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【活用しよう】働きながら学ぶあなたへ。国から給付金がもらえます。【社労士が解説】

働きながら勉強していますか?
しているあなた、一緒にがんばりましょうね☺

ところで、国が費用をサポートしてくれる制度があるのを知っていますか?
節約しながら勉強して知識技能が身につく教育訓練給付金制度
私はこの制度を3回利用して30万円ほど給付を受けました
こちらはこの仕組みを知らない人にぜひ読んでもらいたい記事になります。

私は社労士として、厚生労働省の発信情報はマメに確認しています。
学校や会社では教えてくれない生きるために使える情報って実は結構あるんですよね。
情報大洪水の現代ですが、「自分で情報の大海原へ潜りお宝を発見しに行く」ことの重要性を感じます。

「カナヅチだしそんな情報荒波に揉まれるなんて無理!」
という人のために今回は専門家の立場から簡単にわかりやすく書こうと思います。

教育訓練給付金制度とは

■教育訓練給付金制度■
「働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。
また、初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する方で、受講開始時に45歳未満など一定の要件を満たす方が、訓練期間中、失業状態にある場合に訓練受講をさらに支援するため、「教育訓練支援給付金」が支給されます。」
(厚生労働省HPより引用)

教育訓練給付金

どんな勉強や講座受講ができるの?

士業系(社会保険労務士、会計士、税理士、中小企業診断士等)
ビジネス系(簿記、販売士、キャリアコンサルタント、FP等)
医療系(調剤事務、登録販売者、介護福祉士等)
語学系(英語、中国語、韓国語等)
情報系(プログラミング、WEBデザイナー、CAD、VBA等)
・・・様々な試験や資格講座があります。

教育訓練給付金をもらえる人って?

教育訓練給付金は雇用保険制度の中にある給付です。
雇用保険とは、かなーりざっくり言えば昼間学校に行っているアルバイトの学生以外で週20時間以上働いている方が加入している保険です。パート・アルバイトでも利用できます。
(加入していない場合、その会社がちゃんとしていない可能性もあります…)
給与天引きで毎月数百円ずつ引かれている保険です。世間一般では失業保険とも言われていますね。
給与明細を見て、この雇用保険料が引かれている方はチャンスです!

これまたすごーく簡単な説明になりますが、
雇用保険に3年以上加入している方、
はじめて受ける人は1年以上あれば受給対象となります。
つまり、去年4月に新卒入社した方だと、もう受給可能なんですよ♪

しかもこの給付金は今のところ、回数制限がありません。
3年のインターバルを経れば何度でも受給できるんです。
国、太っ腹。

詳しくはここでは割愛しますので、
「国から補助受けられるし、いっちょ勉強してみるか!」
という気持ちになったあなたは、厚生労働省のリーフレットをご確認くださいね。

なお、自分が受けられるかどうか分からない場合は、ハローワークに照会(自分の住んでいる所を管轄するハローワーク)することで、受給資格があるかどうか確認できます
平日のお休みが難しい場合は、郵送での確認もできます
ネットから書式をダウンロードすることもできるので、こちらを使ってボールペンで書いて(ここ大事!エンピツ不可)、本人・住居所が確認できる公的書類のコピーを添えて郵送することで、ハローワークに問い合わせしてみてください。

日本はあなたの学び直しを応援している

内閣府で閣議決定された骨太方針2021(「経済財政運営と改革の基本方針2021 日本の未来を拓く4つの原動力~グリーン、デジタル、活力ある地方創り、少子化対策~」の「4つの原動力を支える基盤づくり」の中に、
多様な働き方の実現に向けた働き方改革の実践、リカレント教育の充実
が盛り込まれています。

「誰もがいつでも学び直しを行えるようリカレント教育の抜本的な拡充を図り、キャリアアップをしながら、転職や起業などを通じて、年功序列や生え抜き主義といった慣行にとらわれず様々な場での活躍を選択できるようにし、国際的に通用する人材を育成していくことが重要である。 」
(内閣府HPより引用)

日本の政策として大人の学び直しや能力向上を推進しているのです。
このご時勢で予算削られるかと思いきや、むしろ増えている印象。

国があなたのスキルアップを後押ししてくれるなんて!!
しかも自分が毎月支払っている保険料から給付が受けられるのですから使わない手はないですよね。

利用してみようかな?と思った方は
こちらの教育訓練講座検索システムから自分の仕事に関する講座や、興味のある資格を検索してみることからスタートしてはいかがでしょうか。

キャリアについて悩んでいるなら、現役採用担当者であるキャリアコンサルタントの私にお手伝いできることがあるかもしれません。
お気軽にご相談くださいね☺

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