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親が子どもに勉強を教えるとき,絶対にやってはいけない3つのこと

親が子どもに勉強を教えるとき,
絶対にやってはいけないこと
があります。

これらをやってしまうくらいなら,
親が子どもに勉強を教えない方が良いです。

日頃の家庭教育で
ついやってしまっていないか,
ぜひチェックしてみてください。

①できないときに叱る


子どもが問題を解けないと,
「何でわからないか,わからない」
「また間違えたの!?」
「何回やったらわかるの!」
というように,つい感情的になってしまう
保護者の方がいます。

このような声掛けを繰り返すと,子どもは
「自分はできないんだ」
「また叱られる!」
勉強に対してマイナスな気持ち
抱くようになります。

また叱られるのではないかという恐怖心から,
目の前の問題に集中することができず,
思考停止状態
に陥ってしまいます。

長年,保護者の方から
勉強を教わってきた生徒さんで,
手でノートを隠しながら書いたり,

「間違えているかもしれない」と感じると,
一行書いては消して,
また同じ内容を書いては消す......
という行為を繰り返している子がいました。

このような状態では,
学習をスムーズに進めることができず,
吸収率が極端に落ちてしまいます

まずは勉強に対する恐怖心を
払拭しなければならないので,
成果が出るまでかなりの時間を要します

塾に通っても,1~2年は
成績が上がらない可能性が高いです。

②親のやり方を押し付ける


効果的な学習法は人によって異なります。

親にとって効果的な学習法と
子どもにとって効果的な学習法はちがいます

効果的な学習法についてはこちら↓

例えば,書いて覚える子もいれば
口に出して覚える子,見て覚える子もいます。

視覚的に見て覚える子に,
「書かないと覚えられないでしょ!」と言って
親のやり方を押し付けると成果が出ません

成果が出ないと,勉強が楽しくなくなり,
やる気が低下
してしまいます。

「そんなやり方は効果がない!」
と親が決めつけるのではなく,

「こんなやり方はどうかな?」
というように声掛けして,
色々な学習法を子どもに試してもらい,

その中から自分に合ったものを
選び取ってもらうことが大切
です。

③何から何まで全部教える


親が付きっきりで何から何まで全部教えると,
子どもは親に頼るようになり,
自分で考える力が付きません

私の教室に入会された中学2年生の生徒さんで,
それまでずっと親に勉強を教わってきた子がいました。

その生徒さんは,授業時間になっても
じっと座ったままで,
自分で机の上に教材を出すことすらしません。

「わからないところはなかった?」と質問しても,
わからないところがあるのかないのか,
自分でわからないようでした。

それまで保護者の方が,
「今日はこれをやるよ!」と教材を与えたり,

「ここがわからないんでしょ?」
「これはこうでしょ?」
と先回りして教えたりしてきたからです。

また,保護者の方が
教科書を予習してプリントを作成したり,
テスト前は予想問題を作ったりして,
付きっきりで教えていたそうです。

その生徒さんは中学2年生なのに,
何を勉強したら良いか,
自分がどこまでわかっていて
どこからわからないのか,
考えることが全くできませんでした。

保護者の方が何でも教えてくれるので,
「家でお母さんに聞けばいいや!」
と考え,学校の授業でも
居眠りしたりしていたようです。

勉強を通して試行錯誤して,
目標を達成する力や考える力を
養うことが大切
ですが,

親が付きっきりで勉強を教えると,
このような力が高まりません。

テストで良い成績が取れたとしても,
偏差値が高い学校に入れたとしても,
社会で活躍できない
指示待ち人間になってしまう
ので,
本末転倒です。

「どんな目標に向かって頑張る?」
「その目標を達成するためには,
どんな計画で学習を進めればいいかな?」
「どんな学習内容に取り組めばよいかな?」
質問して,子どもに考えてもらいましょう

子どもが答えられない場合は,
ぜひ親子で一緒に話し合いましょう。

効果的な目標や計画の立て方はこちら↓

親が何から何まで
答えを教えてあげるのではなく,

子ども自身で解答集を読んだり,
教科書や辞書を調べたり,
先生に質問しに行ったりすることも
考える力や自主性を養う上で大切です。

①~③のうち当てはまるものがあれば,
ぜひ改善しましょう!

家庭教育・学習のコンサルティングを行っております。
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