ココロとカラダのサポーター折居由加

◯ウォーキングインストラクター ◯呼吸法インストラクター ◯元ラジオリポーター ◯10…

ココロとカラダのサポーター折居由加

◯ウォーキングインストラクター ◯呼吸法インストラクター ◯元ラジオリポーター ◯10歳の脳性麻痺男児のママ 現在、オンラインレッスンを中心に ヨガ・呼吸法・自力整体といった 要素を取り入れたオリジナルメソッドで 皆さんのココロとカラダを整える サポートをさせて戴いています❣️

最近の記事

言葉の奥にあるもの

この文章はヨーガ・呼吸法の師である高橋玄朴先生が講師を務められている、筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のメールマガジンに掲載して戴いたものです ✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧  10歳の息子は脳性麻痺があるため、言葉もハッキリと聞き取れるものは限られ、知的な発達にも大きく遅れがあります。しかし、息子の感情表現に驚かされ、感心させられることも多くあります。 例えば『ママ』。息子が発する言葉はかぎられたものですが、『ママ』は日常的によく使います。その時

    • 技習得の極意

      みんなのヨーガニュース4月号 この文章は、呼吸法・ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められている筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のメールマガジンに掲載して戴いたものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  10歳になる脳性麻痺の息子、ほとんど言葉も話せないため普段のコミュニケーションは表情や行動の観察と状況から何を意図しているのか察しながらとなります。 彼の最近のお気に入りは、白いキャップ帽。パパと買い物に行った際に自分から欲しいとアピールし買ってもら

      • 失ったもの そして、得たもの

        この文章は、私の呼吸法&ヨーガの師である 高橋玄朴先生が講師を務められている筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のメールマガジンに掲載させて戴いたものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  10歳になったばかりの脳性麻痺を持つ息子が先週風邪をひき、学校に行けるようになるまで1週間かかりました。 この週はいくつかの学校行事があり、中でも学年全体の『10歳の誕生日を祝う会』は、私も仕事を調整し行くつもりでいました。 せっかくの機会に参加できず親子ともに残念でしたが、

        • 豊かな心を育てる

          この文章は、呼吸法&ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められている筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のメールマガジンに掲載して戴いたものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 脳性麻痺をもつ息子は1月の誕生日を迎え、10歳となりました! 年越しに帰省をした際、家族みんなにお祝いをしてもらい、母子ともに幸せなひと時でした。 息子は早産だったため、生まれた時は2000gほどの小さな子でしたが、今や立つと私の顎下まで身長が伸び、太ももの筋肉もしっかりついてた

          命のちぢまる想い

          この記事は、私の呼吸法&ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められる筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のメールマガジンに掲載していただいたものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ みんなのヨーガ講座で玄朴先生が紹介してくださった中に『愛なくば 少女と医師の苦闘の記録』という本がありました。 講座でも見せて戴いた書中の“断腸の想い”という写真は、つらい“断腸の想い”を感じた時に実際に腸が切れたような状態になったという医療記録でした。 さまざまな病気の原

          “渦中“から一歩出て思うこと

          この記事は私の呼吸法&ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められる筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のメールマガジンに掲載していただいたものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 先日ひさしぶりに舞台を観に行きました。 『チョコレートドーナツ』という2020年日本で公演されたものの再公演で、ダウン症をもつ男の子の役を実際にダウン症をもつ子が演じるということでも話題となっている舞台です。障がいをもつ子の母として、障がいをもつ子が、約1ケ月という長い期間商業

          “渦中“から一歩出て思うこと

          母ライオンの気分

          この記事は、呼吸法・ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められる筑波大学『みんなのヨーガ』というご活動のメールマガジンに掲載していただいたものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  私は子どもが産まれてからそれ以前に比べ、日常生活の中で五感を働かせ生活するようになったように思います。 例えば、買ってから少し日が空いたお肉はまず色を確かめ臭いを嗅いでから使う、子どもと離れた部屋にいるときは、声や音に異変がないかを察知できるよう片耳は常に子どもに向ける…そんな

          喜怒哀楽の大先生

          この文章は、呼吸法・ヨーガの師である 高橋玄朴先生が講師を務められる 筑波大学『みんなのヨーガ』メールマガジン9月号に載せて戴いたものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 思えば去年の夏、 新型コロナウイルス大流行で 世間にも不安が拡がる中、 脳性麻痺をもつ9歳の息子もコロナ感染し、 持病の発作併発の心配もあり  不安な日々を過ごしました。 さらに、息子と帰省中に 母が自宅階段から転落し、 両腕骨折の大けが。 家族も続々体調をくずし、 本当に心身休まらない 夏

          言葉の奥にある想い

          この文章は、呼吸法・ヨーガの師 高橋玄朴先生が講師を務められる 筑波大学『みんなのヨーガ』メールマガジン8月号に載せていただいたものです。  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9歳になる脳性麻痺の息子との日常で、 最近は“感情”の成長を感じます。 息子の今ハッキリと聞き取れる発語は、 『パパ、パ~』『ママ、マ~』『バァ~』 くらい。 ハッキリとは言えませんがわかるものは 増えてきて、  『おはよう』  『自分の名前』  『いたい』 などがあります。 しかし、その

          嬉々として働く

          この文章は、呼吸法・ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められる筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のメールマガジン6月号に掲載させて戴いたものです。 ❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️  GW直前に息子が風邪をひき、1ケ月以上前から指折り数えて楽しみにしていた帰省を躊躇していましたが、GW後半にはすっかり元気になり、『いつ山梨に行くの?』というように毎日指を折り訴えてくる息子の姿が切なくなり、混雑予想されるGWですが、思い切って母子2人電

          コツコツと積み重ね花開くとき

          この記事はヨーガ・呼吸法の師である、高橋玄朴先生が講師を務められる筑波大学『みんなのヨーガ』メールマガジン5月号にも掲載させて戴いたものです。 ❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️ 早産で産まれ脳性麻痺をもつ息子もこの春、 支援学校の4年生となりました。 グングンと大きくなり立つと頭のてっぺんが私の顎下あたりまでとなり、2000g程で生まれたあの小さな子が…と驚かされます。 とは言え、身体能力・知的能力の成長・発達は健常のお子さまよりもずっとず

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          人は人に支えられ育てられる

          この文章は、呼吸法・ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められる筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のひとつである月間メールマガジンに掲載して戴いたものです。 ❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️ 脳性麻痺があり肢体不自由の特別支援学校に通う息子もいよいよ4年生となります。 入学の年に新型コロナウイルスの流行が始まり、入学式もままならない状況、自粛期間が続きしばらくはオンライン上でしか先生やお友だちとの交流が出来ませんでしたが、今や

          人は人に支えられ育てられる

          ポジティブな『もう1回❢』

          ヨーガ・呼吸法の師である高橋玄朴先生が講師を務められる筑波大学『みんなのヨーガ』メールマガジンの3月号に掲載して戴いた記事です。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 脳性麻痺の9歳の息子、ハッキリとした発語は限られていますが、表情やジェスチャー、ニュアンスで上手に意思を伝えてきます。 就学前の早いうちから獲得した“もう1回”と人差し指で1を示すジェスチャー。 息子の大好きなドリフターズや志村けんさんのコントや踊りの動きも真似したがります。 しかし、何度も観てイメ

          “生きる”ことの尊さを教えてくれる先生

          この文章は、呼吸法・ヨーガの師である高橋玄朴先生が講師を務められます筑波大学『みんなのヨーガ』という活動のひとつ『みんなのヨーガニュース』というメールマガジンに掲載して戴いたものです。 ❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️ 1月のみんなのヨーガ講座で 講義のテーマとなっていた 『ヨーガに先生は必要か?』 お話を伺い 『あらゆるものが先生となり得る』 『誰と出逢いどう捉えるかは自分次第』 自分の経験を通じても腑に落ちました。 脳性麻痺の息

          “生きる”ことの尊さを教えてくれる先生

          笑う門には福来たる!

          この記事は、呼吸法・ヨーガの師 高橋玄朴先生が講師をされている 筑波大学『みんなのヨーガ』という 活動の一部であるニュースレターに 掲載して戴いたものです。 🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟 昨年12月賀状のデザインを考えていた時に、これを使いたい❢ と真っ先に思った写真は、息子とコントで観た“ドジョウすくい”を真似て、頬かぶりをし、ザルを持ってふざけているものでした。 実はこの写真を撮った時は、家族コロナの影響で気持ちがふさぐような頃。 だからこそ、気持ちを明るくしたいとい

          日常にある『私たちのヨガ』

          みんなのヨーガニュース原稿12月 こちらの記事は、呼吸法&ヨガの師である高橋玄朴先生が講師をされている、筑波大学『みんなのヨーガ』という取り組みのメールマガジンに掲載して戴いたものです↓↓↓ 8歳になる脳性麻痺の息子は、肢体の障がいを持つお子さまが多い特別支援学校への入学の年が新型コロナウイルスの流行と重なり、入学式はもちろんさまざまな学校行事がオンライン化又は感染対策をした従来とは違うカタチでの実施となっていました。 しかし、今年の11月に文化祭の舞台発表があり、入学か

          日常にある『私たちのヨガ』