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ナスの収穫と誘引準備(3本仕立て):今日の農作業日誌

今日はお世話になっている恵さんご夫妻の元で、ナスの収穫と誘引を行いました。
平日は農大で新規就農研修を受けていますが、土日は師事している農家さん達の元で実践的なレクチャーを受けています。今日はその一日の様子をお伝えします。

AM7:00 ナスの収穫開始

朝7時、恵さんご夫妻の元に到着。新鮮な空気の中でナスの収穫を開始しました。恵さんは僕のお師匠さんの一人で、最近は日曜日にお世話になっています。収穫作業は無心になれて心地よく、ナスの成長を実感できる瞬間でもあります。

こちらではPC筑陽という品種を育てています

普段は農大で新規就農研修を受けていますが、週末には実際の農家さんの元で学ぶことで、よりその土地に適した栽培方法を身につけることを目指しています。このような二重の学びが、僕にとって非常に有益です。

AM10:00 誘引!ナスの3本仕立てとは??

今日の作業はナスの収穫だけでなく、4月に定植したナスの誘引も行います。車で10分くらいのところにある別の連棟へ移動します。

今からここで誘引作業を行なっていきます。

ナスの3本仕立てとは?
ナスの3本仕立てとは、ナスの枝を3本に分けて成長させる方法です。品質が良く、大きなナスを沢山収穫する目的で行います。また風通しが良くなり、病害虫の発生を抑えることができるというメリットもあります。(3本以外にも4本や2本で仕立てもあります。)

具体的な手順🍆:

1.主茎と側枝を選ぶ
最初に、ナスの主枝と強く育っている側枝2本を選びます。これら3本を仕立てる枝とします。側枝の選び方は農家さんの判断によりますが、基本的には一番花(最初に咲いた花)の1つ下と2つ下の側枝を選ぶことが多いようです。農大ではこのように習いました↓↓

これは農大で習ったものです(写真がなかったので急遽スケッチしました)
実際のところ、どの脇芽を側枝として伸ばすかは農家さんが苗の状況を見て判断しています。

2.不要な枝や葉を取り除く
残す枝より下の芽は早めに取り除きます。これにより、選んだ3本の枝に栄養が集中し強く育ちます。

3.誘引する(施設栽培の場合)
色んなやり方があるので、あくまで一例だと思ってください。
事前に主枝に対して支柱を立て、紐やテープで優しく固定しておきます。
次に誘引に使うヒモを準備、長さを切り揃えて束ねておきます。

誘引紐

この紐を3本に束ねて、下の写真のように結びます。わっかが大きいのは、これくらい枝が太く木のようになるためです。今日はこの作業までで終わりました。ここから各枝に優しく巻きつけて、上空にある鉄線に結んでいきます。

今日の作業はここまででしたので、またまたスケッチします
青いのが誘引ひも、、絵が下手だなあ

4.成長に合わせて紐を調整
ナスが成長するに従い紐の位置を調整し、しっかりと支えられるようにします。


3本仕立ては基本的な方法ですが、露地栽培だとまたやり方が異なったりするので、ナスを育てたい方は色々な誘引方法を調べて自分でできそうな方法を選ぶと良いかもしれません。

それでは温泉に入って帰ります。

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