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児童養護施設職員2年目。 子どもの精神面、発達、関わり方などの書籍や知識をアウトプット…

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児童養護施設職員2年目。 子どもの精神面、発達、関わり方などの書籍や知識をアウトプットします。不定期で「児童福祉施設に勤める職員同士の交流会」(zoom)を開催しています。

最近の記事

児童養護に関する人たちの集まり🥚

またまた久しぶりの投稿となりました。以前、Twitter(@chirdrenegggs)の方で児童養護施設に関係する人たちのオフ会が出来ればなぁと呼びかけたのですが 18名ほどのいいねが付きました。 元々、児童養護施設で勤めて1年目の際は児童養護に関する企画をオンラインで何度か行ってきました。 2年目になり、とにかく忙しく、とにかく疲れてへとへとでオンライン企画なんて行う余裕は無し。辞めたい辛い気持ちばかりの日々です。 3年目。児童養護施設で働く上で鬼門となる数字。…どう

    • 2023年の抱負

      本投稿見て頂きありがとうございます🙇‍♂️皆さんはどんな新年を迎えましたか? 私は仕事づくめの年末年始で、新年過ぎた感があまりしなかったです💦そんな2023年、目標を書き記したいと思います。 ①社会福祉士の資格取得 児童養護施設に勤め今年で3年目になります。基本的な業務や子どもとの関わり方については学んだつもりです。ですが昨年の半年間にかけてあまり成長している実感が私の中で無くなりました。何らかの事情で措置された子どもへの支援や関係機関である児童相談所との付き合い方を知るた

      • 最も辞めたいと思うこの時期に振り返って

        児童養護施設の生活支援2年目。久しぶりの投稿です。 2年目になり、1年目と比べて圧倒的に仕事量が増えました。 児相や家族と子どもの面会日の日程調整。金銭面でのやりとり。通院や服薬調整などです。 合わせて、同部署(ホーム)のメンバーが夏休み前に複数名抜け、業務量は増え、必然と子どもとの直接的な関わりは減らさざるを得ない状況となっています。 メンバーが抜け、同じメンバーを労われなかった己の至らなさと動揺、労働量に疲れたのか、周りの人や支援をしている子どもらから「疲れてるね」と

        • 反省:関わるということ

          コロナ療養期間、私は「ケースワークの原則」を読みました。対人援助をする上で大切な7つの事が記載されている本です。 もうすぐ児童養護施設職員2年目を迎えるに当たり、子ども支援について、もう少し細かく焦点を絞りまして「子どもと関わること」について今回は考えていきます。 まず、日々関わる場面を考えてみました。一緒にご飯を作る、食べる。ゲームやスポーツをして遊ぶ。宿題を見る。寝かしつけをする。施設に来る前の過去を聞く。現状の不満や悩みを聞く。未来の不安を聞く。喧嘩をする。笑い合う

        児童養護に関する人たちの集まり🥚

          対人援助:バイステックの7原則

          福祉関係の方なら一度は聞いたことあるバイステックの7原則の元ネタ=「ケースワークの原則」を読みました。 まずソーシャル・ケースワークとは、クライエントと彼の環境全体との間に、あるいは環境の一部との間に、よりよい適応をもたらすため、人間関係についての科学的知識と技術を用いながら、個人の能力や地域の資源を動員する技術である。とのこと。分かるようで分からない。だけど、目的としてはクライエントがより良く適応するよう援助すると書かれています。 私が勤める児童養護施設を例にすると、虐待

          対人援助:バイステックの7原則

          勇気を振り絞り「嫌われる勇気」を読んで

          「嫌われる勇気」を読みました。自己啓発本です。いわゆる、意識高い系の本。…と私が勝手に捉えていました。 大元を要約すると、ー他人の評価に捉われず生きていく。嫌われるのは相手の問題だから、気にせず生きていけーという内容でもあり、私の偏見はそう間違ってはいませんでした。 本記事で伝えたいのは意識が高くなった!という感想ではありません。子どもと関わる上で使えそうな考えがあったので、それを紹介したいのです。 ①目的論 =例えば、不登校の子どもがいたとします。子どもは出来れば不登

          勇気を振り絞り「嫌われる勇気」を読んで

          療養期間にすること

          コロナ陽性になり自宅待機を命じられました。ダラダラもしますが、この機会に「やりたい勉強」を記したいと思います。療養期間後、出来たかどうかの見直しもしていきます❗️ ①タイピング練習 =記録作業の能率化をするため ②ケースワークの原則(読書) =受容と傾聴の必要性について立ち返るため ③社会福祉士の取り方リサーチ =将来的に社会福祉士の資格を取りたいため。キャリアを見据えて。 ④担当児童への支援計画 =大学進学という将来を見越し、勉強への苦手意識を払拭したい。

          療養期間にすること

          久々の開催!「他施設の勤務形態を知ろう」

          久々の投稿! 過酷な勤務シフトや児童からの暴力暴言、コロナ対応等から投稿が疎かになっていましたが、元気にやっております💪たまごです。。 過酷な勤務の中で、「法定労働時間とは?」「体育会系!」「子どもの最善の利益と反比例する労働側の利益」など。ネガティブな「問い」が巡り巡っているのは私だけ!では無いはず… …ですよね??? 自分の施設だけ、こんなにもブラックなのかと思うと、より仕事への熱意が低下する一方です💧 そこで!!児童養護施設(児童福祉施設)で働く人同士で労働形態や

          久々の開催!「他施設の勤務形態を知ろう」

          「褒め合う」交流会

          本投稿見てくださりありがとうございます! 児童養護施設に入職し半年が経ちました、たまごです!!これまで「児童養護施設に興味がある者同士の交流会」「児童養護施設新任職員の交流会」をオンラインで開催してきました。 2ヶ月に1回開催する。同じ境遇の人同士辛いことを共有し、傷を舐め合う。それが当初の目的でした。しかし2度の開催により、「仕事の向き合い方」「子どもへの接し方」を見つめる機会にも繋がるなぁと感じました。 前置きが長くなりましたが… 今回は「褒め合う」がテーマです。特に

          「褒め合う」交流会

          本レビュー)自分でできる子に育つほめ方・叱り方

          モンテッソーリ教育・レッジョエミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つほめ方・叱り方(島村華子著、ディスカバートゥエンティワン出版)を読みました。 この本は子どもの自主性を尊重した褒め方と叱り方について書かれています。以下、心に残ったこと3点を紹介します。 ①褒めることは、やり方によって子どもの自主性を低下させる原因になる。 =「すごい!上手!!」と具体性がない褒め言葉は、子どもの頑張ったプロセスを無視し、結果のみに焦点を当てた言葉

          本レビュー)自分でできる子に育つほめ方・叱り方

          勤務半年を迎えての抱負

          夏休みシーズンを超え、気がつけば9月でしたが今も生きています💪 仕事疲れで、毎日の反省も勉強も手付かず。今回は久々に本記事を書くことで、気持ちを引き締めていきます‼️ ◇半年を終えて成長できたこと ・子どもとの信頼関係が深くなることで生活の枠を正す為の声掛けが通りやすくなった ・悪いことをした際、単に「反省しなさい」という形に収まることに留まらず、「なぜダメか」子どもに納得出来る理由を模索出来るようになった(まだ上手く伝えられるには至ってない💦) ・子どもにとって楽しい事(

          勤務半年を迎えての抱負

          8月の目標(個人的なメモです)🎐

          ◇先を見越した言葉かけ ◇ルールを有耶無耶にし見過ごさない ◇服薬管理、ゲーム時間管理の徹底 ◇子ども対応の前の相談 ◇ケースワークの理解 ◇ほめ方・叱り方(書籍) ◇ライフストーリーワーク(書籍)

          8月の目標(個人的なメモです)🎐

          本レビュー)ケーキの切れない非行少年たち

          学校で友達とよく喧嘩する。ストレス発散に万引き等違法行為をする。いわゆる問題行動を起こす子どもは、実は認知機能が歪んでいるのではないかと捉えたのが本書の特徴です。 認知機能とは、見る・聞く・想像する力などです。この機能が歪んでいることで、他者から暴言を吐かれたと被害妄想をしたり、適切なコミュニケーションが難しくなり、結果的に人と話すことが苦手、勉強が苦手という困難を抱えることになる。つまり、本書のタイトルの通り、ケーキを3等分、4等分に切れない子どもが出てくるのです。 本

          本レビュー)ケーキの切れない非行少年たち

          🌠7月の目標(※個人的メモです)

          どうも、いつのまにか入職4ヶ月目に突入しているたまごです🍳先日、職場で研修があったのですが、専門用語の分からなさに少し焦りを感じました。学生時代は、眠い!で逃避していましたが、いざ現場レベルで必要となると、やばい❗️に変わりました💦 働くまでは「子どもの行動背景を考慮して接する職員」になりたいという目標でしたが、日々、子どもの一挙一動に慌てるばかり。気がつくと「ダメ!」「〜しなさい」と命令して関わることが多くなっています。 究極的には「子どもの行動背景を考慮して接する職員

          🌠7月の目標(※個人的メモです)

          本レビュー)反省させると犯罪者になります

          岡本茂樹著「反省させると犯罪者になります」(新潮新書)を読みました。 https://www.shinchosha.co.jp/book/610520/ 質問です。皆さんはご自身の子どもが悪いことをしたとき、どうしますか?子どもがいない方は、いると想定して考えてみてください。 子どもの悪い行為を指摘し、他人様に迷惑をかけるなと反省させる。一般的にこういったプロセスを辿ると思います。しかし本書では、このプロセスは「犯罪者」を生む温床だと指摘しています!! 補足ですが、著

          本レビュー)反省させると犯罪者になります

          児童養護施設1年目職員限定のゆるゆるト〜ク♨️の企画背景

          こんばんは、今日も夜勤が終わってヘトヘトのたまごです🙇‍♂️ 2ヶ月前、児童養護施設1年目職員によるトーク交流会を開催しました。異なる地域、環境で働く一年目同士話し合うことで、施設の特色の違いであったり、苦労している事の共感であったり、色んな学びになったと思っています♫ …ここからが本題です。今回は「1年目職員限定」の交流会を企画します。理由としては、2つあります。 1つは、先日、東京都内の児童養護施設の新任研修会がオンライン開催されたのですが、なにせ100名規模のオン

          児童養護施設1年目職員限定のゆるゆるト〜ク♨️の企画背景