記事一覧
ぼくらがスポーツから学ぶ理由。ビジャレアルC.F.とガウディ建築と20歳の少女。
初めてスペインを訪れた。
向かった先は、ビジャレアルというスペイン東部にある人口約5万人の町。地中海に面していて自然豊かで、広大なオレンジ畑があちこちに見える。町中にモザイクアートがあって、バラバラな形をした個が全体で調和することや、アートをたのしむことを重んじるこの町の風土を感じさせる。
今回の旅は、スペインのラ・リーガで戦うサッカークラブ「ビジャレアルC.F.」の佐伯夕利子さん(スペイン在
前に進もうとする「勇気」こそが、「挑戦」だと思う。
トップアスリートは、みんなすごい。心からリスペクトしている。例外だっている?ノー。どんな人であっても、だ。たとえ有名じゃなくても、日本代表じゃなくても、ちょっとくらい酒で失敗しても。トップアスリートはみんな、日々プレッシャーや評価と闘いつづけて自分と向き合いつづけている。それでも、どれだけ努力しても「選ばれない」ことがある。
山中亮平が、ラグビーワールドカップ2023フランス大会の最終選考で落選
ひとりでも多くの人に聴いてほしかったアスリートたちのことば。
「みんなと考えるメンタルヘルス」(主催・トヨタ財団)という国際フォーラムでおこなわれたシンポジウムに参加しました。
ぼくは「よわいはつよいプロジェクト」のメンバーとしてすこしだけ登壇させていただいたのですが、このシンポジウム全体の3時間があまりにあっというまで、(陳腐な表現になってしまいますが)感動してしまいました。
同時に、このイベントの内容をもっと多くの人に知ってほしい‥‥!と純粋に思いま
『THE FIRST SLAM DUNK』への愛をひたすら語らせて。
期待に応え、期待を超えた2つのアイデア
人は、ふつうに生きているだけで、不安や悩み、痛みや失望にぶつかってしまうものだと思います。それらをゼロにするのはむずかしくて、いかにしてその「見たくないもの」を正面から見つめることができるか。そして、それを受け容れて、前にすすむことができるか。そこに、その人の「人間力」のようなものが表れるのだと思います。
反対に、目を背けたくなるような事実に対して、「そん
若者が選挙に行きたくなることば、って?
新卒社員の給料が1990年にくらべて10%減っているとか、国がしれっと社会保険料を増額させて手取りが減っているとか、生活必需品がどんどん値上げしているとか。ま、とにかくぼくたち若者たちにとって、生きづらい世の中になっていることはたしかです。
それはなぜか?
暮らしのルールを決めている政治家たちが、若者のほうを見ていないからであり、どうして見ていないかは「票にならないから」だと思います。政治家に
親はどれだけこどものことを理解できているだろうか?
元Jリーガーでユースのコーチをされている方が、こんな話をしてくれた。
「練習中、親御さんたちがこどもに対して『もっとここしろ、ああしろ』『なぜできないんだ!』といった発言がたくさんあって見過ごせない」
まず、親は親で「こどものために」と頑張っているから、頭ごなしに「こどもにアレコレ言うな!」と否定しちゃいけない。コーチもこどもも「うっせぇなぁ!」と思っているけれど、親だって「うっせぇなぁ!」な
「もう帰るよ!」では、帰らなかったのに。
先日、すごい発明をした。
妻が仕事で不在だったとき。幼稚園から帰ってきた息子(3歳)とふたりで1時間だけ海に遊びに行こうとなった。
海岸で砂山をつくったり、水路を海までつくったり。こどもとふたりで熱中した。ところが、楽しい時間は、あっというま。
ぼくは、次のZOOMミーティングがある。だから、なんとしてもその15分前には、海を出発したい。
さて、この子をどう「切り替え」させるか。みんなそう
話しながら、考えたこと。
・人間の悩みは大きく4つだと考えている。1.比較(他人との。嫉妬心) 2.ギャップ(理想との。自責)3.災難(事故や愛別離苦) 4.恐怖(プレッシャー。周りからどう思われているか)‥‥そして、この4つのすべての解決策となっているのは、「受け入れる」ということではないか。他人との違いを受け入れる。理想とのギャップを受け入れる。不慮の出来事を受け入れる。プレッシャーを受け入れる。受け入れる器を大きくし
もっとみるとある小さなお弁当屋さんの話。
コロナによる外出自粛がつづき、少し疲れが出ていた春の終わり頃。
「ちいさなピクニックでもしようか」と妻とこどもの3人で、家から自転車で15分くらいのところにある緑豊かな公園に行くことにした。
三密を避けて公園でお弁当を食べようと、スマホで近所のお店を探してみるものの、新型コロナウイルスの影響があり、どこのお店も閉まっていた。
やっと見つけたのが、全国展開している和食レストランのテイクアウト。
一行のコピーと20年ぶりの再会。
2019年9月27日。
実家に一枚のハガキが届いたと母から連絡があった。達筆すぎて約85%しか読めないその文章の書き主は「森監督」だった。
ぼくは幼稚園から小学6年生まで「練馬ラグビースクール」という地元のラグビースクールに通っていた。森監督とはその創始者である。懐かしくなってネットで調べてみると、今は「名誉監督」という肩書きになっていた。もう85歳だという。
記憶を辿ってみると、森監督とい
がんばれ、ひまりちゃん。ひとつのTシャツが生んだ出合い。
「OFF THE FIELD」というプロジェクトの第1弾として、山中亮平がラグビーワールドカップ2019で応援してくださった方々への感謝の気持ちを伝えるTシャツをつくりました。
非常に多くの方々から(53枚限定だったのですが2500名を超える応募者‥‥!)ご連絡をいただいたのですが、その中のひとつに、「ひまりちゃん」という2歳の女の子のおかあさんからのメールがありました。
その中身は、このよう
ラグビー日本代表に伝えたい「ありがとう」。
ラグビーワールドカップ2019日本大会がおわった。
ついに、ほんとうに。これだけ短期間で日本中を熱狂させることができたラグビーというスポーツに、すこしでも関わってきた人間として、これほど誇らしいことはなかった。
これまでラグビーのことを「え、痛そう‥‥」とか「ルールがイミフ!」と言っていた人たちでさえ、いまや「ラグビー、最高!」と言っているのだから、ぼくらみたいな、もともと「ラグビーとは人生そ