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種麹屋の日常思考記

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発酵に関係ない日常思考はこちらに入れていきます。
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2020年8月の記事一覧

「日本酒文化大使」騒動あれこれ

「日本酒文化大使」騒動あれこれ

TOKYO SAKE FESTIVAL 2020 実行委員会が主催する「TOKYO SAKE FESTIVAL 2020(東京酒フェスティバル2020)」において、「日本酒文化大使」にセクシー女優が任命されたことで、この1週間ほどネットの日本酒クラスタで話題になりました。

主としては、倉田直子さんの記事がまとまっていると思います。

また、Twitterでの反応はこちらにまとまっています。

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私が学業でやってきたこと『学部編』

私が学業でやってきたこと『学部編』

日本維新の会参議院議員の音喜多駿議員が、こんな記事を書いていました。

彼とは互いに学生の時代から親交があるのですが、この記事の内容では、『学業』ではなく『単なる単位取り』だと、さすがに思ったので、私自身の学部時代を思い出して、記事を書いてみたいと思います。大学での学びについて、何かの参考になればと思います。

大学に入る前そもそも、大学に入る前までは高校2年生までは理系でした。漠然と発酵に関係す

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祖父の経営方針が、現代でも十分通用するものだった話

今、改めて会社の歴史を整理し直していますが、先々代、祖父が残した経営方針の資料があります。私も、折に触れ見直していますが、改めて、現代にも通用する方針だと思うので紹介します。

祖父は私が高校生の時に旅立ちました。会社に入って祖父の残す文書資料を見る機会があると、言葉の使い方や語彙・言い回しが大正生まれの祖父らしさに溢れてて、小さい頃の思い出が心に浮かびます。

さて、祖父が現役であった時代、もう

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二十年前と変わらぬ格差社会

二十年前と変わらぬ格差社会

6月の記事ですが、今、この記事が非常にバズっています。内容は是非、元記事を読んで欲しいですし、おいそれと要約は出来ないのですが、ハイライトの文章だけ引用します。

【社会を創る、わたしの友達へ】
「身の丈に合わせてもらえれば」この言葉が生まれる背景には、「社会を創る層」「そうでない層」の分断があるのではないでしょうか。私が校外で出会う友達のほとんどが、私立小学校出身です。しかし、全体の統計で見ると

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『即戦力新卒』と『大学の役割』

『即戦力新卒』と『大学の役割』

さて、日本電産の永守会長が炎上しています。

内容は記事を読んでいただければと思いますが、要するに『大学は企業での即戦力になることを目指す場所なのか?』ということです。

ここには色んな論点があります。一つ一つ見ていきたいと思います。

戦後一貫して大学卒が増えてきた問題戦後一貫して、大学卒が増え、今では人口の半分が大学卒の時代となりました。当然、それに応じて『大学卒でなければならない仕事』が増え

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私が発酵のことをnoteに余り書かなくなったわけ

私が発酵のことをnoteに余り書かなくなったわけ

8月5日(水)は発酵の日ですね。というわけで、発酵についてなんか書くべき日なのですが、実のところ、『発酵』について書くモチベーションがあんまり上がっていないです。

というのは、『別に自分でなくてもいい』に尽きてしまうのです。実際、半とnoteをやっていて、発酵系で一番アクセスがあるベスト3は

の3つです。

でも、これ『別に私じゃ無くても説明出来ること』であり、もっと言えば、何も『私の記事がイ

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『石工の仕事は石を積むことではなく、教会を造ること』の危険性-WhyとWhat

『石工の仕事は石を積むことではなく、教会を造ること』の危険性-WhyとWhat

有名な寓話で、『石工の仕事は石を積むことではなく、教会を造ること、さらには人々の心の寄りどころを造ること』の話があります。

ある建築現場で、何をしているのかを聞かれた三人の石工のうち、
「一人目の男は『これで食べている』と答えた。
二人目は手を休めずに『腕のいい石工の仕事をしている』と答えた。
三人目は目を輝かせて『国で一番の教会を建てている』と答えた
すると、最後に奥にいた四人目の男が答えた。

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