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2024年10月中旬開講。より良いチームとは何かを考え実践する「共に学ぶ、チームマネジメント探求Lab」2期メンバー募集!

noteを開いてくださってありがとうございます。合同会社&anteの原田・木村です。この度、共に学ぶ、チームマネジメント探求Lab2期生を募集することになりました!開講までの想いと、具体的な内容についてお話しさせていただければと思います。

2期も、とっても豪華なゲストの方々にご協力をいただいております!


チームマネジメントの経験

なぜ、私たちがこのような「チーム」についてあれこれ探求するLabを開催しようと思ったのかについてお話ししようと思います。

私(木村)は、「チームマネジメント」という言葉に少し違和感のようなものがあります。

マネジメントされる側にいた大企業では、自分の幼さもあり、何かをやりたいと思う度に何人もの’偉い人’たちの許可を得ないといけないという不自由さを、心の底から苦しく思っていました。

上司たちと喧嘩することもしばしば。「それはリスクだから」「変えるとしても今ではない」「言われたことだけやって」そんなことを言われ続け、自分の熱意をどこにぶつけたらいいのか分からない時期を過ごしていました。(そんななか可愛がってくれた先輩方もいました、そして自分に足りてないスキルがあったのも事実です、みなさん本当に感謝です、、)

今思えば、マネジメントする側への想像力が足りなかったのかもしれません。マネジメントを「される」という態度にも問題があったのかもしれません。そして大きな組織の中でのマネジメントは、「個を活かす」ことがメインにあるのではなかったのでしょう。ただ、当時の私にとってマネジメントは「何かを制限する」ものであり、管理職にいる方々も「現場の方が楽しかった」という声をこぼしていて、「チームマネジメントとはなんなんだ」と混乱した記憶があります。これが、チームマネジメントの原体験かもしれません。

大企業の退職後は、メインとなってチームマネジメントも担当しながらプロジェクトを引っ張るという経験をしてきましたが、一生懸命になりすぎて外からのアドバイスを受け入れられなかったり、自分に厳しくチーム内にも厳しくしてしまったり、最後には「あなたには何を言っても無駄だと思える」とフィードバックを受けたことは忘れられません。

チームプレーのスポーツや仕事が大好きなはずなのに、自分なりにはがんばっているはずのに、というやりきれない気持ちと、モチベーションやバックグラウンドが違う中でチームとして同じ方向性をどうやって見て動けばよかったのだろう、という気持ちが混在していました。

今でも葛藤中のテーマです。

ちなみに原田のチームマネジメント体験はこちらにまとめています。


そもそもチームとは?

そもそも「チーム」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
漫画のスラムダンク!日本のラグビー!仕事のプロジェクトメンバー!高校生の頃の文化祭実行委員!……などなど思い浮かべた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

思い浮かべてくださったチームはおおむね正解です。チームとは、目標を共有しつつ、相互作用しながら物事を達成する社会集団のことを言います。目標を共有している、ということが一つのポイントになります。
そもそも、チームという名前から、チームワーク、チームマネジメント、チームビルディングなど、色々な言葉が想像できます。

チームワークについては、「チーム全体の目標達成に必要な協働作業を支え、促進するためにメンバー間で交わされる対人相互作用であり、その行動の基盤となる心理的変数も含む概念である。」と定義しています。(『チーム・ダイナミックスの行動科学』)

チームマネジメントについては、「チームワークの醸成のことであり、 リーダ ーシップによってチームワークを育成するアプローチのことである 」と定義しています。チームマネジメントには、リーダーシップとチームワークの概念が含まれる(古川 2004、山口2008)といわれています。

チームビルディングについては、個人とチームの能力やスキルを最大限発揮することに重点を置き、チーム作りを行う方法のことをいいます。

こうやって様々な定義をみてみると、「チーム」という言葉自体が奥深く、言葉の意味を理解すればするほど、自分が今いる「チーム」はこの定義のように、動いているだろうかと問われる気がします。

Labで学べること、得られること

どうすればチームメンバーがモチベーションを保ちながら活き活きと動くことができるのか、チームメンバーとのコミュニケーションの頻度はどれくらいが良いのか、信頼関係をどう築いていくのか。

当時、失敗は確かにしましたが、学べることがたくさんありました。

そして、自分の失敗から、チームについてたくさんのことを学び、トライアンドエラーを繰り返しながら、実践を積み上げてきました。

今回のLabでは、そもそもチームとは何かという概念から、チームワークやチームマネジメント、フィードバックなどチーム間のコミュニケーションにまつわる知識のインプットをしっかりと取り入れていきます。

なぜ知識のインプットを大事にしているかというと、まずは自分のチームで何が起きているか、ということを正確に把握し、理解するためには、事象を自分で説明できる言葉と知識が重要になってくるからです。

「どうすれば良いか」というHOWだけではなく、「そもそも何が起きているか」というWHATの部分を丁寧に言語化していきます。ただ、事象を正確に理解できても、そのためにどう解決していくのか、というアクションも考えていくことも重要です。

このLabでは、ご自身のチームを起点に探求しながら、「どんなチームマネジメントを実現したいのか?」という自分だけのチームマネジメントMAPを作成します。

「チーム」という大枠をしっかりと理解し、自分が今置かれている状況を概念や理論で言語化しつつ、解決するための有効なアクションを考え、実践する。そして、振り返る。

ここまでをこのLabでは、やっていきます。チームをお持ちだったり、チームに所属しながらもチームを良くしていきたい全ての方々と一緒に、学び、深めて、より良くするためのアクションをおこしていきたいと思っています。

大切にしたいこと

このLabでは以下のことを大切にしたいと思っています。
・探求と実践の行き来
・実践者からチームワークやチームマネジメントの実践知を学ぶこと
・参加者同士の横の繋がり、交流
・「わからない」ことを大切にすること
・失敗こそが学びの倉庫!

こんな人におすすめです

・チーム内のコミュニケーションの向上に興味がある人
・チームメンバーとの信頼関係を深めていきたい人
・各チームメンバーの役割と貢献を明確にしていきたい人
・チーム、について考えて実践したい人
・チームワーク、チームマネジメントの技法の習得を磨いていきたい人
・チームメンバーとのコミュニケーションに課題を感じている人

1期参加者の声

1期に参加してくださった方々の声を掲載します。皆さんのご意見を踏まえ、2期はますますパワーアップできたらと考えています。

全体的には、講座を終えた時に自分がみんなに勇気づけられて前向きな状態になれていたこと、結果を急ぐのではなくて丁寧に少しずつチームワークを良くしていくためのTipsや理論を得られたことに満足感がありました。ありがとうございました!

30代女性

理論と実践のバランスが良かった点。特にエビデンスに支えられて参考図書の学習により、より深くチームマネジメントについて学習できました。また、自身のみの視点でなく他者と共に学んだことで、自身の視野を広げ、新たにチームワークについての起点を得ることが出来る学びの場となりました。

30代女性

学術的な調査をもとにした理論も講座に含まれており、自身がチームのマネジメントを実践する際にも参考になりました。

40代男性
1期の参加メンバーとパシャリ。

プログラム日程


全7回・毎週の定例ゼミ形式(全回オンライン、Zoom)
10月10日からスタート、毎週木曜日20:00-22:00で実施します。

第1回:初回顔合わせ 2024年10月10日(木)20:00-22:00
・お互いの自己紹介
・why are you here?
・私はどんなことを解決したいのか?
・これまでのチームマネジメントを振り返る&目標を立てる

第2回:チームについて理解する「なぜ今、チームを学ぶのか?」2024年10月17日(木)20:00-22:00
・チームワーク、チームマネジメントの概念について
・チームワーク、チームマネジメントの定義
・チームについて学ぶ意義

第3回:チームとコミュニケーション2024年10月24日(木)20:00-22:00
・チームとコミュニケーション
・チームとフィードバック・コミュニケーション、フィードバックの基礎理論とその重要性
・効果的なコミュニケーションとフィードバックとは?

第4回:チームマネジメントの極意を実践者から学ぶ① 2024年10月31日(木)20:00-22:00
ゲスト:今村亮さん
「組織規模の変化において重要なチームマネジメントの心構えについて」
・チームマネジメントの実践において意識していたこと
・チームの成功経験と失敗経験
・チームマネジメントに必要なマインドセット

第5回:チームマネジメントの極意を実践者から学ぶ② 2024年11月7日(木)20:00-22:00
ゲスト:池田めぐみさん
「チームの壁を乗り越えるために必要なこと」
・チームマネジメントとチームレジリエンス
・チームで起きる葛藤との向き合い方
・なぜ、今チームレジリエンスなのか

第6回:自分のチームマネジメントの在り方を考える 2024年11月14日(木)20:00-22:00
・これまで学んだことを言語化してみる
・自分の理想のチームマネジメントの在り方、目指していく方向性を考える
・そのためのアクションプランを考える

第7回:振り返り、対話の深化、継続的な学びの発表会 2024年11月21日(木)20:00-22:00
・このLabを通じての学び・気づきの共有
・各自の目標達成と共有(初回の達成度合いを元に振り返り)
・プレゼン発表「自分のチームに対して、今回学んだことをどう活かすか」
※各回の進行内容はより良い場をつくるために改定する場合があります。

ゲストご紹介

今村亮さん/教育コーディネーター/株式会社DISCOVERY STUDIO代表取締役

1982年熊本市生まれ。東京都立大学卒。2003年、学生時代にNPOカタリバに出会い教育の道を志す。凸版印刷を経てNPOカタリバに入職し、ディレクターとして多数の教育事業創出を手がける。2019年に独立し桜美林大学と「ディスカバ!」を立ち上げた後、東京都の創業支援事業に選出され2020年に法人設立。文京区青少年プラザb-lab館長、文部科学省熟議協働員、岐阜県教育ビジョン検討委員会委員、慶應義塾大学非常勤講師を歴任。2024年現在、桜美林大学高大連携コーディネーター、NPOカタリバパートナー、中野区区民公益活動推進協議会副会長、尼崎市青少年協議会委員。共著『本気の教育改革論』(学事出版) https://www.ryo-imamura.com/

池田めぐみさん/筑波大学 ビジネスサイエンス系 助教 / MIMIGURI RESEARCHER

東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。東京大学大学院情報学環特任研究員、東京大学 社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター助教を経て2024年4月より現職。研究テーマは職場のレジリエンス、若手従業員の育成。分担執筆として関わった書籍に『活躍する若手社員をどう育てるか』(慶應義塾大学出版会)、『ジョブ・クラフティング:仕事の自律的再創造に向けた理論的・実践的アプローチ』(白桃書房) など。

お申し込み


【価格】
全参加:¥40,000-(税抜)¥44,000-(税込)
・参加者限定の探求グループへご招待いたします。
・全7回の録画アーカイブが共有されます。
・分割払いも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

【定員】
15名  (先着順)
・共に探求・実践に繋げていくために全回参加を推奨していますが、お仕事や学業の都合で出られない回がある場合は事前にご連絡ください。
※先着10名様に、池田さんのご好意もあり、池田さんが著者の「チームレジリエンス」の本をプレゼントいたします!


※締め切り:2024年10月6日(日)23:59

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