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日々の学習,量で決める?時間で決める?

日々の学習について,
量で決めるべきか,時間で決めるべきか,
どちらが良いかという
ご質問をいただくことがあります。

量で決めると,
学習が終わるのが早すぎたり,
逆に時間がかかりすぎたり......。

時間で決めると,学習終了時刻まで
ダラダラしたりボーっとしたり,
集中して勉強に取り組めない子もいます。

目標から逆算して「量」を決める


まず一番最初に行いたいのは,
目標を決めるということです。

例えば,1か月後にテストがあり,
70点取ることを目標にするとしましょう。

目標が決まれば,
やるべきことも自然と決まります

「この問題集のこの範囲を終わらせておきたいね」
などと子どもと話し合って,
ページ÷日数をして
一日あたりの学習量を割り出します

「春休み中に前の学年の総復習ドリルを終える」
「一か月で苦手な単元のドリルを終える」
というようにやるべきことを決めるのも
良いでしょう。

目標・やるべきことから逆算して
一日あたりの学習量を割り出すと,
「目標を達成するためには,
この量が必要なんだな」
「この目標に向かって学習するんだな」
というように子ども自身で納得して
勉強に取り組む
ことができます。

時間を考慮して調整する


学習量が決まったら,
子どもが集中できる時間を考慮して
調整
してください。

子どもによって集中できる時間は異なります
例えば,1時間しか集中できない子に,
2時間勉強させようとするのは難しいです。

子どもの許容範囲を超えて無理に勉強させると,
内容が身に付かないどころか,
勉強嫌いになりかねません。

目標から逆算して割り出した学習量が
毎日10ページで,
学習するのに2時間かかるという場合,
子どもが1時間しか集中できないのであれば,
1時間分の学習量に減らしましょう

学習量を減らすと,当初立てた目標を
達成できなくなってしまいますが,
「今回はまず算数をできるようにする」
「歴史の範囲だけパーフェクトにする」
というように教科や範囲を絞り,
目標を立て直しましょう

逆に学習が早く終わりすぎる,
まだ余力があるという場合は,
期限を早めたり
(1か月でやる予定だったところを2週間でやる等),教科を追加したりして調整しましょう。

学習することに慣れてきたら,
集中できる時間が伸び,
時間当たりに取り組める学習量も増えていきます

学習は継続することが何より大切です。
3日坊主にならないよう,
無理なく続けられる学習量・時間を
設定しましょう。

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