組織をダメにする「セクショナリズム」とは
日本的組織の問題点として、よく取り上げられる「セクショナリズム」。
縦割り組織や縄張り意識に頭を悩ませる管理部門の方も多いのではないでしょうか。
風通しの良い、生産性の高い組織を目指すためには、「セクショナリズム」の原因を知り、それを解決していく必要があります。では、そもそも「セクショナリズム」とは何なのか。その問題点と解決法について、詳しくみていきましょう。
組織をダメにする「セクショナリズム」とは
セクショナリズム(sectionalism)とはある組織を構成している各部署や部門(=セクション)に所属している者たちの間で、組織全体のことよりも自分たちのセクションだけの利益や優位性に重きを置いて行動し他と強調しないことで、組織全体の連携や健全性が損なわれ、生産性が落ちる現象やその傾向を指します。
【引用元】unipos『セクショナリズムとは?原因と対策法、社員間連携改善に必須の6項目」』https://www.okan-media.jp/organization-sectionalism
「自分の部署の責任ではない」
具体的には、「納期が遅れたのは営業部門が無理な納期で注文を取ってきたからで、製造部門の責任ではない」、「商品の開発力がないから、営業しても売れない。売上が悪いのは、開発部の責任だ」など、自分の部署を守るため、他部署に責任を押し付ける様子をイメージするとわかりやすいでしょう。
セクショナリズムの種類:「無関心型・非協力型」と「批判型・排他型」
セクショナリズムは大きくわけて、「無関心型・非協力型」と「批判型・排他型」に分けられます
1 無関心型・非協力型セクショナリズム
無関心型は、「自分たちさえ良ければ良い」というように、自分たちが所属する部署・部門の中で起きた出来事にのみに意識があり、同じ会社でも自分たち以外で起こっていることに興味がありません。そのため、他部署であることを認知しておらず、変化も気にしない特徴があります。
2 批判型・排他型セクショナリズム
批判型は、他の部署で何か問題があり、それが自分たちにも影響が出そうな場合、「迷惑をかけられている」というな感情をいだき、嫌悪感を出してしまうことを指します。
【引用元】おかんの給湯室『組織をダメにする「セクショナリズム」。その原因と解決策は?』https://www.okan-media.jp/organization-sectionalism
「セクショナリズム」が組織にもたらす弊害とは
実際に私が受けた実体験をお伝えします。