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5歳から始められる金融教育と生活改善

我が家では中学1年生の長男にお小遣いを「稼ぐ」という方法で金融教育と勉強の習慣作りを並行して行ってきた。5歳児の長女が最近朝の支度に時間がかかり過ぎるようになったので同じようにお小遣いを「稼ぐ」という金融教育と生活習慣作りを並行して始めてみた。

3歳と5歳の児童でも金融教育は可能

YouWorldでは金融教育サービスの開発の為、今年4月よりモニターさん家族を募り家庭で出来る金融教育を体験してもらっている。あるご家庭ではお兄ちゃんの影響で3歳と5歳の金融教育が始まった。

お兄ちゃんがタスクを行いお小遣いを受取るのを見て、5歳時の妹と3歳時の弟もタスクとお小遣いに興味を持ったそうだ。

設定したタスクは食べ終わった食器のお片付けが5歳の女の子、歯磨きをするが3歳の男の子だったようだ。

はっきりとタスクを自覚して行ったかは定かではないが、タスクを消化し、報酬を得、得た報酬でコンビニでチュッパチャップスを買うという一連のプロセスは体験することが出来たようだ。

子供が与えられたタスクを行い(労働)、対価に報酬であるお小遣いを受け取り、その賃金を消費活動に充てる。これは立派な金融教育ではないだろうか。これが習慣化できれば、金融教育と生活習慣を作り上げることが一度に出来るという事だ。

子供はセルフレジが大好き

我が家が買い物に行く際、ダイソーでもコンビニでもセルフレジを使う。そもそも私がキャッシュレスの推進派であり、新しいもの好きという事もあってスーパーなどのセルフレジも使う派だ。マルエツというスーパーではScan&Goというアプリを使用すれば買い物をしながら商品のバーコードを読むことができ、更には会計もスマホ上で済むので、会計時のわずらわしさが完全に排除されたかっこうだ。

加えてアプリにポイントカードも設定できるのでポイントカードを忘れることさえなくなる。

セルフレジ派の私の買い物に子供たちがついてくると商品のバーコードを読む作業をやりたくて仕方がない。いつも子供たちが「私がピッってやる!」と言ってきかない。さらには私のスマホで清算もやりたがる。

3歳くらいで人はお金の簡単な理屈は理解する

以前の記事金融教育は高校からでは遅すぎる!?でも触れたように人は3歳くらいまでに「お金」というものをなんとなく理解するらしい。

なので、会計作業はこどもにとっては好奇心の対象となってるのかもしれない。

5歳児に金融教育と生活習慣を作り上げる取り組みを始めた

我が家の5歳児の娘は朝の支度とお風呂から上がった後の着替えがいつまでたっても終わらない。

娘にとっての朝の作業は「朝ご飯を食べる」「着替える」「(パパと)歯ブラシをする」という3つの作業がある。大人にとっては15分、20分もあれば終わるようなことだが、5歳児の娘がこれをやると1時間あっても足りない。

朝ご飯に30分以上かかり、着替えを行うにも30分以上かかる。

なので、お兄ちゃんが勉強でポイントをもらってそのポイントでコンビニなどでお昼を買ってたりするのを知っている娘に実験的に数日前から朝のタスクとお風呂から出た時の着替えをタスク化し、それぞれを時間内に終わらせられたら10ポイント(10円)あげるという取り組みを開始してみた。

この記事を書いているときはまだ3日目だが、初日の朝は失敗した。失敗が悔しかったようで、ポイントなんかいらない!と言っていたが、夜まで「ポイント欲しかったなー。」と言っていたので、やはりポイントがもらえるというのは強い外発的動機付けとなっているのは間違いない。

その悔しさもあってか2日目の朝は普段以上に早く起き、朝の支度も時間内に終わらせることが出来た。パパが時間を意識させるようにたくさん声掛けをしてあげてはいたが。。。今朝は3日目であったが、朝はいつも通りに起きたものの時間内に全てのタスク(朝ご飯、着替え、歯ブラシ)を完了させることが出来た。また昨日よりも今朝の方が時計を見ながらより集中できていたように感じている。

ポイントは見えるように渡す

我が家はKyashというペイメントアプリを利用しており、そのアプリの中で共有口座というものを作ることが出来る。全てスマホ上で行う。

Kyashというサービスの中で設定できる共有口座に娘の名前をつけ、その口座に作業が終わるたびに指定のポイント(10円)を振り込んであげる。

このようにポイントが入ることを見える化してあげることで本人はポイント(お金)をゲットしてる体験が出来る。またこのポイント(お金)をコンビニでも利用できるよう、Kyashが発行するVISAのプリペイドカードを発行してあげた。名前こそ私の名前だが色をピンクにしてあげることで娘のカードであるという意識づけを促しやすいと考えている。

デジタルだから数字も読みやすい

Kyashというツールを使い、娘は報酬をデジタルで受け取る。娘は桁が小さければ数字を読むことが出来るので、溜まっていく報酬を視覚的に確認し、この記事を書いた日の朝、彼女が得た報酬を共通口座に移動したら「今日は全部で50ポイント(50円)になったー!」と喜んでいた。

カードが届いたら自分で「稼いだ」お金でコンビニで買い物をさせる予定だ。どのような体験になっていくのか、金融教育という観点から見ることで、今からすでに楽しみである。

5歳児でも稼ぐ感覚はあるようだ

たかだか3日間の検証なので表面的な部分しかわかっていないが、少なくとも「稼ぐ」という体験は理解できるようだ。もちろん「労働」という事を理解しているとは思わないが、「作業をして手に入れた報酬」というくらいは理解できてると感じている。

またポイントがもらえるということで、今まで時間通りできなかった朝の作業を時間通りに終わらせようとしていることをみると、少なくとも報酬が外発的動機付けとして機能しており、5歳児でも「報酬」という事の概念的なことは理解していると考えている。理解が無ければそもそも動機づけにならないはずである。

稼いだお金をコンビニで使える

今の時代は家庭内で取り組む金融教育にとても良い時代だとつくづく感じる。

スマホのサービスを利用すればお金をデジタルで管理でき、さらにはそのお金はカードを使って利用することが出来る。

加えてお金を使った履歴がデジタルで記録されるので、使った分が減るということも視覚的に体験することが出来るのだ。

子供にとってはコンビニで自分が欲しいものを自分で稼いだ報酬でさらに自分のカードで買えるなんておままごとを現実の世界でやっているようなものだ。少なくとも我が家の5歳児の娘はカードを使ってコンビニで買い物をするのを心待ちにしている。

金融教育はちょっとしたコツがわかれば家庭でも取り組むことが出来る。また「稼ぐ」という経験から始める金融教育はタスク設定が必要となるため、生活、勉強、習い事などへの取り組みの外発的動機付けともなり、一石二鳥の取り組みとなる。少なくとも我が家長男はこの一石二鳥を体験することが出来ている。

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