各分野において、以上の特徴や条件に該当する人々を比較した場合は、「やり抜く力」の強い人の方が成功する確率が高い。それぞれの分野ならではの特徴や条件もたしかに存在するが、「やり抜く力」はあらゆる分野において重要なのだ。

この本から学べること

同じ能力なら「努力家」より「天才」を評価してしまう

この本から学べることは、私たちが成功するためには、才能ではなく努力が大切なのだということ。

よく成功者やオリンピック選手を見て、すごい。あんな才能があったらな。と嘆いている人を見るが、それは結果を出しているところだけを見ているからそうなるのだ。

陰ですごい努力をしていることは見ていない。

これには理由がある。それは、結果を出した人をすごい人と言うことで自分が成功できていないことを正当化できるからだ。

あの人が成功して、自分が成功できていないのは、あの人がすごいからだ!と思ってしまえば、自分が成功できていないことが正当化されてしまう。

私はできない。あの人ができているのは、あの人には才能があったからだ。

現実を見よ

現実をみよ。実際はそんなことはないのだ。成功できるかどうかはやり続けられるかが重要になってくる。

オリンピック選手でも、大企業の社長でも、みんな子供時代はあったのだ。

そんな人たちの中に才能があった人もいたかもしれない。

だが、世の中には一流のスポーツ選手や大企業、中小企業の社長はたくさんいる。その人たち全員が才能がある人だとみると、ものすごい数になってしまいます(笑)

その人たちの半分以上は才能ではなく、努力によるものだと思います

もちろん世に出ていない天才もいるでしょう。

レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉でこのようなものがあります

鉄は使わなければ錆びる。
水は澱んでいれば濁、寒空には凍ってしまう。
才能もまた
用いずしては損なわれる。

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