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プログラマーがマーケターとチームを組むべき5つの理由

プログラミングの重要性は日に日に増しており、日本問わず世界中で多くの人が取得を目指すスキルの一つです。

プログラミングを扱うプログラマーは「作る人」としてあらゆるビジネスでニーズがあり、引く手数多な人材として重宝されています。

そして中には自身のプログラミングスキルを活用してサービスを作り、独立をする方も増えています。

しかし、現実は甘くありません。どれだけ優れた創作物を作っても売れなければ存在していないのと同義です。優れたプログラマーが成功をするためには「作る」だけでなく「売る」スキルも必要なのです。

本記事では「作る人」であるプログラマーが「売る人」であるマーケターとチームを組むべき5つの理由を紹介します。


① 成果物が顧客に選ばれるには「売れるための仕組み」が必要

優れたプロダクトを開発したとしても、誰も利用していなければ存在していないようなものです。

プロダクトに対して「見つけてもらう」「興味を持ってもらう」「欲しいと思ってもらう」「購入・利用したいと思ってもらう」というフェーズをクリアしなければ誰にも利用してもらえずに消えていきます。

つまり、プログラマーが独立して成功するためには「売るスキル」は必須条件です。

『マーケティング』はモノを売る、または選んでもらうための仕組みや流れを作る一連のプロセスを指す活動で、全てのビジネスにおいて根本にある概念です。

サイゼリアの創業者である正垣泰彦氏は「モノづくり」に関してこのような金言を残しています。

「良いモノは売れる」という考え方は、自分を中心に世界は回っていると考える『天動説』と同じ。

マーケティングの重要性をど真ん中で射抜いたような深い言葉ですが、まさにその通りで、良いモノを作っても売れるわけじゃありません。

売れるための投資をしなければ、プロダクトもスキルもアイデアも宝の持ち腐れです。

とはいえ、売れるための仕組みが必要だからって0からマーケティングを学ぶのは大変な道です。優れたプログラミングスキルを活かしきれず、それもまた宝の持ち腐れになってしまう。

だからこそ、プログラマーは「売る人」であるマーケターとチームを組むことが重要になってきます。自身のリソースを全て開発に注ぎ混むことができるようになればプロダクトの品質を極限まで高めることができます。

マーケターに売れるための仕組みを任せれば、プログラマーは「良いモノ」を作ることに専念できるのです。



② ニーズの調査・企画を任せることで開発に集中できる

どれだけ優れたプロダクトを保有していても、市場がなければ意味がありません。そしてその市場の中でニーズがなければプロダクトが生きることはないでしょう。

プログラマーが優れたアウトプットをするためには念入りな市場調査は必要不可欠です。

もちろん、時と場合によることもあります。ただし、それで成功したのは、たまたま市場があったからです。

または、市場はなくとも『ニーズ』があったから成功したといえます。

確実性を狙うのであれば『市場・ニーズの調査』は必要なプロセスになるため、専門的に調査ができる、または、数値や市場の傾向からニーズに対する仮説を立てることができる人材が必要です。

そういった場面の時も『マーケター』の存在は役立ちます。


③ 選ばれるために必要な『プロモーション』

市場を開拓するには適切なプロモーションを適切なターゲットに向けて発信することが重要となります。

プロモーションは「認知の獲得」と「購入までの動機付け」を促すための活動で、通常『広告宣伝』『セールス』『広報』『人的販売』『SNS・口コミ』などを指します。

マーケティングにおいてもプロモーションは重要な活動であり、ビジネスにおいて最も力を入れる部分といっても過言ではありません。

プログラマー個人でもプロモーション活動をすることはできますが、専門的知識を必要とし、長期の学習時間が発生します。

また、開発にかけるリソースを大幅に削ることになってしまうことも大きなデメリットです。

そういったプロモーション活動もマーケターに任せれば、プロダクトの魅力を伝えるための施策を予算に合わせて実施してくれます。

特に近年では莫大な予算が必要なオフライン領域ではなく、低予算でも始められるオンライン領域でのマーケティング活動が主流のため、マーケターとチームを組むことで、少ない予算でも的確なプロモーションが行えます。


④ 収益を得るためのマネタイズ術

プロダクトを作ったとしても、収益化へ繋がらなければ事業として成功することはできません。開発したプロダクトで収益化するまでの壁は高く険しいものですが、ここを乗り越えなければ勝機はありません。

収益化するためには消費者と対価を交換する場を設ける必要があります。そして、インターネットビシネスでは5つの収益モデルをもとに関係性を持つ場を構築します。

①広告モデル
②電子商取引モデル
③課金モデル
④サブスクリプションモデル
⑤仲介モデル

それらのモデルの中から自身の開発したプロダクトと相性が良いものを選び、利用者となるターゲットに合わせてプロモーションを行うことで成果へと近づきます。

こうした、マネタイズに関してもマーケターはプログラマーの力になってくれるでしょう。

アイデアの段階からマーケターとチームとして行動していれば、将来的な収益モデルを踏まえて開発を行える可能性もあります。

また、コアとなる部分を知っていれば知っているほどプロモーションもより本質的な層を狙う形で行えるため有利に働くことでしょう。


⑤ プロダクトの品質を上げるにはデータ分析が重要

プロダクトの品質向上に欠かせない改修作業は「なんとなくの感覚」で行うことは失敗する兆しの一つです。プロダクトの品質を向上させるなら、データを活用することをオススメします。

先ずはデータを収集する環境を用意し、集めるデータの定義を定めます。そして、分析環境に蓄積された行動ログや履歴をもとにユーザー行動を分析し、プロダクトを利用するユーザーの特徴を洗い出しましょう。

この時見つかったボルトネックを改善することで、顧客満足度の向上が見込めます。

また、データの活用はプロモーションにも生きます。

顧客情報をもとに、具体的なターゲット像を定めることで、無駄なコストを使わずに的確なプロモーションが行えます。

さらに、アンケートを収集すれば顧客の生の声を改善に活用できます。この時もデータ分析によってより重要度の高いイシューを見つけることができるでしょう。

マーケターが必ず分析スキルを保有しているわけではありませんが、Webマーケターであればある程度の分析スキルを保有しているはずです。

プログラマーとマーケターの組み合わせは最強である

「作る人」と「売る人」がチームを組むことは、鬼に金棒といっても過言ではなく、最強の組み合わせであることは疑いようがありません。

全てのクリエイティブにはマーケティングの力がどうしても必要です。SNSの時代、うまく活用できればある程度は個人でも伸びるかもしれません。でもその先に行くのはかなりの労力が必要です。

「マーケティングなんていらない」という言葉をよく見かけますが、それはマーケティングの本質を理解していない人の間違った認識でしかありません。なぜならマーケティングとは「価値を創造し、価値を発信し、価値を届け、価値を体験してもらい、価値を共有してもらう」こと全てなのですから。

私は、全てのクリエイターが自身の才能に値する報酬が得れる世界を望みます。

そのためにはクリエイティブなプログラマーにはマーケティングが必要なのです。

とはいえ、マーケターも自身が生きていくためには報酬が必要です。

互いに生き抜くために報酬が必要ならば、プログラマーはマーケティングに投資をし、マーケターはプログラマーに投資をするような、そんな関係が必要不可欠になるでしょう。

少しでも多くのクリエイターが成功できるように、マーケティングの重要性に気づいてもらえれば幸いです。

主にWebマーケティングに関する情報を発信しておりますので、もし「面白い」「興味がある」と思っていただけたら「スキ」と「フォロー」をしていただけますと幸いです。

また、何かマーケティングに関して不明点や、相談したいことがあれば気軽にコメントやDMをして頂ければ幸いです。

『どのように進めて良いのか分からない』『そもそも何が課題なのか見えてこない』『一旦誰かに相談をしたい』などお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

別件で何か相談したいことがございましたら、お気軽にご連絡ください。

【パーソナル】
名前:Uto
職業:Webマーケティングコンサルタント
   Webライター、Webマーケティングスクール講師
趣味:サウナ、アート鑑賞、一人旅、音楽
   ラジオ、伝統・民俗芸能について調べること
特技:和太鼓、フットワークが軽い

【連絡先】
メール:yy.edih.xx@gmail.com
Twitter:@hd2OimM
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Web制作会社のマーケティング支援部門でWebマーケティングコンサルタントとしてSEO、広告、コンテンツ制作、LPO、EFOなどの手法を元にお客様のWeb戦略のサポートを担当。提案・分析・企画・施策の実施・効果測定まで全て一気通貫で対応できることが強み。その後、Web接客ツール
のベンダー企業にカスタマーサクセスを提供するコンサルタントを経て、現在フリーランスとして活動中。

何かございましたらお気軽にお声掛けください。


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