マガジンのカバー画像

早期離職対策コラム

35
運営しているクリエイター

#オンボーディング

主体性のある人を採用育成するために重要なたった一つのこと

主体性のある人を採用育成するために重要なたった一つのこと

2022年卒の新卒採用に関するご相談を多くいただくようになってきました。
どんな人がほしいか?という問いに対するこたえはどんな企業でもほぼ似ていて、

 ・コミュニケーション能力のある人
 ・主体性のある人
 ・成長意欲のある人

などの意見が挙がってきます。
今回はその中で「主体性」について、主体性のある人を採用・育成するために重要なことについてお伝えします。

主体性のある人は主体性のある人の

もっとみる

心理的安全性の高い組織と、ただのぬるま湯組織の違いは何か?

ここ数年よく聞くようになった言葉に「心理的安全性」があります。

「うちの会社は心理的安全性が高いor低い」
「心理的安全性の高い組織にしたい」
「離職の原因は心理的安全性の低さだ」

などなど、多くの場面で聞く言葉ですが、ちょっと言葉の意味が勘違いされていないか?と思うこともあります。

心理的安全性が高い=居心地が良い?心理的安全性が有名なったのはグーグルのプロジェクトアリストテレスという活動

もっとみる
早期離職対策の3つのステップ

早期離職対策の3つのステップ

早期離職対策の3つのステップはおおまかには、

ステップ1 自社の早期離職の現状を知る
ステップ2 早期離職の対策を考え実行する
ステップ3 改善を続けながら、社内で協力者を増やしていく

に分けられます。

ステップ1 自社の早期離職の現状を知るステップ1で行う現状把握とは、自社で早期離職が起きる理由はもちろんですが、早期離職者の採用面接時の評価や入社後の活躍度といった定量的なデータのほか、社員

もっとみる

退職者ヒアリングの3つのポイント

私は早期離職=悪とは思っていませんが、退職者希望者が出た際、企業側が丁寧なヒアリングをして今後に活用することは重要です。

ですが、多くの企業がしっかりと退職希望者ヒアリングをできていないと思います。今回は私が考える退職者ヒアリングの3つのポイントを整理してみました。

1.直属の上司からのヒアリングは避ける退職の申し出があった場合、直属の上司が面談をするケースは多いと思います。
報告する側からす

もっとみる
OJTを成功させるカギはOJT担当以外からのサポート

OJTを成功させるカギはOJT担当以外からのサポート

私が代表を務める株式会社カイラボでは、ここ数年、OJT担当者向けの研修案件が増えています。
OJTについてご相談いただく際によく聞くのが、

「現場でのOJTがうまく機能していない」
「OJTのやり方は担当者のスキルややり方にゆだねてしまっている」

という言葉。

OJTを成功させるためには、現場に丸投げするのではなくOJT担当者へのサポートを行うとともに、OJT担当者以外の先輩社員の関わり方が

もっとみる
誘導尋問型上司が部下をつぶす

誘導尋問型上司が部下をつぶす

多くの管理職の方々が口にする部下育成の不安として、

・年齢が離れているのでどんな話をすればいいかわからない
・コミュニケーションのとり方がわからない
・叱ってはいけないと言われるが、それでは指導ができない

といった内容が挙げられます。
叱れない、本人の意思を重視しなければいけないという風潮の中、
増えてきてしまっているのが誘導尋問型のフィードバックを行う管理職です。
この誘導尋問型は部下にとっ

もっとみる
貢献実感とは何か?

貢献実感とは何か?

早期離職の三大要因として「存在承認」「貢献実感」「成長予感」があることはこれまでのブログやメルマガなどでお伝えしてきました。
また、その中でも最近特に重要度を増している「成長予感」についても、何度かメルマガやブログでご紹介しています。
成長予感についての記事はこちらから

さて、今回は早期離職の三大要因の中の一つ、今回は貢献実感について改めてお伝えします。

貢献の意味と対象は人によって違う貢献実

もっとみる
若手社員定着のカギを握るのは30代以降の社員

若手社員定着のカギを握るのは30代以降の社員

早期離職の三大要因として
・存在承認
・貢献実感
・成長予感
の3つがあるということはこれまでもブログ、メルマガなどで以前からお伝えしてきました。特にこの中でも「成長予感」の不足で辞める人が増えているような気がします。

成長予感は上司や先輩社員で決まる成長予感とは、この会社でこの仕事をつづけることで将来なりたい自分になれるかという予感です。成長予感が低くなる大きな原因の一つが、管理職や、新入社員

もっとみる
副業解禁は離職防止につながるのか?

副業解禁は離職防止につながるのか?

コロナ禍でリモートワークとともに注目を浴びる働き方が副業(複業)です。先日、ある方から「副業を会社として認めることは離職防止につながると思いますか?」と質問を受けました。

確かに、企業によっては人材確保のために副業をOKにしている企業もあります。

副業に対する働く人たちの意識は?私がこれまで早期離職者へのインタビューを300人以上行ってきたなかで、
「副業が認められないから辞めた」という方は一

もっとみる
芋づる式退職の恐怖

芋づる式退職の恐怖

芋づる式退職という言葉をご存じでしょうか?
一人が辞めると、連鎖的に他の人も辞めていってしまうような状態です。

早期離職に関する講演などをさせていただくと「芋づる式の退職が増えて大変」という声を聞くこともあります。今まで退職者が少なかった企業であっても、突然、芋づる式退職がはじまってしまうこともあるのです。

芋づる式退職のきっかけは「優秀な社員の退職」のケースも早期離職者へのインタビューをして

もっとみる
成長予感のマネジメント

成長予感のマネジメント

私はこれまで早期離職者(新卒入社後3年以内で退職した方)へのインタビューを300名以上に行ってきました。その結果から、早期離職の三大要因を「存在承認」「貢献実感」「成長予感」と言っています。

その中でも企業と個人の間で認識差が大きい要因が「成長予感」です。

成長予感って何?成長予感は簡単に言えば「この会社にいればなりたい自分になれる予感があるか」です。ですから、居心地が良くて大きな不満はないけ

もっとみる
リーダーに必要なご機嫌力

リーダーに必要なご機嫌力

これからのリーダーに必要な力についてある勉強会で考えていたとき、参加者の一人がリーダーに必要な要素として「不機嫌にならないこと」を挙げていました。私を含め、参加者全員が「確かに!」と納得。

ご機嫌力、大切ですよね。

ご機嫌力は心理的安全性を高める?Googleが発表した生産性を高めるための要素として「心理的安全性」が注目されています。
自分の考えや感情を気兼ねなく発言できる状態を心理的安全性と

もっとみる