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修士研究

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2018年4月~2021年3月の修士在籍期間中の研究時に書いたエッセイです。主に、プロジェクトの方向性やコンセプトの検討段階で、壁打ち的に執筆していたものになります。記載されてい… もっと読む
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#デザイン

ナラティブの分断がミス・コミュニケーションを引き起こす可能性

ナラティブの分断がミス・コミュニケーションを引き起こす可能性

ここでは、大学の発行する案内が見づらいよな…という、ぼんやりした課題についての考察をまとめ、それに対する仮設を立てた:学生は待っている姿勢だけじゃなくて、情報伝達のより良いかたちを職員と一緒につくれるのではないか?

▶大学のインフォメーションって、見るたびにテンションが下がるよね
ここ数日気になっただけでも3点ある。

自分はある程度予備知識があるから良いものの、新入生の方々にとっては、かなりま

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【修士研究】藝大でco-creationを実践する

【修士研究】藝大でco-creationを実践する

‘‘How might the designers design the co-creation of the students'/employees' learning style, working style, and lifestyle in TOKYO GEIDAI while getting involved them real-time?こんにちは。はじめまして。
東京芸術大学大学院デ

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【自己紹介】 平山義活のプロフィール

【自己紹介】 平山義活のプロフィール

名前:
平山 義活(ひらやま よしかつ)

キーワード:
・デザイン(グラフィック、モーション、インタラクション、プロダクト、コミュニケーション、ソーシャル、コミュニティ)
・co-creation に興味があり、実践を模索中

※挨拶はこちらの記事にて!

概要:
・東京藝術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻 修士2年生。2019年1月から、デンマークのDesign School Koldin

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【エッセイ】 藝大デザイン科とわたし(前編)

【エッセイ】 藝大デザイン科とわたし(前編)

~デザイン科の授業の構成と特徴~

修士研究のバックグラウンドである東京藝術大学デザイン科での学びや生活を、学生である僕の目線から考察し、紹介します。
どうして僕が藝大でco-creationを実践しようと思ったか……その背景になります。
後編はこちら。

普段の授業や作品の講評会で先生からどんな指導を受けることができるか / 高学年になってどんなものが見えるようになったか etc...
これか

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【エッセイ】 藝大デザイン科とわたし(後編)

【エッセイ】 藝大デザイン科とわたし(後編)

~役に立たないものをつくるスタンス~

修士研究のバックグラウンドである東京藝術大学デザイン科での学びや生活を、学生である僕の目線から考察し、紹介します。
この記事は前回からの続きです。前回の終わりに発表した予告から内容を変更して、今回は 3.「役に立たないものを作る」スタンス のみを紹介します。

予定していた「デザイン科は何処へ向かうのか」は内容が多くなってしまったため、独立させて次回公開する

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【エッセイ】藝大は、学びをデザインしているのか?(前編)

【エッセイ】藝大は、学びをデザインしているのか?(前編)

~修士研究を決めた背景①~

前回、前々回の「デザイン科とわたし」の投稿記事からの派生です。
修士研究のテーマを決めた背景になります。
ここでは、藝大でco-creationを実践しようと思った理由に繋がる、いま僕が藝大デザイン科に抱いている危機感について、より深く触れてみたいと思います。
この内容は修士研究のテーマに直接関わってくるためタイトルを分けて独立させましたが、内容の位置づけとしては、「

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【エッセイ】藝大は、学びをデザインしているのか?(中編)

【エッセイ】藝大は、学びをデザインしているのか?(中編)

~修士研究を決めた背景②~

「デザイン科とわたし」の投稿記事からの派生です。
修士研究のテーマを決めた背景になります。
ここでは、藝大でco-creationを実践しようと思った理由に繋がる、いま僕が藝大デザイン科に抱いている危機感について、より深く触れてみたいと思います。
この内容は修士研究のテーマに直接関わってくるためタイトルを分けて独立させましたが、内容の位置づけとしては、「藝大デザイン科

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【エッセイ】藝大は、学びをデザインしているのか?(後編)

【エッセイ】藝大は、学びをデザインしているのか?(後編)

~修士研究を決めた背景②~

「デザイン科とわたし」の投稿記事からの派生です。
修士研究のテーマを決めた背景になります。
ここでは、藝大でco-creationを実践しようと思った理由に繋がる、いま僕が藝大デザイン科に抱いている危機感について、より深く触れてみたいと思います。
この内容は修士研究のテーマに直接関わってくるためタイトルを分けて独立させましたが、内容の位置づけとしては、「藝大デザイン科

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【考察】「経験をデザインする」ことについて

【考察】「経験をデザインする」ことについて

番外編をはさみます。
昨日の朝(デンマーク時間)Twitterのタイムラインで見かけた、須永研を卒業した先輩である清水淳子さんのツイートで紹介されていた記事に刺激を受けて、「経験をデザインする」ことに関する考察をまとめました。

記事への直のリンクはこちら。2018年3月の記事です。

このレポートでは、ゲーム「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」(PC / PS4。原題:What Remains

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【内省・テーマの再構築】そこに関わる全ての“誰か”が想いと対話でつながり、ともに未来を編み成していく社会をつくる。

【内省・テーマの再構築】そこに関わる全ての“誰か”が想いと対話でつながり、ともに未来を編み成していく社会をつくる。

このプロジェクトを一言で言うとなんだろう?自分が達成したいミッションはなんだろう?を考えた
 → 藝大に、そこに関わる全ての“誰か”が想いと対話でつながり、ともに未来を編み成していく社会をつくる。
 → そのミッションを達成するために、具体的にどんなステップが必要だろう?

考えるにあたって、今回は「miro」という、オンラインで共同編集もできるホワイトボードライクのサービスを使ってみて、思考の整

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